ホーチミンメトロ1号線 ベンタイン総合駅、「2025年度グッドデザイン賞」を受賞

2025 年 11 月 28 日

ホーチミンメトロ 1 号線 ベンタイン総合駅、
「2025 年度グッドデザイン賞」を受賞

ID&E ホールディングス株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：新屋浩明）傘下の日本工営株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：福岡知久、以下「日本工営」）は、株式会社日建設計（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：大松敦、以下「日建設計」）と共同で、「ホーチミンメトロ 1 号線ベンタイン総合駅」について公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「2025 年度グッドデザイン賞」を受賞しました。

日本工営がコンサルタント共同企業体の幹事会社として事業に参画しているホーチミン市都市鉄道 1 号線（MRT: Mass Rapid Transit1 号線）は、ベトナム初の地下鉄として 2024 年末に開業しました。ホーチミン市では、急速な人口増加や経済発展に伴い市内での二輪車および四輪車が増加し、交通渋滞の深刻化、交通事故の増加、大気汚染の悪化等の問題が生じています。都市鉄道 1 号線はこれらの社会課題を解決する最優先路線として位置づけられ、独立行政法人国際協力機構(JICA)による円借款事業により 2008 年から整備が進められてきました。

日本の ODA で整備されたホーチミンメトロのベンタイン総合駅は、将来乗り入れが予定される 2・3A・4 号線の結節点として建築・土木・都市・交通計画を統合した象徴的な駅です。日本工営と日建設計の 2 社は、駅周辺の全体計画、鉄道施設計画、構造計画・設計、意匠、設備設計等に携わっています。

トップライトはベトナムの国花である蓮の花をモチーフにデザインされており、外部の自然光を地下駅に取り込み、構内を明るく照らす設計となっています。この度の受賞では、象徴的なトップライトのある地下広場や吹き抜けのプラットフォームによって、地下駅ながら直観的なわかりやすさとアイデンティティを獲得している点と、空間のデザインのみならず将来の計画路線接続を見2 据えた総合駅としての整備を実現するために段階的な整備計画、地下空間高度利用のための地下街開発や民間ビルとの接続を提案するなど、制度・プロセスのデザインとしてもチャレンジしている点が評価されました。

受賞概要
受賞企業・団体名：
日本工営 、日建設計
受賞作品名：
ホーチミンメトロ 1 号線ベンタイン総合駅
2025 年度グッドデザイン賞 受賞ページ： https://www.g-mark.org/gallery/winners/27622

-本件に関するお問い合わせ先-
ID&E ホールディングス株式会社 経営管理本部 コーポレートコミュニケーション室
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