2025/11/20

「岩手新事業創造ファンド3号」による投資について(株式会社カルディオインテリジェンス)

株式会社 岩手銀行 

2025年 11月20日
株 式 会 社 岩 手 銀 行

「岩手新事業創造ファンド3号」による投資について
(株式会社カルディオインテリジェンス)

岩手銀行(頭取 岩山 徹)と、いわぎん事業創造キャピタル(代表取締役社長 新里 真士)等が共同で組成した「岩手新事業創造ファンド 3 号投資事業有限責任組合」(以下、「本ファンド」という。)は、心血管疾患の診断・治療支援を目的とした AI 医療機器の開発を行う株式会社カルディオインテリジェンス(以下、「カルディオインテリジェンス」という。本社:東京都港区、代表取締役 CEO:田村 雄一)に投資を行いましたので、下記のとおり、お知らせいたします。

カ ル デ ィ オ イ ン テ リ ジ ェ ン ス が 提 供 す る AI を 活 用 し た 自 動 解 析 支 援 シ ス テ ム「SmartRobin」は、不整脈の一種である心房細動の検出を目的として行う長時間心電図検査の解析作業に用いることで、従来よりも短時間/低コスト/省人化を可能にし、医療従事者の負担軽減と心房細動の早期発見に大きく寄与する AI 医療機器であり、既に全国 150以上の医療機関で導入されています。また、2024 年 12 月には AI を活用して心房細動の兆候を検出し、心房細動発生を予測する新たなプログラム医療機器「SmartPAFin」が薬事承認を取得しています。

高齢化が進展する岩手県内では、今後、不整脈の中で最も患者数が多く、心不全や脳梗塞を引き起こす原因になる心房細動の患者数が増加していく可能性があり、解析作業の効率化による心房細動の早期発見に対するニーズは更に高まると予想されます。このような中で、カルディオインテリジェンスの提供する AI 医療機器が広く普及することにより、県内医療に大きなインパクトを与えていくことが期待されます。

岩手銀行グループは、起業家精神溢れる事業者を発掘するとともに、イノベーションに挑戦する企業や起業家の成長と発展を今後も応援してまいります。



1.投資決定先の概要

企業名 株式会社カルディオインテリジェンス
代 表者 代表取締役 CEO 田村 雄一
本社所在地 東京都港区東麻布 1-25-5 VORT 麻布イースト 2 階
創業日 2019 年 10 月 25 日
事 業 内 容 人工知能を用いた自動診断システムの研究開発
投資額・方法 非公表・株式取得

2.本ファンドの概要

名称 岩手新事業創造ファンド 3 号投資事業有限責任組合
設立日 2023 年 6 月 30 日
ファンド規模 10 億円
出資者 無限責任組合員:いわぎん事業創造キャピタル株式会社
有限責任組合員:株式会社岩手銀行、三井住友信託銀行株式会社
期間 投資期間5年、存続期間 10 年(但し、必要があれば期間の満了日から 1 年毎に最長 2 年間の延長を行うこともあります)

[投資方針]
岩手県の経済の活性化に寄与することが期待される以下の企業について、投資を通じて育成を行い又は事業を支援することにより、組合契約期間中にこれらの企業の企業価値を向上させ、株式公開、株式譲渡、自己株式取得等により投資資本額以上の回収を図るよう努めます。

(1)岩手県のベンチャー企業
(2)岩手県出身者等が経営する岩手県外のベンチャー企業
(3)岩手県の経済活性化につながる岩手県外企業

3.本ファンドのスキーム図

以上

【本件に関するお問い合わせ先】
岩手銀行 営業戦略部 今野 電話:019-623-1111(代表)
いわぎん事業創造キャピタル 投資部 佐藤 電話:019-621-1470

公式ページ(続き・詳細)はこちら
https://www.iwatebank.co.jp/assets/pdf/20251120_Cardio-i.pdf

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