2025/12/18

国際輸送での一貫パレチゼーションを開始 - 現場作業の時間・負担を削減、および木製パレット廃棄の削減を実現

NIPPON EXPRESSホールディングス 株式会社 

2025 年 12 月 18 日

株式会社コメリ
NIPPON EXPRESS ホールディングス株式会社
日本パレットレンタル株式会社

国際輸送での一貫パレチゼーションを開始
現場作業の時間・負担を削減、および木製パレット廃棄の削減を実現

株式会社コメリ(新潟県 新潟市、代表取締役社長 捧 雄一郎 以下、コメリ)と、NIPPON EXPRESS ホールディングス株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長 堀切 智)のグループ会社である日本通運株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長 竹添 進二郎 以下、日本通運)は、コメリが自社開発商品を輸入する際に、日本パレットレンタル株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長 二村 篤志 以下、JPR)のレンタルパレットを導入し、国際輸送での一貫パレチゼーションを実現しました。

人手不足が深刻化している物流業界では、物流の結節点で生じる手荷役作業に起因する長時間労働や、過重な肉体的負担の解消が求められており、国も企業に対策を促しています。本件取り組みによる一貫パレチゼーションの導入は、海上コンテナへの積み込み時間を年間約 1,016 時間削減する効果が期待されるほか、従来発生していた木製パレットの廃棄にかかる環境負荷を軽減します。

■取り組みの概要
コメリと、日本通運は 2025 年10月にレンタルパレットによる国際間の一貫パレチゼーションを開始しました。

(1)輸出国側拠点となる NX 中国は JPR からレンタルパレットの供給を受け、輸出の前に商品をパレットへ積み付けを行います。

(2)海上コンテナへのバンニング(コンテナへの積み込み)をパレットで行います。【省力化】

(3)海上輸送を行います。

(4)日本通運が輸入港からコメリ物流センターまでドレージ(陸送)し、海上コンテナからのデバンニング(コンテナからの荷下ろし作業)をパレットで行います。【省力化】

(5)日本国内のコメリ物流センターに商品がパレット積みのまま輸送され、そこで空になったパレットはJPR に返却されます。

■レンタルパレットによる一貫パレチゼーション
パレットを企業間で共有して、リレーのバトンのように輸送に使用することで、物流の結節点で生じる人力による荷役作業を解消することを「一貫パレチゼーション」といいます。一貫パレチゼーションを行うためには、標準化されたパレットと共有のしくみが必要で、JPR は標準規格サイズパレットをレンタル方式によって企業に供給することによって一貫パレチゼーションを可能にしています。

標準規格のレンタルパレットを企業間で共有することで一貫パレチゼーションを実現

公式ページ(続き・詳細)はこちら
https://www.nipponexpress-holdings.com/ja/press/2025/images/20251218-1.pdf

この企業のニュース

業界チャネル Pick Upニュース

注目キーワード