魔法陣グルグル×九重“夢”大吊橋マンホール製作第2弾!今回は作中に登場した魔法陣デザインをマンホールに!!
九重町おんせん県おおいたを代表する観光施設のひとつである九重“夢”大吊橋(所在地:大分県玖珠郡九重町)は、昨年に引き続き人気コミック『魔法陣グルグル』と提携したオリジナルマンホールを製作いたしました。今回は多くのご要望をいただいていた「作中に登場する魔法陣」をデザインしたマンホール製作をおこないました。
魔法陣グルグル×九重“夢”大吊橋マンホール製作企画について
九重“夢”大吊橋は2021年に開業15周年を迎え、記念として大分県出身の漫画家・衛藤ヒロユキ先生の代表作『魔法陣グルグル』と提携した主要キャラクターをデザインしたマンホールを製作しました。
▲2021年に製作した九重“夢”大吊橋×魔法陣グルグルオリジナルマンホール。中村エリアに「ニケ×ククリ」デザイン、北方エリアに「ギップル×アドバーグ・エルドル(キタキタおやじ)」デザインのマンホールを設置した。
その際に各方面から「作中に登場する魔法陣をデザインしたマンホールも製作してほしい」との声をいただいたこと、そして今年が『魔法陣グルグル』連載開始から30周年ということもあり、今回第2弾として魔法陣デザインのマンホールを製作することが決定しました。
そして2022年10月22日(土)、満を持して2枚のマンホールが設置されました。
▲左は「ヨンヨン召喚」、右は「ミグミグげきじょう」
第2弾マンホールその1「ヨンヨン召喚」
(C)Hiroyuki Eto/SQUARE ENIX
「ヨンヨン召喚」は、ネコジタの谷で発見された魔法陣です。この魔法陣で呼び出された幻獣・ヨンヨンは広大な渓谷を悠々と渡り、ククリたちをきりなしの塔まで運んでくれました。その後も度々登場し、ニケとククリたちの冒険に多大な貢献を果たしました。
そして渓谷といえば、九重“夢”大吊橋が架る鳴子川渓谷。ヨンヨンにのって自然豊かな鳴子川渓谷を眺めることができたらステキですよね。
このマンホールは大吊橋と渓谷を一望できる北方エリアの階段をのぼった先にあります。ニケとククリがたのしげに空を飛んでいる、衛藤ヒロユキ先生描きおろしのイラスト付き看板もあわせてごらんください。
▲北方エリアの長い階段または大曲りの坂をのぼった先に設置。
第2弾マンホールその2「ミグミグげきじょう」
(C)Hiroyuki Eto/SQUARE ENIX
作中でかつてないインパクトを与えた「ミグミグげきじょう」。クセの強い劇は観たものの足を止めてしまいます。魔境の町・アラハビカはこの「ミグミグげきじょう」によってつくりだされたまぼろしの劇だったことからも、やはりストーリーにおいて重要な役割を果たす魔法陣でした。
滞在型観光を促進している九重町として、九重“夢”大吊橋は訪れた人がついつい足を止めてしまうスポットのひとつになればいいなという願いを込めて、マンホール化しました。
このマンホールは物産直売所がある中村エリアに設置しました。少しわかりにくいところにありますので、どこにあるか探してみるのも面白いかもしれません。その際には立ち入り禁止エリアに入らないようご注意ください。
◀中村エリアの建物と建物の間に設置。見落としてしま わないようにご注意ください。どうしても見つからないときは施設内にある観光案内所にお問い合わせを。
衛藤ヒロユキ先生からのメッセージ
こんにちは、「魔法陣グルグル」原作者の衛藤ヒロユキです。
前回に続き魔法陣グルグルの魔法陣二つを、僕の少年時代に遊んだ玖珠郡の地でマンホール化していただきとてもうれしいです。
僕が8歳くらいで初めて魔法を題材にした絵を描いたのもこの玖珠の地で、インスピレーションを得やすい自然豊かな環境であったことがプラスに働いたのだと思います。
このインスピレーションが今日こうして魔法陣になって玖珠に帰ってまいりました。
どうか魔法陣マンホールが、皆様に夢を与える存在であり続けますように…!
最後になりましたが、この企画を進め努力してくださったすべての関係者様にお礼を申しあげます。
ありがとうございました。
衛藤ヒロユキ
見て楽しむだけではなく、物語を感じてもらえるマンホールに
ここ数年、人気アニメやご当地の有名なものなどをデザインしたオリジナルマンホールが話題になっています。九重町としても何かできないかと考え、(歩行専用橋として)日本一の高さを誇る九重“夢”大吊橋と大分県出身の衛藤ヒロユキ先生が描く『魔法陣グルグル』が提携したマンホールがあったらおもしろいだろうなと思い、この企画を立ち上げました。
このマンホール化企画で気をつけていたこと、それは「そのマンホールがそこにある物語」を丁寧につくりあげることでした。たとえば昨年製作した「ギップル×アドバーグ・エルドル(キタキタおやじ)」について、九重“夢”大吊橋が架かる鳴子川渓谷はさわやかな風が吹く場所であるため風の妖精・ギップルを、北方(きたかた)エリアに福を呼んでほしいという願いをこめてキタキタおやじを選びました。
今回は事前に「どの魔法陣がマンホール化されるか」というクイズ企画を実施しました。10個の選択肢を用意し、そのなかの2個がマンホール化するというものです。届いた応募はがきをみると、「トカゲのしっぽ」「ベームベーム召喚」「長い声のネコ」「恋するハート」と回答する方が多かった印象でした。もちろん知名度や人気が高い魔法陣をマンホール化したほうがキャッチーでわかりやすいカタチで好評いただけるとは思っていました。しかし、「九重“夢”大吊橋でグルグルをつかうなら、やっぱりコレだよね」という物語を紡ぐことができるものは何かと考えたとき、アタマに浮かんだのは先程ご紹介した「ヨンヨン召喚」「ミグミグげきじょう」でした。
クイズの正解発表をした際、「これは正解した人がいるのか」という声もありましたが、「理由を聞くと納得」「愛を感じた」という感想もいただき、ありがたい気持ちになりました。マンホール付近に設置した看板にはなぜその魔法陣をチョイスしたかという理由を記していますが、想像力をかきたててくれる衛藤ヒロユキ先生による描きおろしのイラストがより物語を深く伝えてくれる役割を果たしています。
魔法陣グルグルと提携したオリジナルマンホールに期待していることは、『魔法陣グルグル』を通じてこの大吊橋のことを知ってもらい、より多くの方にご来場いただき楽しい旅の想い出をつくっていただくこと。それだけではなく、大分県、ひいては九州各地にあるオリジナルマンホール巡り、アニメ・漫画の聖地巡礼を喚起するものとなればいいなと思っています。
また、現在『魔法陣グルグル2』がガンガンONLINEにて好評連載中です。ニケとククリがいまもワクワクドキドキな冒険していることをご存じない方もおられると思いますので、少しでも周知に貢献できたら幸いです。
▲第2弾マンホール公開日に遠方から駆けつけた『魔法陣グルグル』の熱心なファンの方々(許可を得て撮影しています)
九重“夢”大吊橋とは
大分県の南西部に位置する九重町はくじゅう連山や飯田高原などの自然を擁し、随所に湧き出る泉質や効能の異なる個性豊かな温泉群「九重“夢”温泉郷」がある県内有数の観光地です。
そんな九重町の看板ともいえる観光スポットが九重“夢”大吊橋です。2006年10月30日にオープンし、来場者数は延べ1,200万人以上となりました(2022年6月現在)。長さ390m、高さ173mで歩行専用橋としては日本一の高さを誇る吊橋です。吊橋からは日本の滝百選に選ばれた名瀑「震動の滝」やくじゅう連山を望むことができ、季節ごとに姿を変える鳴子川渓谷の景色を楽しむことができます。
▲九重“夢”大吊橋と鳴子川渓谷。夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色を楽しむことができる。
▲橋の上からは日本の滝百選のひとつである震動の滝・雄滝(右奥)と雌滝(左)を望める。
『魔法陣グルグル』とは
『魔法陣グルグル』は1992年から2003年にかけて月刊「少年ガンガン」に連載されていた衛藤ヒロユキ先生による伝説のギャグファンタジーコミックです。
【あらすじ】
小さな村に伝わる奇妙な幻獣「グルグル」の伝説…。
それは復活した魔王を封印する、唯一の手がかりだった。
勇者マニアの父に育てられた少年ニケと、魔法オババに育てられたミグミグ族の少女ククリ。
二人が出会ったとき、不思議な魔法の力が発動し、笑いと感動の壮大な冒険への扉が開かれる…!!
2008年から2012年にはスピンオフ作品『舞勇伝キタキタ』、2012年から現在にかけて続編となる『魔法陣グルグル2』が『ガンガンONLINE』にて連載されています。
▲現在「ガンガンONLINE」にて好評連載中の『魔法陣グルグル2』。
提供元:PRTIMES