2023/08/07

ロートニッテン株式会社との共同研究を開始

株式会社 ナノエッグ 

医療用眼科用剤でも当社のナノカプセル技術を応用

皮膚の課題に科学の視点で挑み続け、健康と美を進化させる研究開発型企業・株式会社ナノエッグ(本社:東京都豊島区、代表取締役兼研究開発本部長:山口葉子、以下「当社」)は、ロート製薬グループのロートニッテン株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:和田 政勝、以下「ロートニッテン」)と、ナノエッグ独自の「ナノカプセル」技術を応用した医療用眼科用剤の共同研究を開始します。


「ナノカプセル」技術とは



「ナノカプセル」技術は、当社の社名に「ナノ」を冠しているように、研究開発型企業である当社の、まさに代名詞的な技術です。

粒子径が数10nm(1nm=10億分の1m)ほどの球状の製剤を「ナノカプセル」と呼びます(上の写真を参照:「ナノカプセル」の電子顕微鏡写真)。当社の「ナノカプセル」は、当社独自技術によりカプセル内に含まれる薬剤量が100%に近い状態を達成しています。これは他の「ナノカプセル」と比べて、高いレベルでのカプセル化を実現しています。

また、当社の「ナノカプセル」はアモルファス状の無機質で薄膜コーティングすることも特長です。この薄膜コーティングに守られることで、カプセル内の薬剤が徐々に放出される仕組み(ドラッグ・デリバリー・システム)となっています。

今回の共同研究では当社の「ナノカプセル」技術を医療用眼科用剤や点眼剤へ応用することを目指します。ナノカプセルの特長を活かすことで、医療用眼科用剤や点眼剤の性能をこれまで以上に高めることを目指します。

ロートニッテン株式会社について


ロートニッテン株式会社は、1961年に眼科領域に特化した製薬会社として「日本点眼薬研究所」を設立し、以来、「すこやかな視界への挑戦」という理念を掲げ、医療機関や患者様に防腐剤無添加点眼薬の「PFデラミ容器」など「目にやさしい点眼薬」の提供を続けています。2020年には一層の社業発展を願い「目の健康を守り社会に貢献する」という志を同じくするロート製薬のグループの一員となりました。そして創業60周年を機に2022年4月から、社名を「ロートニッテン株式会社」に変更し、ロート製薬の医療用眼科事業の中核を担っております。

代表取締役社長:和田 政勝
本社 :〒457-0038 名古屋市南区桜本町40番地の2

会社概要:株式会社ナノエッグ


聖マリアンナ医科大学難病治療研究センターのDDS(ドラッグ・デリバリー・システム)研究室から2006年に誕生した、皮膚の課題に科学の視点で挑み、健康と美を進化させる研究開発型企業です。ナノカプセル技術を応用したアトピー性皮膚炎の原因探索や完治を目的とした治療法の開発、あるいは肌に塗る・貼るだけの「針のない」ワクチン開発など、ナノカプセル技術を活用し、医療の世界にブレークスルーを起こすことを目指しています。

本 社:東京都豊島区東池袋1-18-1 Hareza Tower 19階
研究所:神奈川県川崎市川崎区殿町3-25-14 ナノ医療イノベーションセンター4F
コーポレートサイト: https://www.nanoegg.co.jp/

代表取締役社長 兼 研究開発本部長 山口葉子の略歴



静岡大学工学部大学院修了後、米国の大手化学メーカー・ダウコーニングに入社。日本国内では第一号の女性研究者に。その後ドイツバイロイト大学自然科学群博士課程に入学。その後、横浜国立大学大学院物質工学研究科の博士研究員、オーストリアグラーツ大学物理学研究科の客員研究員を経て、聖マリアンナ医科大学難病治療研究センター先端医薬開発部門DDS(ドラッグ・デリバリー・システム)研究室に所属。必要最小限の薬物を、必要な場所(臓器、組織等)に、必要なタイミングで供給するためのDDSの研究に従事する。科学技術振興機構プレベンチャー事業サブリーダー。これまで培ったDDSの技術を活かした、本当に肌に有益な化粧品を開発するため、2006年に株式会社ナノエッグを設立、代表取締役社長兼研究開発本部長に就任。ドイツBayreuth(バイロイト)大学自然科学群博士課程修了。理学博士。

提供元:PRTIMES

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