2025/11/04

2025年“超”モノづくり部品大賞「機械・ロボット部品賞」を受賞

NTN 株式会社 

2025年“超”モノづくり部品大賞「機械・ロボット部品賞」を受賞 2025年11月4日
  • 特殊熱処理技術「HA-C」を適用した長寿命軸受

NTN株式会社(以下、NTN)が開発した特殊熱処理技術「HA-C*1*2」を適用した長寿命軸受が、モノづくり日本会議と日刊工業新聞社が主催する「2025年“超”モノづくり部品大賞」において「機械・ロボット部品賞」を受賞しました。

  1. HA-C: High Antiwear and Capacity(高い耐摩耗性と負荷容量)
  2. 2024年5月20日プレスリリース:
    自動車向け駆動装置の小型・軽量化に貢献する特殊熱処理技術「HA-C」を開発
    https://www.ntn.co.jp/japan/news/new_products/news202400032.html

受賞名

2025年“超”モノづくり部品大賞 機械・ロボット部品賞

受賞商品

特殊熱処理技術「HA-C」を適用した長寿命軸受(HA-C軸受)

商品概要

「HA-C」は、材料に硬く微細な析出物を多数分散させる手法などにより、極めて高い表面硬さを与えることで軸受の長寿命化や耐摩耗性・耐異物性の向上を実現するNTN独自の特殊熱処理技術です。

本技術を適用した「HA-C軸受」は、従来品と同等の寿命を確保しながら軸受の小型・軽量化が可能です。電気自動車(EV)やハイブリッド車(HEV)の駆動源であるe-Axleや、HEVおよび内燃機関車向けのトランスミッション、コンプレッサーなど幅広い自動車向けアプリケーションの小型・軽量化および省エネルギー化に貢献します。

「HA-C軸受」は、長寿命化に加えて耐摩耗性と耐異物性も高水準で実現しています。燃費・電費向上に向けて自動車の駆動装置に使用される潤滑油の低粘度化が進む中で課題となる軸受の寿命低下や摩耗、さらには軸受内部への異物侵入など、過酷さを増す使用環境にも対応します。

「HA-C軸受(左)」と従来品(右)の寸法比較

6306サイズを「HA-C軸受」に置き換えた場合、
約160gの軽量化が可能

受賞理由

持続可能な社会の構築に向けたカーボンニュートラル実現のために、自動車業界ではEV・電動化が進められています。その中で課題とされる航続距離の延長のためには、自動車の各種アプリケーションの小型・軽量化が重要となります。

一般的に軸受の寿命は軸受のサイズに依存しており、軸受が小型化すると寿命は短くなります。しかし「HA-C軸受」は独自開発の特殊熱処理技術を適用することにより、軸受寿命を維持しながら小型・軽量化を実現することができます。世界的な自動車の燃費・電費向上やカーボンニュートラル実現に寄与する革新的な技術であると評価いただき、このたびの受賞となりました。

お問い合わせ先

NTN株式会社
グループ経営本部 コーポレート・コミュニケーション部

TEL:06-6449-3579 FAX:06-6443-3226

お問い合わせフォーム

この企業のニュース

業界チャネル Pick Upニュース

注目キーワード