2025/11/06

移動型独立電源「N3 エヌキューブ」の技術が環境技術交流に向けた国際的な枠組み「WIPO GREEN」に登録

NTN 株式会社 

移動型独立電源「N3 エヌキューブ」の技術が環境技術交流に向けた国際的な枠組み「WIPO GREEN」に登録 2025年11月6日

NTN株式会社(以下、NTN)が開発した移動型独立電源「N3 エヌキューブ」の技術が、国連の専門機関である世界知的所有権機関(World Intellectual Property Organization、以下WIPO)が運営する環境技術の活用を促進するためのプラットフォーム「WIPO GREEN」に登録されました。

WIPOは知的所有権の保護の促進と、知的所有権の管理を目的に1970年に設立された国際機関で、1974年からは国連の専門機関となり、知的財産に関する諸条約の管理や国際出願・登録制度の運用、知的財産に関するルールメイキング、知的財産分野での途上国支援を行っています。

WIPO GREENは環境技術の開発と普及を後押しすることを目的に2013年に立ち上げられたオンラインプラットフォームです。環境技術に関する製品、サービス、知的財産などが登録され、ニーズと技術のマッチングの場として利用されています。

WIPO GREENには、NTNの風力発電装置用のベアリング(軸受)や新領域として取り組んでいる太陽光や風力などの再生可能エネルギーから発電する自然エネルギー商品など約130件の技術情報が登録されており、このたび移動型独立電源「N3 エヌキューブ」の技術情報が新たに登録されました。また、WIPOは環境問題の解決に貢献する技術を紹介する「WIPO Green Technology Book」も発行しており、アジア太平洋地域のエネルギー技術とソリューションの事例をまとめた「Green Technology Book Expo Edition*1」にも「N3 エヌキューブ」の技術が紹介されています。

  1. WIPO Webサイト:
    https://www.wipo.int/web-publications/green-technology-book-expo-edition/en/index.html

WIPO GREENに新たに登録された技術情報

耐久性のあるオフグリッド再生可能エネルギーシステム
(Durable off-grid renewable power system)
垂直軸風車、太陽光パネル、蓄電池を1つのコンテナに備えた移動型独立電源。コンテナ内部をカスタマイズすることで平常時は循環式水洗トイレや空調付き休憩所、倉庫、バス停などとして活用。災害発生時はトラックや貨物船、ヘリコプターなどで輸送し、電力を必要とする地域で迅速に発電が可能です。

気候変動や災害発生に伴う停電対策が社会的な課題となる中、NTNは「N3 エヌキューブ」を熱中症対策のためのクーリングシェルター(指定暑熱避難施設)や、「道の駅」などの防災拠点用の施設として活用いただく提案を進めています*2。引き続き「N3 エヌキューブ」の高機能化と用途拡大を通じて、再生可能エネルギーの活用を支援するとともに、世界中の人々の安心・安全な暮らしの実現に貢献してまいります。

  1. 2025年7月18日プレスリリース:
    再エネ100%で「涼」を提供! 移動型独立電源「N3 エヌキューブ」が熱中症対策として活躍
    https://www.ntn.co.jp/japan/news/press/news202500049.html

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