2023/07/20

「STATION Ai Central Japan 1号ファンド」から株式会社CROSLANへの投資を決定

STATION Ai 株式会社 

ソフトバンク株式会社の子会社で、愛知県スタートアップ支援拠点「STATION Ai」の運営事業を担うSTATION Ai株式会社(ステーション・エーアイ、本社:名古屋市中村区、代表取締役社長 兼 CEO:佐橋 宏隆)は、株式会社ディープコア(本社:東京都文京区、代表取締役社長:仁木 勝雅)と共同で設立した「STATION Ai Central Japan 1号ファンド※1」から、株式会社CROSLAN(クロスラン、本社:大阪府中央区、代表取締役:川村 敦)へ投資することを決定しました。 STATION Ai株式会社は、「STATION Ai Central Japan 1号ファンド」を通して投資を行うことで、愛知県を中核としたスタートアップ・エコシステムの構築に貢献するとともに、さらなる事業成長に向けた支援を行っていきます。


■株式会社CROSLANについて
株式会社CROSLANは、特定技能外国人を受け入れる企業の課題解決を目指して、特定技能外国人の人材管理などができるクラウドサービス「SMILEVISA」の提供を行っています。

「SMILEVISA」は、クラウド上で特定技能外国人の人材管理や、在留資格の申請をすべて自動で行えるシステムです。2019年4月に創設された新しい在留資格「特定技能」に関して、受け入れ要件判定、申請書類作成の自動化、自動翻訳機能、受け入れ以降の定期報告や人材管理(在留期日など)をオンラインで管理できる機能を搭載し、これまで煩雑だった特定技能の受け入れに関するソリューションを提供しています。
申請機能は、画面に表示されるフローに沿ってデータの入力をしていくため、業務に慣れていない方や、システムの操作に不安がある方でも簡単に利用できます。この機能については、株式会社CROSLANが特許を取得しています。(特許第 7125805 号)

なお、株式会社CROSLANは、STATION Ai株式会社が2022年4月から運営を担う、スタートアップ支援拠点「PRE-STATION Ai」のメンバーであり、短期集中型プログラム「STATION Ai Catapult」※3 の第2期の参加企業です。




■株式会社CROSLAN 代表取締役 川村 敦 氏のコメント

私が初めて海外にいったのは2010年のベトナムのホーチミンです。その時に出会った元技能実習生の友達の言葉が今でも忘れられません。
「私たちは時給300円で働いていました。それでも、ベトナムの所得に比べて高いため働くのです。⽗を早くに亡くしたので、家族のために働きにきました」。

この出会いをきっかけに、外国人労働者の問題に取り組み始めました。外国人労働者の受け入れは、採用のプロセスがブラックボックス化していて、硬直化した管理コストの発生によって、外国人本人たちだけでなく受け入れをする企業にとっても負担となります。それらの課題を解決していくために、「SMILEVISA」は存在します。採用のプロセスを可視化し、スムーズな受け入れと管理工数とコスト削減を実現していきたいと考えています。

しかし、ビジョンだけを掲げても実現できません。強力に応援していただけるサポートが必要でした。
「PRE-STATION Ai」には、2022年の10月から入居し、「STATION Ai Catapult」に参加しました。このプログラム期間を経てウェブからの流入が7倍、トラクションの獲得も実現していきました。今回の資金調達を通じて、開発費への投資と営業体制の強化ができます。誰もがWin-Winで働ける環境の構築、国境を越えてワクワクできる世界の実現に近づけていきたいと考えています。

■STATION Ai株式会社 PRE-STATION Ai 統括マネージャー 市原 暁のコメント

CROSLANの川村代表とは、2022年に同社が愛知県と当社で運営するスタートアップ支援拠点「PRE-STATION Ai」のメンバーになった時に出会いました。
川村代表は大学時代から国際関係学を学び、ベトナムの留学を経てCROSLANを創業しており、海外の方々の雇用に関する深い知識と国際感覚の豊かな経営者です。今後益々増加する特定技能外国人の雇用に対し、受け入れをする企業側の管理工数の低減、コンプライアンス向上を実現するサービス「SMILEVISA」の必要性は高まると感じていて、今後の新たなサービス展開を期待しています。CROSLANの国内外での成長を引き続き支援していきます。



■「STATION Ai Central Japan 1号ファンド」について
「STATION Ai Central Japan 1号ファンド」は、STATION Ai株式会社と株式会社ディープコアが共同で設立したファンドです。愛知県スタートアップ支援拠点「STATION Ai」のメンバー※2である、ICT(情報通信技術)領域のテック系スタートアップを対象に投資を行います。本ファンドの詳細は、こちら(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000095825.html)をご覧ください。

※1 正式名称は「STATION Ai Central Japan 1号投資事業有限責任組合」です。
※2 2024年10月の「STATION Ai」の開業までの期間は、「PRE-STATION Ai」のメンバー(企業)が対象です。
※3 「STATION Ai Catapult」は、愛知県スタートアップ支援拠点「PRE-STATION Ai」で展開する短期集中型プログラムで、創業直後からシードステージまでのスタートアップを対象に、約4カ月間で資金調達が可能な状態を目指して事業成長を集中的に支援するプログラムです。スタートアップの成長ステージに合わせて「Incubation Track」と「Acceleration Track」を展開し、定期メンタリングや勉強会などを実施します。また、プログラム終了時に、成果発表の場としてDemo Day(デモデイ)を開催します。

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提供元:PRTIMES

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