2022/09/30

高知県日高村「健康アプリ開発事業」において、Liqlid搭載のクアドラティック投票などを用いた住民ニーズの集約を実施

日高村  

高知県高岡郡日高村(村長:戸梶 眞幸、以降日高村)の実証事業展開母体「まるごとデジタル」の枠組で実施される「日高村健康アプリ(まるけん)開発事業」にかかるコンソーシアムに参画している株式会社Liquitous(本社:神奈川県横浜市、代表取締役CEO:栗本 拓幸、以降:Liquitous)は、村民のアプリへのニーズを参加型合意形成プラットフォームLiqlidを用いて可視化・オープンプロセスでの開発を進めています。 その一環として、アプリに搭載する機能の優先順位設定をLiqlidに搭載されているクアドラティック投票を用いて実施します。国内自治体でのクアドラティック投票の実施事例は、日本初(Liquitous調べ)です。



実施する取り組みの概要

 ・実施主体:「日高村健康アプリ開発等委託事業」にかかるコンソーシアム(株式会社フォアフロントテクノロジー・株式会社チェンジ・日高村・株式会社トラストバンク・株式会社四国銀行・株式会社Liquitous)
・取り組みの対象:高知県日高村民の皆さん
・実施時期:2022年10月1日~11月15日
・実施方法:「日高村健康アプリ開発事業」にかかるコンソーシアムにおいて、住民からの意見の聴取・分析を目的にLiquitousが提供しているLiqlid上で、実装機能の優先順位づけを目的としたクアドラティック投票や、アプリアイコンの決定を目的とした択一式投票を公開・提供(参加用リンク等は、村民の皆さんを対象に別途周知) 

クアドラティック投票について

クアドラティック投票(Quadratic voting:QV)は、自らが持つ1票を任意の割合に分割し、重みをつけて投票できる投票方式のことです。台湾のオンラインプラットフォーム”vTaiwan”などに採用され、NHK「ズームバック×オチアイ特別編」(2020年10月放送)での特集等、メディアでも注目を集めています。
今回のクアドラティック投票では、1人の有権者(Liqlidの参加者)は、100ポイントを保持しています。
参加者は、単一のもしくは複数の選択肢に投票ができます。各選択肢に投票する際に、自らが保持するポイントを消費し、重みづけを行うことができます。同時に、それぞれの選択肢で消費したポイントを2乗したものの総和が、常に100ポイント以下である必要があります。

(選択肢1に消費したポイント数)² + (選択肢2に消費したポイント数)² +…(選択肢nに消費したポイント数)²≦ 100ポイント

クアドラティック投票により、複数の選択肢に重みづけを行いながら投票できるようにすることで、各参加者の2位以降の選好順位を明らかにして、投票結果における過度な分極化を避けつつ、より丁寧に、民意を明らかにすることを目的にしております。今回のケースでは、健康アプリの機能実装の順位設定という段階で、村民のアプリの機能のニーズの可視化と優先順位設定に貢献すると想定しています。


健康アプリ事業における「クアドラティック投票」に向けた概念説明




提供元:PRTIMES

この企業のニュース

業界チャネル Pick Upニュース

注目キーワード