2023/07/19

KIIが建設業向けBPaaSを提供するフォトラクションに追加出資

株式会社 慶應イノベーション・イニシアティブ 

建設生産のデジタル化と標準化を実現する建設プラットフォームを目指す

慶應イノベーション・イニシアティブは、建設業向けのBPaaS※1(SaaS + AI-BPO※2)『Photoruction(フォトラクション)』の開発および運営を行うフォトラクションに対して追加出資をいたしました。フォトラクションは今回の増資と融資と合わせて総額約17億円を調達し、SaaSからBPaaSへと進化することで、建設生産をテクノロジーで標準化し、業界課題を解決する建設プラットフォームへの進化を目指します。


慶應イノベーション・イニシアティブ(本社:東京都港区、代表取締役社長 山岸広太郎、以下KII)は、弊社が運営するファンドより、建設業向けのBPaaS(SaaS + AI-BPO)『Photoruction(フォトラクション)』の開発および運営を行う株式会社フォトラクション(本社:東京都中央区、代表取締役 CEO:中島 貴春)に対して第三者割当増資による出資をいたしました。他の出資者からの調達と株式会社商工組合中央金庫からの融資も含めて総額約17億円の資金調達となります。

■PhotoructionはSaaSからBPaaSへと進化
フォトラクションは、2017年から建設業向けのSaaSである『Photoruction』を提供し、すでに大手ゼネコンを含む20万以上の建設プロジェクトで導入されていますが、2024年4月より建設業界にも「働き方改革法案」が適用されるため、テクノロジーの導入のみならず、生産性の向上は業界にとって喫緊の課題です。そのため、フォトラクションは2022年10月から、建設業界固有の業務プロセスをAI-BPOサービス(建設BPO)によって標準化する取り組みを開始し、建設生産をテクノロジーで標準化する建設プラットフォームを実現することを目指し、課題を解決することが期待されています。

今回の資金調達により、デザインシステム等プラットフォームを進化、他社サービスとのさらなる連携など安心・安全なサービスの提供や、それを実現させるための組織と人材に投資し、今後さらなる産業貢献と売上成長率の継続を目指します。

(※1)BPaaS・・・ビーパース:Business Process as a Serviceの略。SaaSのテクノロジーレイヤーを包括しているものであり、クラウド経由でビジネスプロセスまで提供するサービス形態。
(※2)AI-BPO・・・BPOはBusiness Process Outsourcing の略。AIテクノロジーを有効活用し、通常よりも早く安いコストで可能としたオペレーションの仕組み。

■会社概要
会社名 :株式会社フォトラクション (Photoruction Inc.)
所在地 :東京都中央区築地5丁目4−18
代表者 :代表取締役 中島 貴春
設立  :2016年3月14日
事業内容:インターネットサービスの企画・開発・運営
U R L  :https://corporate.photoruction.com/


◆慶應イノベーション・イニシアティブ(KII)について
KIIは、2015年12月に、主に慶應義塾大学の研究成果を活用したスタートアップを支援するため創設されました。また、2020年1月からは、慶應義塾大学に限らずシード・アーリーステージからのリード投資を中心に、デジタルテクノロジーによる社会の革新や、医療・健康などの課題解決に取り組む技術系スタートアップに投資対象を広げ投資活動を推進しています。
スタートアップへの投資育成を通じて日本が誇る大学等の研究機関の技術や知的財産といった優れた研究成果の社会実装を推進し、豊かな社会貢献の一翼を担うと同時に、ベンチャーキャピタルファンドとして高い収益性を確保し持続的なイノベーションエコシステムの構築に取り組んで参ります。

<KIIの概要>
商号  :株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ(Keio Innovation Initiative, Inc.)
事業内容:大学発技術系ベンチャー企業の育成、ベンチャーキャピタルファンドの運営
資本金等:1億円(資本準備金5000万円を含む)
代表者 :代表取締役社長 山岸広太郎
URL  :http://www.keio-innovation.co.jp

本リリースに掲載された内容は発表日現在の情報です。

提供元:PRTIMES

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