2025/09/18

「DX推進本部」新設に関するお知らせ

株式会社 プレステージ・インターナショナル 

2025 年9月 18 日

株式会社プレステージ・インターナショナル

「DX 推進本部」新設に関するお知らせ

当社は、本日開催の取締役会において、当社グループ全体のデジタルトランスフォーメーション(DX)を強力に推進するため、2025年10月1日付で「DX推進本部」を新設することを決議いたしましたのでお知らせいたします。



1.DX 推進本部設置の背景と目的

近年、テクノロジーの進化は目覚ましく、企業活動のあらゆる側面においてデジタル化が不可欠となっているものの、BPO 事業は、標準化された業務を安定的に運用することが基本であり、「変化」を前提とするDX とは相性が良くないという構造的なジレンマが存在します。

加えて、DX が単なる IT 化や効率化と混同される傾向も根強くあり、その結果、非効率な IT 投資と全従業員がDX を自分事として捉える企業文化が十分に醸成されていませんでした。

当社グループは、DX を単なる効率化の手段としてではなく、「新たな価値を創造し、人と組織を成長させるエンジン」へと位置づけ、「第2 の創業」として推進し、デジタル技術の導入そのものが目的ではなく、企業価値を高め、新たな価値を創出することを目指す必要があると認識しております。

これらは、縦横無尽のAI 導入により、単なる業務効率化やコスト削減といった「守りの DX」だけでなく、顧客体験の向上や新規デジタルビジネスの創出といった「攻めのDX」にも注力し、収益向上に繋げることを目的としております。

2.DX 推進本部の主な取り組み

当社グループは、これまでの『人でしかできない高品質サービスを実現するためのIT・DX』という目的を深化・進化させ、グループ全体の課題を根本から解決し、「AI が導く、迅速な意思決定と全社コスト最適化」を実現するために、以下の4つの柱を軸に全社的な変革を推進してまいります。

(1)基幹システムのモダナイゼーション化
サイロ化し、部分最適しか行ってこなかったシステムを全社共通基盤化(共通プラットフォーム)の資産として活用するためデータ活用基盤の整備とデータガバナンス

(2)データの有効活用
労働生産性向上のための汎用的なAI だけでは当社グループの独自性が出せないため、当社グループの資産である膨大な顧客接点および業務データを「宝の山」と捉え、これを活用して新たな収益源を生み出すことも主眼に置き、データから顧客ニーズの把握や新商品・サービス開発、既存サービス改善、新規ビジネスモデル創出に繋げる。また、データに基づいた的確な意思決定のために、データガバナンスの確立とAI や分析ツールの戦略的活用

(3)生成
AI の本格導入による顧客・従業員体験の革新 「顧客接点」においては、通話内容のリアルタイム要約や最適なFAQ 自動生成、顧客の感情分析によるアラートなどオペレーター支援を高度化し、対応時間の短縮と品質の均一化を図る。「社内業務」においては、国内外のIT・DX 人材の生産性向上のため、コーディング支援や仕様書作成、報告書作成、議事録作成、社内問い合わせ対応などのバックオフィス業務に生成AIを徹底活用し、全社的な効率化を推進

(4)持続的なデジタル人材育成とキャリアパスの整備
IT 人材の DX 化への有効活用が課題であることから、人事と DX 推進部門が共同で「デジタル人材開発」を制度化し、デジタル人材の育成プログラムを体系的に提供。専門人材(データサイエンティスト、AI エンジニア、ビジネスデザイナー、アーキテクトなど)の育成に加え、全従業員のデータリテラシー向上や市民開発者育成を通じて、ボトムアップの改善提案を活発化

3.組織体制(2025 年 10 月 1 日付)

DX 推進本部長は代表取締役社長執行役員が就任し、全社一丸となり、スピード感をもって実現・実装を推進してまいります。

以上

この企業のニュース

業界チャネル Pick Upニュース

注目キーワード