2022/04/12

有楽町再構築に向けた実践型・参加型の社会づくりのプラットフォーム/「有楽町Wonder Working Studio」始動

三菱地所 株式会社 

~都市部のビジネスパーソンに仕事以外のもう一つのライフワークを提供~

三菱地所株式会社(以下、三菱地所)と株式会社インターローカルパートナーズ(以下、ILP)※1は、都市部の企業で働くビジネスパーソンを主な対象に、将来的な街・社会への実装を見据え、スポーツ、介護などの社会性の高いテーマを学び、実践する参加型のプラットフォーム「有楽町Wonder Working Studio」(以下、本スタジオ)を4月14日から始動します。


三菱地所は有楽町再構築を掲げ、有楽町の街全体を舞台に、「次の時代を担うスターが生まれる“仕組み”を有楽町で作り上げる」ことを目指すプロジェクト「有楽町『Micro(マイクロ)STARs(スターズ)Dev(ディベロップメント
).』」(以下、MSD)※2を推進しておりますが、その一環である本スタジオでは、これまで存在した個人の自己実現やスキルアップ、コミュニティづくりを目的としたスクール形式の学びの場ではなく、より社会性の高いテーマやビジネスに紐づいたコンテンツに絞って、集い・学び・実践することで、最終的には街・社会への実装を目指します。

兼業・副業が注目される中、都市部のビジネスパーソンを対象に「仕事とは別のもう一つのライフワーク」のきっかけになるコースを企画します。第一弾として、2022年4月から7月にかけて、1.スポーツ2.シニア3.まちづくりの3つのコースを提供します。これまでもMSDでは、多彩なまちづくりを実践する有楽町MSDプロデューサー※3が主体となりアートによるまちづくりやビジネスアイディアコンテストなど、様々な取り組みを行ってまいりましたが、本スタジオの参加者がまちづくりコンテンツを学び、実践し、将来のまちづくりプロデューサーとして活躍することで、多様な人材の交流や新たな取り組みが有楽町を起点に日本、世界へと広がっていくことを目指します。






「有楽町 Wonder Working Studio」始動の背景

MSDではこれまで、まちづくり・働き方・事業創造・アート・介護問題などに関する様々な企画や施策を行ってきました。そのような中で、次のステップとして見えてきたのが、ビジネスパーソンが街を「自分たちの街」と実感できる仕組みやサービスの必要性です。奇しくもコロナ禍でテレワークやリモートワークに代表される新しい働き方が社会全体で実装され、働き方や暮らし方が多様化される中、多くの人がこれまでの社会との関わり方を改めて考えるタイミングとなっています。本スタジオでは、「自分たちの街は自分たちで創る」と参加者が街や社会と能動的に関わる場を提供していきます。


「有楽町 Wonder Working Studio」の概要

兼業・副業が注目される中、世の中にはまだ職業として確立されていないが、社会には必要な“役割”がたくさん存在します。本スタジオでは、都市部の企業で働くビジネスパーソンを対象に、「仕事とは別のもう一つライフワーク」のきっかけになる様々なコースを準備しています。自分たちが働く場所、遊ぶ場所、暮らす場所は誰かが作ってくれるのを待つのではなく、積極的に自分たちが関わりプロデュースする時代になっています。プログラムの中では、学ぶだけではなく実践をする機会も提供します。

また、MSDから生まれた2つの施設、様々な人・アイディア・文化・食に出逢える多機能型市場「有楽町『micro FOOD & IDEA MARKET』」(以下、micro)と個人単位のアイディアを形にするワーキングコミュニティ「有楽町『SAAI』Wonder Working Community」(以下、SAAI)が社会実装のための実践(=アウトプット)をサポートします。「自助」、「公助」、「共助」といわれる中で、これからの時代に重要な役割を担うのが「共助」だといわれています。本スタジオでは、一人ではできないこと、企業や行政ではできないこと、同じ価値観を持つメンバーだから実現できること、があります。本スタジオではそういった社会性の高いテーマを基にコースを構成、提供していきます。


これまでのイベントとの違い

「信頼のおけるコミュニティの重要性」 MSD総合プロデューサー/古田秘馬

長らく、都市と地域を行き来する生活を送っています。2つのエリアの違いはさまざまあれど、地域で働き暮らす人には、街を「自分たちのもの」と考える能動的な姿勢があります。このような人と街・社会との関係性を有楽町で醸成するのが本スクールの狙いです。

本スクールがこれまでのイベントやスクールと大きく異なる点は3つあります。1つは、参加者はつくられたイベントではなく、街のイベントやまちづくりに直接的に関われること。2つ目が、学びの場を提供されるだけではなく、micro やSAAIと連携して、街に実装するまでをサポートすること。最後に、ビジネスパーソンが仕事以外の役割を街に見つけられることで、個人にとってはもう1つのライフワークとなり、街にとっては将来のまちづくりプロデューサーの創出につながるということです。副業兼業が促進される中で、街でスキルや人のつながりを手に入れることで、仕事や地域でも活用できる。そんな街が提供する新たな「役割」までも、みなさんと一緒に考え実践し、有楽町から発信していきましょう。

古田秘馬(ふるた・ひま)




プロジェクトデザイナー。株式会社 umari 代表。慶應義塾大学中退。東京・丸の内「丸の内朝大学」などの数多くの地域プロデュース・企業ブランディングなどを手がける。農業実験レストラン「六本木農園」や讃岐うどん文化を伝える宿「UDON HOUSE」など都市と地域、日本と海外を繋ぐ仕組みづくりを行う。現在は地域や社会的変革の起業に投資をしたり、 WILLER 株式会社やCAMPFIRE、自然電力株式会社などの顧問ほか、医療法人の理事などを兼任。MSD総合プロデューサー。




コース概要(4月12日現在)

第一弾として、以下の3つのコースを提供します。
公式ウェブサイト:https://yurakucho-msd.com/wws/
※各コースの詳細は上記ウェブサイトをご参照ください

【コース1.】:スポーツビジネスプロデューサコース
東京のど真ん中からJリーグクラブをつくる
~スポーツビジネスこそ副業・兼業のススメ~



大丸有で働くビジネスパーソンの中で、スポーツビジネスに興味がある方を対象にしたコース。サッカークラブ「東京武蔵野ユナイテッドFC(JFL所属)」の経営、運営に参画し現場をリアルに体感できます。また、クラブの具体的な広報、営業、集客の課題を解決し、様々な視点からクラブをプロデュースすることで、東京をスポーツで盛り上げていく新しい手法を考えます。

実施:東京武蔵野ユナイテッドFC(株式会社東京武蔵野ユナイテッドスポーツクラブ)
日程:4月15日~6月10日  19:00~
講座主催:三菱地所株式会社・株式会社インターローカルパートナーズキャンパス:有楽町 SAAI Wonder Working Community(リアル&リモートのハイブリッド開催)

【コース2.】シニアクリエイターコース
超高齢者社会 介護を捉えなおして生活やビジネスに活かす
~超高齢社会の課題をポジティブに面白く学びこれからの地域の在り方を考える~


超高齢化者社会の到来によりニーズが急速に高まる介護ビジネスを学びたい方、親、親族の介護に将来不安を感じている方を対象に、介護の捉え方、実践的な事柄を学んでもらうコース。今後更なる拡大が予測される高齢者、介護ビジネスの可能性を実践者から学ぶことにより、新たな副業、兼業のビジネスのアイディアを考えます。

実施:株式会社STAYGOLD company
日程:5月19日~6月25日 19:00~
講座主催:三菱地所株式会社・株式会社インターローカルパートナーズ
キャンパス:有楽町SAAI Wonder Working Community

【コース3.】ソーシャルプロデューサーコース
街は誰が作るのか?楽しい街は自分たちで作る!
~自分たちの街に新しい楽しみを生み出す!まちづくりプロデューサーという仕事~


まちの規模にかかわらず、都市でも地域でも実践できるまちづくりプロデューサーの手法を、実際の地域なども訪れて学び、アイディアを作る実践コースです。 テレワークの導入や働き方が変化する中、自分たちが働くまち、暮らすまち、遊びに訪れるまちで実現したいことや新しい楽しみ方についてアイディアを出し合い、まちづくりという一大エンターテインメントに取り組みます。

実施:株式会社インターローカルパートナーズ
日程:5月16日~7月11日 19:00~20:30
講座主催:三菱地所株式会社・株式会社インターローカルパートナーズ
キャンパス:有楽町SAAI Wonder Working Community


注釈

※1:株式会社インターローカルパートナーズ(英字:Inter Local Partners,Inc):
日本全国の地域に根ざした新しい仕組みづくりのため、地域ビジネスにプロデュースという手法を取り入れ、全国各地の地域事業に関わっているローカルプロデュースカンパニー(本社:東京都港区、代表取締役:山本桂司)。業種や肩書き、地域の枠を超えた地域プロデューサー同士の繋がりにより、地域ビジネスを継続・発展させるための仕組みや事業スキームを確立し、全国各地で様々なプロジェクトに関わる。
URL: https://interlocalpartners.jp/

※2:有楽町「Micro STARs Dev.」:
様々な人・アイディア・文化・食に出逢える多機能型市場「有楽町『micro FOOD & IDEA MARKET』」と個人単位のアイディアを形にするワーキングコミュニティ「有楽町『SAAI』Wonder Working Community」及び有楽町の街全体を舞台に見出した、まだ価値の定まりきらない(=microな)人・アイデア・コト・モノをcultivate(交わり・耕し・育み・磨く)し、「次の時代を担うスターが生まれる“仕組み”を有楽町で作り上げる」ことを目指すプロジェクト。
・始動リリース :https://www.mec.co.jp/j/news/archives/mec191202_msd.pdf
・公式ウェブサイト:https://yurakucho-msd.com

※3:有楽町MSDプロデューサー:
有楽町「Micro STARs Dev.」プロジェクトを推進するプロデューサーを指す。丸の内朝大学等の実績から地域プロデュースや企業ブランディングにおける豊富なノウハウを有する株式会社umari代表取締役 古田 秘馬氏を中心に、様々なジャンルから多彩な計18名(2022年3月25日時点)のプロデューサー陣が参画中。
・公式ホームページ:https://yurakucho-msd.com

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提供元:PRTIMES

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