2023/07/12

子どもたちがまちをよくする活動アイデアをプレゼンテーション。活動資金5万円を勝ち取るチームは?2023年7月16日(日)「ちがさき・さむかわこどもファンド2023」公開審査会開催

特定非営利活動法人 湘南スタイル 

子どもの主体的な活動を応援し、活動資金を提供する「ちがさき・さむかわこどもファンド」。初開催となった昨年に引き続き、今年も“まちをよくする活動”の公募を行ったところ、昨年を大幅に上回る13の活動アイデアが集まりました。2023年7月16日(日)には、子どもたちがプレゼンテーションを行い、子どもたちによって採択となる活動が決定する公開審査会を開催します。



「ちがさき・さむかわこどもファンド」とは?


2023年4月、こども家庭庁の発足とともに「こども基本法」が施行され、「こどもが意見を表明する機会」や「社会活動に参加する機会」を確保することが基本理念として定められました。そんな社会の動きに先駆けてスタートしたのが、神奈川県茅ヶ崎市と寒川町の子どもたちを対象とした「ちがさき・さむかわこどもファンド」(2022年~)。子どもの主体的な活動を支える民間のファンド(主催は「認定特定非営利活動法人 NPOサポートちがさき」神奈川県茅ヶ崎市 代表理事 益永 律子)で、社会的意義のある活動を3人以上のチーム(小学校3年生~18歳が3人以上必要)が企画してプレゼンテーションを行い、こども審査員によって採択されると活動資金(最大5万円)が提供される仕組みです。NPO法人湘南スタイルのメンバー・山口順平も初年度より「大人アドバイザー」5名のうちの1人として参加しています。


・2022年度「ちがさき・さむかわ こどもファンド」公開審査会の様子

最大の特徴は、活動の主体はもちろん、採択決議もすべて子どもが行うこと。各活動には、安全管理などのため大人サポーターが2名以上ずつ伴走しますが、子どもたち自身の意思で発足し遂行していきます。また審査基準の決定から公開審査会当日の採択決議、活動発表会における講評などはすべて、公募によって集まった小学校3年生~18歳の「こども審査員」が担います。

このような、一見子どもには難しそうな役割を子どもたちに任せることで、活動を遂行する子どもたちは「貴重な活動資金を受け取る責任」を、審査する子どもたちは、「採択・不採択という決議を下す責任」を感じ取ることでしょう。「ちがさき・さむかわ こどもファンド」は、子どもの社会参画の機会を保障し応援する活動であるとともに、子どもの力を信じ、社会の一員としての責任を引き受けてもらうという側面も持ち合わせているのです。

・2022年度「ちがさき・さむかわ こどもファンド」活動発表会の様子

民間では全国初の試み


「こどもファンド」は、国内外にさまざまな先行事例があります。ドイツ・ミュンヘン市では、ミュンヘン市議会の本会議場で子どもたちが様々なまちづくりの提案を行い、出席した子どもたちの過半数が良い提案としたものは、市が責任をもって実現する仕組みがあります。このミュンヘンの取り組みを参考に、国内では2012年から高知県高知市で、2017年からは宮城県名取市でも「こどもファンド」の取り組みが始まり、継続的に子どもの社会参画の機会を生み出し続けています。

しかし、どの取り組みも主体は自治体です。一方、「ちがさき・さむかわ こどもファンド」は茅ヶ崎市を拠点に活動する「NPOサポートちがさき」が主催しており、子どもたちへ提供する活動資金も、NPOの予算や市民からの寄付で賄っています。子どもの主体的な活動を応援しようという意思を持った市民主導の全国初の取り組みとして、注目を集めています。
初年度は8チームが活動を展開


初開催となった2022年度は、8つの活動アイデアが採択され、まちを舞台にさまざまな活動を展開しました。
茅ヶ崎市のふるさと納税額をアップすることを目的とした「ふるさと納税プロジェクト」は、市内事業者に新たな返礼品を提案するとともに、活動資金をもとにオリジナルロゴの作成を市内在住のアーティストに依頼し、市に贈呈。市長とともに記者発表も行いました。

また、「6-1ベンチDIYプロジェクト」は、茅ヶ崎の海で深刻化するマイクロプラスチック問題を広く市民に知ってもらおうと、海岸で拾ったゴミをアートとしてあしらったベンチを製作し、大通りに面している不動産屋の店頭に設置しました。

どの活動も子どもだけにとどまらず、市民や店舗・行政と連携したことにより認知度が高まり、その影響力はまちに大きく広がっています。

2023年度応募の活動アイデアは13件


2023年度は、6月10日(土)に応募を締め切り、茅ヶ崎市・寒川町の小中学生から13の活動アイデアが提出されました。これから主催者やボランティアで関わる大人アドバイザーとやり取りを重ねてアイデアをブラッシュアップし、7月16日(日)の公開審査会に挑みます。

当日は子どもたちのプレゼンテーションはもちろん、こども審査員との熱のこもった質疑応答も見応えたっぷり。自分の住むまちを思い、行動する子どもたちの活躍にご期待ください。

「ちがさき・さむかわ こどもファンド」公開審査会概要


【開催日時】2023年7月16日(日) 13:00~17:00(受付12:30)
【開催場所】茅ヶ崎市役所分庁舎6階 コミュニティホール
(〒253-0041 神奈川県茅ヶ崎市茅ヶ崎1−1−1)

【プログラム】
12:30 受付開始
13:00 開会のあいさつ、来賓紹介
    こども審査員・大人アドバイザー紹介
    公開プレゼンテーション
    こども審査員による公開協議、評価・採択
    審査結果 発表
    講評、こども審査員の感想発表
17:00 閉会のあいさつ、写真撮影


【参加予定チーム名】(発表順)
1.ゴミをなくそうチーム
2.キッズだがし店
3.茅ヶ崎しぜんたい
4. 一石二鳥プロジェクト
5. 里山スタンプラリープロジェクト
6. 里山なぞときプロジェクト
➆ Satoyamacleanガイド
8. スタンプなぞとき七福神
9. 里山公園お祭りイベント
10. 小出ボーイズ
11. TIGASAKISHIHAKUBUTUKAN
12. 茅ヶ崎肉大ぜいグループ
13. ECC~ほこりからほこりに


主催:認定特定非営利活動法人NPOサポートちがさき
後援:茅ヶ崎市・茅ヶ崎市教育委員会・寒川町・寒川町教育委員会

ちがさき・さむかわこどもファンドURL
https://sapochiga-mirai.com/childrens-fund/

【お問い合わせ先】
特定非営利活動法人湘南スタイル
TEL:0467-86-9200
Mail:info@shonan-style.jp
https://www.shonan-style.jp/

提供元:PRTIMES

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