2024/07/09

【緊急施策】給食のない夏休み 困窮するひとり親家庭へ、通常の2倍の食品を配付

特定非営利活動法人 グッドネーバーズ・ジャパン 




学校給食のない夏休みに家庭で十分な食事をとることが難しく、困難な食生活を送るひとり親家庭の子どもたちがいます。認定NPO法人グッドネーバーズ・ジャパン(本部:東京都大田区、会長:福井玲)はこの夏、フードバンク事業「グッドごはん」を通じて、困窮するひとり親家庭の子どもたちに普段の2倍の食品を配付する緊急施策を実施します。

●「子どもが1日2食以下」の割合 学校給食のない長期休みは約3倍に増加
私たちグッドネーバーズ・ジャパンは、首都圏、近畿圏、九州にて、低所得のひとり親家庭を対象とした食品支援事業「グッドごはん」を展開しています。多くのご支援者様のお力添えのもと、事業開始時から延べ82,731世帯に食品を配付しています(2024年5月末時点)。
私たちは、支援を必要とするご家庭の状況やニーズを知り、より適切な事業運営ができるよう グッドごはん利用者へのアンケート調査にも取り組んでいます。その一環として本年3月に実施したアンケート調査*の結果から、学校給食のない長期休み期間に1日3食を食べられない子どもが普段の3倍以上にも増えるということが明らかになりました。

子どもの1日の標準的な食事回数

回答者からは、アンケートの自由記述欄で下記のような声が上げられました。



* ひとり親家庭の子どもの長期休み期間中における食事状況に関するアンケート(2024年3月実施)
アンケート調査結果の詳細はこちら

●夏休み緊急施策・普段の2倍の食品をひとり親家庭の子どもたちに
最も長い休暇である夏休みは、普段から困窮するひとり親家庭にとって、非常に苦しい期間になると予想されます。先述のアンケート調査では、回答者の52.1%が「(グッドごはんに)長期休暇期間中に配付食品の量を通常の倍にしてほしい」と回答しています。この状況を受け、私たちは「夏休み期間中、普段の2倍の食品をひとり親家庭に配る」という緊急施策を行うこととしました。
通常、グッドごはんでは、毎月1世帯当たり買い物かご1つ分の食品(約10,000円相当**)を配付しています。これを、この夏は2倍の買い物かご2つ分に増やします。



・通常2kgお配りしているお米を、4kgに増やします。
・栄養面を心配する声に応え、肉・魚・野菜・果物を必ず配付内容に含めます。
※写真は、配付予定内容の一例です。
※配付内容は、食品寄付の状況等を踏まえながら利用者から寄せられた要望になるべく沿う形で決定してまいります。

**食品の金額は査定評価額であり、メーカー希望小売価格や各種小売店等での販売価格とは異なる場合があります。


給食のない夏休みに十分な食事をとれず、お腹を空かせる子どもたちを取り残さないため、喫緊の支援が必要です。
グッドネーバーズ・ジャパンは、より多くの子どもたちを救うため、企業・個人の皆さまからのご協力を募っております。
グッドごはん・夏の緊急施策へのご協力についてはこちらをご覧ください。
https://www.gnjp.org/reports/detail/gg_20240709/#sponsors



■団体について
特定非営利活動法人グッドネーバーズ・ジャパンは、国際組織グッドネーバーズ・インターナショナルの一員として、2004 年に開設されました。「子どもの笑顔にあふれ、誰もが人間らしく生きられる社会」を目指し、国内外の子ども支援を行っています。公益性の高い団体である「認定NPO 法人」として東京都から認可を受けています。
https://www.gnjp.org/

■ひとり親家庭のフードバンク「グッドごはん」とは
「グッドごはん」とは、ひとり親家庭等医療費受給者証をもつ、所得が限度額未満のひとり親家庭を対象に、食品を毎月無料で配付する事業です。2017年9月の事業開始以降、のべ82,731世帯に食品をお渡ししてきました*。
首都圏、近畿および九州における約50か所*の配付拠点にて、企業や個人の寄付によって集まったお米や調味料、レトルト食品、お菓子など、約10,000円相当のカゴいっぱいの食品をひとり親家庭に配付しています。
*2024年5月時点
https://www.gnjp.org/work/domestic/gohan/
※通常、配付拠点に直接取りに来られる方を対象に食品を配付しています
※生活保護受給中の方は対象外です

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提供元:PRTIMES

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