2022/02/09

業界最長のインク吐出距離を実現した溶剤系インクカートリッジ”Zion”を開発

船井電機 株式会社 

JAPAN PACK 2022(日本包装産業展)に出展



<溶剤系インクカートリッジ”Zion”>


当社は業界最長のインク吐出距離12mmを実現した産業用の溶剤系インクカートリッジ”Zion”(ザイオン)を開発、本年5月より量産を開始いたします。※

当社は2013年に米国レックスマーク社よりインクジェットプリンター事業の譲渡を受け、現在独自にサーマルインクジェット方式のプリントヘッド一体型インクカートリッジやこれを搭載したプリンターエンジンを開発・製造しております。

産業用のインクカートリッジは、梱包箱、シャンプーのボトル、医薬品・食品パッケージなどへ印字するもので、製品名、消費期限などの文字情報を印字するのが主な用途です。最近はこれに加え生産者や流通経路といった情報を記録できるQRコードなどの二次元バーコードを印字ニーズが増加しておりますが、従来のインクカートリッジの吐出距離では凹凸面や曲面へのバーコード印刷が出来ないため、より長い吐出距離のインクカートリッジの実現が望まれておりました。

当社は速乾性・耐水性に秀でた溶剤系インクに対応するためカートリッジ本体の材質を工夫するとともにプリントヘッドを新開発し、従来比2倍となる業界最長の12mmの吐出距離を実現したものです。

■主な特長
1.業界最長のインク吐出距離12mmを実現
従来の吐出距離では難しかった缶底などの凹部や斜面・曲面への印刷が可能です。


2.プリントヘッドに二列ノズル構造採用で印刷スピードの向上
 一列ノズル(インクの吐出口)を採用するカートリッジに比べ印刷スピードが2倍となります。
印刷方向に2つノズルがあるため、1つノズルが目詰まりしても印刷品位の劣化が低減されます。

3.実使用インク率が90%以上を実現
 カートリッジ内部の構造を変更し、実使用率90%以上と従来比約20%改善しています。

4.当社溶剤系インクカートリッジとの互換性
 従来の当社インクカートリッジをご利用のお客様はプリンター本体を変えることなくソフトウェアのアップデートだけで、そのまま利用頂けます。
 
※受注生産につき価格はオープン

<溶剤系インクカートリッジ”Zion”主な仕様>




なお当社は、2月15日から18日まで東京ビッグサイトで開催される包装機器関連の展示会「JAPAN PACK 2022(日本包装産業展)」に本カートリッジをはじめとする当社先端プリントソリューションを展示致します。本展示会には新製品の産業用インクカートリッジ“Zion“を始めプリンターの基幹部品であるプリンターエンジンやカートリッジ評価キットなどを当社の先進プリントソリューションを展示します。


JAPAN PACK 2022 当社ブースイメージ
【主な出展内容】
 1. 産業用インクカートリッジ“Zion”のデモ
 2. 評価キットのデモ
 3. プリンターエンジン“A4 X-Y”のデモ
 4. 製品特長およびラインナップのパネル展示、印刷サンプル展示
 5. 55インチTVモニターによる動画展示
 6. 顧客開発製品の参考展示

当社は新規事業を伸長させることにより事業構造改革を進めております。今回の出展を機に、独自特長を有するプリントソリューション事業をさらに成長させて参ります。

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提供元:PRTIMES

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