日立製作所「日立オリジンパーク」へのオオシマザクラの提供について――創業の地・日立市で、両社の絆と地域への想いを新たに――
JX金属 株式会社2025年度
2025年12月16日
JX金属株式会社
日立製作所「日立オリジンパーク」へのオオシマザクラの提供について――創業の地・日立市で、両社の絆と地域への想いを新たに――
JX金属株式会社(代表取締役社長:林 陽一 以下「当社」)は、株式会社日立製作所(執行役社長兼CEO:德永 俊昭、以下「日立製作所」)の企業ミュージアム「日立オリジンパーク」(茨城県日立市)へのオオシマザクラ植樹プロジェクト(以下「本プロジェクト」)に協力するため、当社が保有する鞍掛山(同市)にかつて日立鉱山が植えたオオシマザクラの子孫樹を提供いたしました。
創業当初の日立鉱山(現在の当社)は、当時の銅製錬の宿命であった煙害により荒廃した地域の山々を、大煙突の建設とオオシマザクラをはじめとする植樹によって蘇らせました。本プロジェクトはこの歴史を振り返り、創業の地・日立市への変わらぬ想いを受け継ぐとともに、日立製作所と当社の関係性を一層深め、地域との共存共栄を実現することを目指すもので、その象徴として、鞍掛山に植えられたオオシマザクラの子孫樹を日立オリジンパークに移植する取り組みです。
日立鉱山をルーツとする当社は、創業以来、「地域との共存共栄」の精神を受け継ぎ、地域に根ざした事業活動を続けてまいりました。日立製作所は、日立鉱山の機械修理工場として創業した歴史を持つ、同じルーツを持つ企業であり、当社はこの度の日立製作所の取り組みに共感し、両社の絆と創業の地・日立市への想いを未来へとつなぐため、オオシマザクラの子孫樹を日立製作所へ提供いたしました。
12月5日に日立オリジンパークで開催されたセレモニーでは、「共創桜 あさひ」と命名されたオオシマザクラの記念植樹が、厳かな雰囲気の中で執り行われました。
今後も当社は、今回のプロジェクトを契機に、日立製作所、日立市との連携を一層強化し、地域社会の持続可能な発展に貢献してまいります。
■日立製作所 執行役社長兼CEO 德永俊昭氏のコメント
「日立グループのルーツは日立鉱山の機械修理工場にあり、再生を遂げた鞍掛山の歴史は『優れた自主技術・製品の開発を通じて社会に貢献する』という当社の企業理念の原点と言えます。同じく原点である日立オリジンパークにオオシマザクラをお迎えできたことは、大変意義深いことと考えており、引き続き、JX金属や日立市の皆さんとともに、地域の発展に取り組んでまいります。」
■JX金属 社長執行役員 林陽一のコメント
「日立製作所とJX金属の双方にとって重要な場所である日立市において、両社の絆とこの地域への想いを再認識することができたことを嬉しく思います。本プロジェクトをきっかけとして、今後も日立製作所、日立市と協力しながら、新たな価値を創出していきたいと考えています。」
■日立市 副市長 梶山隆範氏のコメント
「地域と企業が長い歴史の中で共に歩んできたことを、改めて実感しました。オオシマザクラは努力と誇りの象徴であり、継続的な取り組みが100年後の街づくりにもつながると考えています。今回の植樹式を通じて、日立、JX金属、日立市の力強い関係がさらに深まったことを嬉しく思います。」
以 上
日立オリジンパークにおける植樹式の様子(左から、JX金属 林陽一、日立製作所 德永俊昭氏、日立市 梶山隆範氏)