2026/06/18

潤滑油製品のカーボンフットプリント算定システムを開発

出光興産 株式会社 

2026 年6月18日
出光興産株式会社

潤滑油製品のカーボンフットプリント算定システムを開発
国際規格に基づく第三者検証を実施、脱炭素対応の高度化を推進


出光興産株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:酒井則明、以下「当社」)は潤滑油製品のカーボンフットプリント※1(以下「CFP」)を体系的に算定できるシステム(以下「本システム」)を開発しました。当社は本システムの活用により、潤滑油製品におけるCFP算定の信頼性と効率性を高め、社外に対する環境情報開示の透明性の向上を図ります。

なお、本システムはISO 14067 Annex Cシステマチックアプローチ※2への準拠について第三者検証を受け、ISO 14065※3に基づく認定検証機関である TUV SUD Industrie Service GmbH(テュフズード)から適合性を示す妥当性確認声明書を取得しました。これにより本システムで算定されたCFPは、信頼性の高い環境情報として提示することが可能になりました。

※1 カーボンフットプリント:原材料の調達から製造、物流、使用、廃棄・リサイクルに至るまでのライフサイクル全体を通じて、製品が排出する温室効果ガス量を二酸化炭素(CO?)換算で示した指標。本システムでは、原材料の調達から製造、物流の一部までを対象としたCFPを算定。

※2 ISO 14067 Annex C システマチックアプローチ:製品カーボンフットプリント(CFP)を算定する際に、類似製品をグループ化して体系的に算定するための国際規格上の手法。

※3 ISO 14065:温室効果ガス(GHG)の排出量や削減量が正しいかを評価・検証する第三者機関(検証機関)の能力や信頼性を担保する国際規格。

妥当性確認声明書授与の様子
写真左:当社 執行役員 潤滑油一部長 井上享一
写真右:テュフズードジャパン株式会社 代表取締役社長 アンドレア・コシャ

出光興産株式会社 〒100-8321 東京都千代田区大手町一丁目2番1号 www.idemitsu.com/jp/ www.idemitsu.com/jp/

本システムは、潤滑油製品の原材料調達から製造、物流に至るまでの各工程における温室効果ガス排出量を、国際規格であるISO 14067 Annex Cに基づいて算定する仕組みです。

国際規格に沿った考え方を採用することで、原材料や製造拠点が異なる製品であっても、同一の基準で CFP を算定することができます。当社は幅広い潤滑油製品を取り揃えており、これまで製品ごとのCFPを網羅的に算定することは容易ではありませんでした。本システムの導入により、共通のデータセットと標準化された手順に基づき、CFPの自動算定が可能となり、算定方法の一貫性を確保しつつ、算定作業の効率化を実現することができます。

当社は本システムにより、日本国内で2024年度に製造・販売した潤滑油製品1,378 品目について、製造過程で使用した原材料やエネルギーなどの量に基づき、CFPを一括で算定しました。また、2025年度のCFPについても、2026年中に算定予定です。今後も、前年度に製造・販売した製品のCFP算定を継続的に実施します。

近年、脱炭素社会の実現に向け、製品単位での温室効果ガス排出量の把握や開示に対する要請が国内外で高まっています。潤滑油製品においても、製品性能だけでなく、環境負荷を含めた情報提供が求められるようになっています。

当社はこうした動向を踏まえ、潤滑油事業における温室効果ガス排出量の把握と削減への対応、ならびに販売する製品の環境負荷を含めた情報提供の強化を重要な課題と位置付けています。本システムの開発および第三者検証の実施は、この課題に対する取り組みの基盤となります。

当社は今後、本システムを活用し、顧客の要望に応じたCFP情報の開示を進めるとともに、脱炭素社会の実現に貢献する潤滑油製品の開発および普及に取り組みます。また、顧客やサプライヤーと協働した温室効果ガス排出削減の検討・推進にも本システムを活用し、サプライチェーン全体での排出量削減に貢献していきます。さらに、算定対象については、委託製造製品への拡大も視野に入れ、検討を進めていきます。

~ 本件に関するお問い合わせ先 ~
出光興産株式会社 広報部広報課
https://www.idemitsu.com/jp/contact/newsrelease_flow/index.html

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