NEDO先導研究に世界の演算課題を解決するTopoLogicが採択
TopoLogic 株式会社”東大発・研究開発型スタートアップ”が、超低消費電力・超高速書き込みを実現するメモリの先導研究へ
「トポロジカル物質」の社会実装を目指すTopoLogic株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:佐藤太紀)は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」)が公募した、脱炭素社会を目指す「エネルギー・環境新技術先導研究プログラム」に採択されましたことをお知らせいたします。本プロジェクトでは、トポロジカル物質を用いたユニバーサルメモリの開発について実用化を目指してまいります。
研究開発の目的
データセンターの消費電力は、AI用途などの拡大で年々増加傾向にあり、2040年には約2.9万TWhまで増加すると予測されています。(JST低炭素社会戦略センター「情報化社会の進展がエネルギー消費に与える影響」の予測値をベースに試算)
中でもプロセッサとメモリはデータセンター全体の消費電力の5割以上を占めることから、深刻な電力不足や一次エネルギー源の過剰な消費が懸念され、消費電力の低減が急務といえる状況です。
こうした背景を受け、TopoLogicは、新規量子材料トポロジカル物質を用いたユニバーサルメモリの開発と社会実装により、今後爆発的に増大する演算需要をサステナブルに実現する技術的基盤の構築を進めてまいります。
AIの社会実装ペースに基づく、データセンタのサーバー消費電力予測(単位TWh/年) ※JST低炭素社会戦略センター「情報化社会の進展がエネルギー消費に与える影響」の予測値をベースに試算
実施体制
TopoLogic株式会社、国立大学法人東京大学
【再委託】JSR株式会社、国立大学法人京都大学
トポロジカル物質とは
トポロジカル物質は、これまでの物質とはまったく異なる電子バンド構造を持ち、従来の代表的な物質である絶縁体・導体(金属)・半導体には見られない現象を起こす物質です。2016 年には、「トポロジカル相転移および物質のトポロジカル相の理論的発見」の業績で、3名の研究者がノーベル物理学賞を受賞しました。
トポロジカル物質を用いれば、従来の物質では成し得なかったレベルの高度な「エネルギーの可視化」「省エネルギー化」を推進でき、エネルギー問題への貢献を加速させることも可能となります。
開発中のトポロジカル物質を用いたユニバーサルメモリ
TopoLogic株式会社について
TopoLogic株式会社は、トポロジカル物質の社会実装を通じ、世界の産業課題の解決を目指す東大発・研究開発型スタートアップです。
ミッション
私たちのミッションは、トポロジカル物質で世界中の産業現場が抱える困難な課題を解決することです。この革新的な物質の社会実装によって、豊かな社会の永続的な実現を目指すべく、東京大学大学院・中辻研究室の協力のもと、デバイスの開発や協業企業様との技術提携に取り組んでいます。
採用について
TopoLogicのミッションに共感し、積極的な姿勢でともに事業と組織を大きくしていける方を募集しています。
※採用強化中のポジション:半導体(半導体設計エンジニア・プロセスエンジニア)、熱流束センサ(事業推進責任者・エンジニア)、オープンポジション
【TopoLogic採用ページ】https://open.talentio.com/r/1/c/topologic/homes/3912
【会社名】TopoLogic株式会社(TopoLogic Inc.)
【設立】2021年7月15日
【代表取締役】佐藤 太紀 / Taiki Sato
【本社】〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1 東京大学アントレプレナープラザ703
【HP】https://www.topologic.jp/
【事業内容】
・トポロジカル物質の研究、開発、設計、製造および販売
・トポロジカル物質を用いたデバイスの研究、開発、設計、製造および販売
・トポロジカル物質およびトポロジカル物質を用いたデバイスに関連するソフトウェアの開発、設計、製造、販売および保守
・トポロジカル物質に関連する業務および研究開発のコンサルティング業務
【資料請求フォーム】https://www.form-answer.com/applications/BE9H2
【お問い合わせ専用メールアドレス】info@topologic.jp
提供元:PRTIMES