2023/09/27

2023年度安全セミナー開催・募集のお知らせ

公益財団法人 JR西日本あんしん社会財団 

「救える命を救いたい」目の前のSOSに 誰もがAEDを使える社会へ

AEDがあったのに使われなかった。そんな悲しい事故を繰り返さないために 小学6年生の桐田明日香さん=当時(11)=が駅伝の練習中に心停止で倒れ亡くなる事故が起きました。AEDがあったのに使われることはありませんでした。 明日香さんの母である桐田寿子氏の講演をもとに、救える命を救うため、私たち一人ひとりにできることを考えます。 ※30分の実技講習も含まれており、スキルも併せて学んでいただけます。


JR西日本あんしん社会財団では、「いのち」を大切にする社会づくりに少しでもつながればとの思いを込め、世の中の関心やニーズなどを踏まえ、地域の安全構築につながるテーマを選定し「安全セミナー」を開催しています。
 今回は、心停止が増加傾向にある一方で、市民によるAEDを使用した心肺蘇生の実施率が低水準に留まっていることを踏まえ、AEDを身近なものと捉えていただく事を目的に以下のセミナーを開催します。

1.開催日時  2023年11月26日(日)14:00 ~ 16:00 (開場 13:30~)

2.開催場所  新大阪ワシントンホテルプラザ(最寄り:新大阪駅/大阪府大阪市淀川区西中島5-5-15)


3.内容
(1)基調講演
〈講師〉 桐田 寿子 (きりた ひさこ)
        ASUKAモデル関係御遺族

〈演題〉 命を守るために ~ASUKAモデルへの想い~
心臓突然死は、1年間で約8万2千人と増加傾向です。
日本には、AEDが65万台近く設置されていますが、倒れる瞬間を目撃された心停止の中で、AEDによる電気ショックが行われたのは4.1%です。学校で倒れた明日香が私にとって何よりも大切な人だったように、目の前で倒れた人は誰かにとってとても大切な人のはずです。命のバトンをつなぐのは、その場にいる人の勇気と行動です。明日香の教訓から生まれたASUKAモデル。ASUKAモデルは心停止でない人に胸骨圧迫やAEDを用いても問題ないことを示し、「まずは行動する」ことを訴えています。救命への願いをつなぎ、救える命を救うために、ASUKAモデルへの想いを皆様の心に届けます。

〈講師プロフィール〉
平成23年9月30日、突然死により亡くなった桐田明日香さんの母親で、「体育活動時等における事故対応テキスト」(ASUKAモデル)の関係遺族。文部科学省主催等の学校安全研修会等の講師として、遺族の立場から全国で講演を行う。
平成4年埼玉県職員・看護師として入職し26年間勤務。民間の小児科外来勤務を経て、令和2年3月に設立したNPO法人いばらき救命教育・AEDプロジェクト理事に就任。その後、NPO法人ちば救命・AED普及研究会理事、NPO法人つなぐいのちの輪 バイタルネットジャパン さいたまPUSH顧問に就任。更なる救命教育の普及に携わっている。

ーASUKAモデルとはー
小学校6年生の桐田明日香さんが、駅伝の課外練習中に倒れ救急搬送された後、翌日に死亡するという大変悲しい事故を教訓としてつくられた教員研修等のためのテキストです。「体育活動時等における事故対応テキスト~ASUKAモデル~」により教員研修を充実させ、学校の安全度を高めることを目的としています。教職員はもとより、全国の多くの方々に広く活用されることを期待しています。


(2)講師を交え対談
                        

〈パネリスト/コーディネーター〉 
 石見 拓 (いわみ たく)
  日本AED財団 専務理事
  京都大学大学院教授
  NPO大阪ライフサポート協会 副理事長
  PUSHプロジェクト委員会 代表

〈プロフィール〉
循環器内科医として研鑽を積む中で、心臓病患者の多くは病院搬送前に亡くなり、病院到着後の治療では救えない事実に直面し、病院前救急医療体制の充実や心肺蘇生普及の重要性を知る。一人でも多く心臓突然死を減らすことを目指し、市民による心肺蘇生やAEDの効果を検証する研究とともに、その普及・啓発活動に力を入れる。


      




〈パネリスト〉
 島本 大也 (しまもと ともなり)
  日本AED財団 減らせ突然死プロジェクト実行委員
 NPO大阪ライフサポート協会
  PUSHプロジェクト委員会 委員 

〈プロフィール〉
心肺蘇生の教育やAEDの普及、消防の指令員による口頭指導の効果など、病院の外で発生した心停止救命に関する研究を実施するとともに、NPO大阪ライフサポート協会・公益財団法人日本AED財団の一員として研究の結果をもとにした心停止救命の普及啓発を行っている。







(3)実技講習

セミナーの後半30分に実技講習を行います。
・映像と一人1つのトレーニングキットを使って救命処置を体験し、胸骨圧迫やAEDの使用方法を身に付けていただきます。
※オンライン参加の方はトレーニングキットの配布ができませんので、座布団等のクッションとカード類2枚をお手元に用意いただき代用していただきます。
     
※画像はイメージです。
◇会場参加の方はセミナー終了後、AED訓練器体験が可能です。


4.応募方法(※応募締切)
 JR西日本あんしん社会財団ホームページ(https://www.jrw-relief-f.or.jp/seminar/safety/)の応募フォームから「会場参加」「オンライン参加」のどちらかを選択のうえ、ご応募ください。

  ・会場参加(定員100名)≪参加無料≫
※お申し込みは11月5日(日)まで。ただし、応募多数の場合は抽選となります。
※抽選の結果は参加証の発送(11月15日頃)をもって代えさせていただきます。
※当選されなかった場合でも、再応募なし「オンライン参加」をご案内いたします。

  ・オンライン参加(Zoomウェビナー)≪参加無料≫
※お申し込みは11月20日(月)まで。応募者全員にご参加いただけます。


5.主催等
主催/公益財団法人JR西日本あんしん社会財団
協力/西日本旅客鉄道株式会社
後援/公益財団法人 日本AED財団、NPO法人 大阪ライフサポート協会

6.お問合せ
JR西日本あんしん社会財団事務局
TEL 06-6375-3202 (平日10:00~17:00) E-mail:info@jrw-relief-f.or.jp

当プレスリリースURL

提供元:PRTIMES

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