「IT優秀賞(社会・環境価値の創出)」受賞について(NTTドコモソリューションズ)
NTT 株式会社「IT優秀賞(社会・環境価値の創出)」受賞について
ニュースリリース 2025.12.08
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NTTドコモソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:三ケ尻 哲也、以下 NTTドコモソリューションズ)は、公益社団法人企業情報化協会が主催する2025年度IT賞*1 において、「PSTNからIP網への移行(PSTNマイグレーション)の完遂」について、NTT東日本株式会社(以下 NTT東日本)、NTT西日本株式会社(以下 NTT西日本)との連名で「IT優秀賞(社会・環境価値の創出)」を受賞しました。
■ IT優秀賞(社会・環境価値の創出)
受賞案件名:PSTNからIP網への移行(PSTNマイグレーション)の完遂
今回受賞の「PSTNマイグレーション」は、IP系のサービス需要拡大およびPSTN(公衆交換電話網)設備の維持限界に対応して、1,200万超の加入者をIP網へ移行・統一を行うことで柔軟で持続可能な通信環境を実現する、通信インフラの新たな幕開けとも言える取り組みです。
【背景】
インターネットが次世代情報通信インフラとして認知された10数年前から、社会全体がIP網の上に構築されると予測され、「Everything Over IP」という考え方が広がりました。長年、PSTNは社会の安全・安心を支える重要インフラとして多様なサービスを提供していたため、IP化が進行する中でも、全国に広がるPSTNをIP網に切り換えるには多くの課題がありました。しかし、IP技術の急速な進展により、通信コストの劇的な低減や新サービスの開発・提供が可能となり、IP網がPSTNより優れた選択肢となってきました。
【プロジェクトについて】
2010年にPSTNからIP網への移行(マイグレーション)決定を公表してから、約15年にわたりNTT東日本・NTT西日本とNTTドコモソリューションズが連携し、移行にむけて技術開発、検討、実証を重ね、段階的に準備を進めてきました。そして2024年1月、全国で1,200万超の加入者という大きな規模で、ライフラインである音声通話サービスの品質・利便性を維持しながら、緊急通報を含むミッションクリティカルなサービスを中断することなく、移行を完了しました。本プロジェクトでは、小さなトラブルが国民生活や通信行政に大きな影響を及ぼす可能性がありましたが、システムやネットワークの品質強化や強固な連携体制構築、プロセス細分化によるリスク低減などにより、すべてを乗り越え、無事に完遂することができました。移行後は全国・全時間一律の料金体系とし、国際通話や他事業者への通話卸サービスの提供などサービス仕様を大幅に刷新、IP技術の進展を享受する新しい基盤を構築しました。「Everything Over IP」の新しい社会基盤となる移行を無事完了したこのプロジェクトは社会価値を大いに向上させたとして評価され、このたびIT優秀賞(社会・環境価値の創出)を受賞しました。
NTTドコモソリューションズは、今後もソフトウェア開発力をはじめとした技術の力を活かし、デジタル技術による社会課題解決に取り組み、持続可能な社会の実現に貢献していきます。
2025年度IT賞
| *1: | IT賞は、日本の産業界ならびに行政機関などの業務における事業創造、効果的ビジネスモデルの構築・促進、生産性向上等、“ITを高度に 活用したビジネス革新”に顕著な努力を払い成果を挙げたと認めうる企業、団体、機関および個人に対して、公益社団法人企業情報化協会が授与するものです。 |
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