2025/01/06

2025年 社長 新年のメッセージ(社員向け要旨)

株式会社 フジクラ 

2025年 社長 新年のメッセージ(社員向け要旨)

あけましておめでとうございます。

2024年を振り返りますと、ロシアによるウクライナ侵攻の継続やイスラエル・パレスチナ紛争、アサド政権の崩壊など、国際情勢が緊迫した状況が続いた一方で、米国をはじめ、多くの国や地域で大統領選挙や総選挙が行われた「選挙イヤー」でもありました。このような情勢の中、為替、物価、金利などの変動も大きく、先行きの不透明感が一層強まる一年となりました。しかし、国内経済に目を向けると、数十年ぶりの高水準となった設備投資や賃上げなど前向きな動きも見られ、日経平均株価は初めて4万円台を記録しました。

<当社の業績について>

上期は生成AIの普及・拡大によるデータセンタ投資が活況で、情報通信事業部門の利益が大きく伸長しました。また、自動車事業部門、エレクトロニクス事業部門、エネルギー事業部門も期初計画を上回り、売上高、営業利益、経常利益は過去最高の数値を達成しました。下期については、厳しい環境が予想されるマーケットもありますが、データセンタ向けの力強い需要が継続すると見込んでおり、期初の計画を上方修正しました。この結果、2024年度の業績見込みは売上高8,800億円、営業利益1,040億円、経常利益1,030億円、当期純利益620億円となり、これらの数値はいずれも過去最高を更新する見込みです。

<安全について>

安全衛生は全ての活動の基本であり、重要な企業基盤であることを心に留め、プロアクティブな改善活動を継続することで、より安全な職場環境を整えるよう努めてください。また、安全衛生活動を活性化し、持続的な取り組みとするためには、「風通しのよい組織文化」が大変重要です。年齢や立場・役職に関係なく、お互いを尊重し、忖度のない双方向コミュニケーションを活性化させましょう。

<2025年を迎えるにあたり>

今年は25中期計画の最終年度となります。2年目となる2024年度は売上、営業利益、そして自己資本比率、ROE、ROICといった主要指標が中期計画を1年前倒しで達成する見通しです。最終年度である2025年度は中期計画を大幅に上回る成果を目指すとともに、次世代により良い事業を残すために、25中期計画の先も見据えた将来への種まきも進めていきます。

また、2025年はフジクラにとって140周年を迎える節目の年となります。1885年に絹・綿巻線製造を開始して以来、各時代の社会課題に応え、新たな製品・技術を生み出すことで今日に至るまで事業を拡大してきました。これは先人達と現従業員の皆さんのたゆまぬ努力の賜物であり、心より感謝を申し上げます。これからの時代も、新しいことに挑戦する「進取の精神」と、高度な技術を探求する「技術のフジクラ」をDNAに、顧客の価値創造と社会に貢献することで、フジクラを未来ある高収益企業にすべく挑戦していく所存です。皆さん、共に頑張りましょう。

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