日本工営 ペルー共和国アレキパ州におけるダム改修事業を受注
ID&Eホールディングス 株式会社2025 年 11 月 14 日
日本工営 ペルー共和国アレキパ州におけるダム改修事業を受注
-政府間(G2G)契約として2案件目、既存ダムの改修事業を推進-
ID&E ホールディングス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:新屋浩明)傘下の日本工営株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:福岡知久、以下「日本工営」)および中南米工営株式会社(地域ハブ:パナマ国、代表取締役社長:下坂雅信、以下「中南米工営」)の共同企業体(以下、JV)は、政府間(Government to Government:G2G)契約スキームを用いた、「ペルー共和国マヘス・シグアスⅠ改修事業」に関し、2025 年 9 月に契約内容合意に至り、2025 年 10 月 10 日にアレキパ州アレキパ市にて署名式が行われました。
なお、日本国とペルー共和国の政府間(G2G)契約としては、日本工営が実施している「ペルー共和国アマソナス州第4幹線道路軸建設技術支援業務」に続き、本件が第 2 号となります。
ペルー共和国南部のアレキパ州に位置するマヘス・シグアス地域は、農業および水力発電分野において高い潜在力を有していますが、同地域の基幹インフラは 1970 年代から 1980 年代にかけて整備されたものであり、40 年以上の長期運用により老朽化が深刻な課題となっています。特に、水資源に関する主要インフラは、経年劣化や自然災害の影響により、構造的・機能的な問題が顕在化しており、農業用水の安定供給が重要な課題となっています。
本事業では、水資源に関する主要インフラであるコンドロマダムおよび同ダムの取水口や導水路を対象とした既存施設の評価・設計・施工等を含む改修を行います。本 JV は、それぞれのフェーズにおいて入札支援を含めたプロジェクトマネジメントを行い、日本独自の知見や最新技術を導入することが求められています。本事業を通じて、既存施設の近代化および最適化、またマヘス・シグアス地域の将来的な農地拡大や農産物の輸出を促進することで地域経済の活性化を目指します。
政府間(G2G)契約とは、ペルー共和国の公的機関が他国の公的機関と覚書を締結し、他国の公的機関が自国企業を中心に構成されるプロジェクトマネジメントオフィス (以下、PMO) を形成し、これに、施工業者等の調達、契約マネジメントおよび技術コンサルティングを委託する※1スキームです。同スキームを用いることで、外国政府や企業によるプロジェクト管理によって大規模かつ複雑なインフラ整備事業が迅速かつ透明性をもって遂行されるとともに、ペルー共和国の公的機関への技術的ノウハウ移転も期待されています。
※1 PMO の実際の契約相手はペルー共和国側の事業実施機関となります。
■本事業の概要
案件名称:
ペルー共和国マヘス・シグアスⅠ改修事業
実施機関:
農業開発・灌漑省(MIDAGRI)
事業スキーム:
政府間(Government to Government:G2G)契約スキーム
インフラ諸元:
コンドロマダム (貯水池容量 2.85 億 m3)
トゥティ取水口(取水能力 34 m3/s) コルカ-シグアス導水路(トンネル 88 km、開水路 13 km、導水量 34 m3/s) ピタイ-マヘス分流システム
業務実施体制:
中南米工営(幹事)、日本工営の 2 社 JV
実施期間:
59 ヶ月(フェーズ1~フェーズ 5)
契約金額:
50 億円 *USD 1 = 144 円で換算
(プロポーザル提出日であった 2025 年 5 月 30 日時点の為替レート)
―本件に関するお問い合せ先―
ID&E ホールディングス株式会社 経営管理本部 コーポレートコミュニケーション室
TEL :03-5276-2454 Email: c-com@n-koei.co.jp
ホームページ:https://www.id-and-e-hd.co.jp/
日本工営 ペルー共和国アレキパ州におけるダム改修事業を受注
-政府間(G2G)契約として2案件目、既存ダムの改修事業を推進-
ID&E ホールディングス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:新屋浩明)傘下の日本工営株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:福岡知久、以下「日本工営」)および中南米工営株式会社(地域ハブ:パナマ国、代表取締役社長:下坂雅信、以下「中南米工営」)の共同企業体(以下、JV)は、政府間(Government to Government:G2G)契約スキームを用いた、「ペルー共和国マヘス・シグアスⅠ改修事業」に関し、2025 年 9 月に契約内容合意に至り、2025 年 10 月 10 日にアレキパ州アレキパ市にて署名式が行われました。
なお、日本国とペルー共和国の政府間(G2G)契約としては、日本工営が実施している「ペルー共和国アマソナス州第4幹線道路軸建設技術支援業務」に続き、本件が第 2 号となります。
ペルー共和国南部のアレキパ州に位置するマヘス・シグアス地域は、農業および水力発電分野において高い潜在力を有していますが、同地域の基幹インフラは 1970 年代から 1980 年代にかけて整備されたものであり、40 年以上の長期運用により老朽化が深刻な課題となっています。特に、水資源に関する主要インフラは、経年劣化や自然災害の影響により、構造的・機能的な問題が顕在化しており、農業用水の安定供給が重要な課題となっています。
本事業では、水資源に関する主要インフラであるコンドロマダムおよび同ダムの取水口や導水路を対象とした既存施設の評価・設計・施工等を含む改修を行います。本 JV は、それぞれのフェーズにおいて入札支援を含めたプロジェクトマネジメントを行い、日本独自の知見や最新技術を導入することが求められています。本事業を通じて、既存施設の近代化および最適化、またマヘス・シグアス地域の将来的な農地拡大や農産物の輸出を促進することで地域経済の活性化を目指します。
政府間(G2G)契約とは、ペルー共和国の公的機関が他国の公的機関と覚書を締結し、他国の公的機関が自国企業を中心に構成されるプロジェクトマネジメントオフィス (以下、PMO) を形成し、これに、施工業者等の調達、契約マネジメントおよび技術コンサルティングを委託する※1スキームです。同スキームを用いることで、外国政府や企業によるプロジェクト管理によって大規模かつ複雑なインフラ整備事業が迅速かつ透明性をもって遂行されるとともに、ペルー共和国の公的機関への技術的ノウハウ移転も期待されています。
※1 PMO の実際の契約相手はペルー共和国側の事業実施機関となります。
■本事業の概要
案件名称:
ペルー共和国マヘス・シグアスⅠ改修事業
実施機関:
農業開発・灌漑省(MIDAGRI)
事業スキーム:
政府間(Government to Government:G2G)契約スキーム
インフラ諸元:
コンドロマダム (貯水池容量 2.85 億 m3)
トゥティ取水口(取水能力 34 m3/s) コルカ-シグアス導水路(トンネル 88 km、開水路 13 km、導水量 34 m3/s) ピタイ-マヘス分流システム
業務実施体制:
中南米工営(幹事)、日本工営の 2 社 JV
実施期間:
59 ヶ月(フェーズ1~フェーズ 5)
契約金額:
50 億円 *USD 1 = 144 円で換算
(プロポーザル提出日であった 2025 年 5 月 30 日時点の為替レート)
―本件に関するお問い合せ先―
ID&E ホールディングス株式会社 経営管理本部 コーポレートコミュニケーション室
TEL :03-5276-2454 Email: c-com@n-koei.co.jp
ホームページ:https://www.id-and-e-hd.co.jp/