2024/08/20

電通総研、電通西日本、広島県の「身近な公共空間を活用した運動習慣化促進事業」支援業務を受託

株式会社 電通総研 

- 行動科学理論とデジタル技術を掛け合わせ、働く世代や子育て世代の運動習慣化を促進 -

テクノロジーで企業と社会の進化を実現する株式会社電通総研(本社:東京都港区、代表取締役社長:岩本 浩久、以下「電通総研」)と株式会社電通西日本(本社:大阪府大阪市、代表取締役:宇治田 達、以下「電通西日本」)は、「身近な公共空間を活用した運動習慣化促進事業」支援業務を広島県より受託しました。


本事業では働く世代や子育て世代に向けて、企業訪問型や親子参加型イベントの開催、オンラインフィットネスの提供、電通総研が開発する「DigSports(ディグスポーツ)」の提供などを通じ、運動へのモチベーション向上や家族ぐるみでの運動機会の拡大による、広島県民の運動習慣化を促進します。

背景


広島県では、県民の誰もが運動を楽しむことで健康と豊かさを実感できる社会の実現に向けて、令和元年の調査において男性72.71年、女性74.59年だった県民の健康寿命※1を伸ばし、平均寿命との差をさらに縮めることを目指しています。また成人期においても、全国と同様に広島県でも20歳以上の週1回以上のスポーツ実施率が低い状況であるため※2、運動習慣化を促進し、健康増進につなげる取り組みが進められています。

本事業では、中でも運動実施率の低い働く世代や子育て世代を中心に運動経験の有無や生活スタイルなどでセグメント化し、それぞれに即した運動阻害要因の仮説を立て、運動メニューを企画・提供する予定です。

電通総研はこれまでデジタルを活用した健康増進の取り組みを、教育機関やスポーツ事業者などと連携し自治体に提供してきた実績があります。本事業ではその実績に基づく知見やノウハウを生かし、自治体におけるスポーツDX、産学官連携を推進します。
電通西日本は経営理念「Best Solution Partner & Business Producer For The Region.-地域の課題解決と、地域の新たな価値創造を-」に基づき、地域に根差して地域に貢献し、地域とともに永続的に発展する存在を目指しています。そして、地域から日本の成長に寄与し、日本の、世界の社会をより良くしていくことに貢献をしていきます。

本事業の概要


行動科学の専門家である同志社大学商学部 瓜生原葉子教授監修の下、対象となる働く世代や子育て世代の運動習慣化阻害要因を考慮した行動変容を促し、効果検証することで、運動習慣化を促す仕組みを構築します。
具体的な取り組みは以下のとおりです。

1. 運動実施率向上・運動習慣化事業の伴走支援
これまで、電通西日本と電通総研が自治体向けに支援してきた運動実施率向上・運動習慣化の取り組み・知見を生かし、広島県による当事業の運営を、運動習慣化施策の企画立案から、アンケート等による効果測定や今後の対応検討まで、全般的に支援します。

2. 運動習慣化施策の企画・実施の支援
広島県による、運動習慣化のための具体的施策の企画作成や、イベントとしての開催、運営を両社で支援します。現在予定している施策は以下の通りです。

・企業訪問型フィットネスイベント
広島県内の企業を訪問し、ビジネスパーソンが抱える健康課題(肩こりや腰痛など)にアプローチする体操やオフィスでできる運動をレクチャーするイベントを開催します。運動をする場に出向くことなく気軽に参加でき、体を動かす楽しさや心地よさを体感してもらうことで“運動の自分ごと化”を推進します。

・子育て世代向けイベントおよび「DigSports」の提供
子育て世代向けに、商業施設等で運動のきっかけになるイベントを開催予定です。イベント会場では、電通総研が開発・提供するAIで運動能力を測定し、74種目から向いているスポーツを判定できるシステム「DigSports」を提供します。運動が疎遠になった子育て世代や運動を苦手とする子どもが、自分にあったスポーツを見つけ、運動を好きになるきっかけや運動習慣化を後押しします。

・オンラインフィットネス
場所や時間にとらわれることなく参加可能なオンラインフィットネスの環境を提供します。電通総研がこれまでに提供してきたオンラインフィットネスの経験やノウハウを生かし、イベント参加者約200名を対象に、4ヶ月利用できる環境を準備し、登録者数やコンテンツの利用状況を分析し、効果検証を行います。

両社は今後、広島県下の市町や地域の各種団体、運動サービス事業者などと連携しながら、次年度以降に県が自走できる仕組みの構築を目指します。

電通総研は、今後も地方自治体の健康寿命延伸に向けた取り組みをテクノロジーで支援し、地域社会の課題解決に貢献してまいります。電通西日本は西日本エリアにおいて、自治体や地域の企業・マスメディアとのネットワークや、コンテンツ・デザイン制作力を活かし、事業全体のプロジェクトマネジメントを推進してまいります。


※1 健康寿命の令和元年値の公表について - 広島県 https://www.pref.hiroshima.lg.jp/uploaded/attachment/466558.pdf
※2 令和5年度「スポーツの実施状況等に関する世論調査」 https://www.mext.go.jp/sports/b_menu/houdou/jsa_00167.html

ご参考資料


・DigSportsについて https://smart-society.dentsusoken.com/solution/DigSports
身体計測や体力測定の結果をもとに、一人ひとりの長所をAIが分析し、74種目ある競技の中から、どの競技に向いているかを提案するシステムです。大型モニターに、計測記録がリアルタイムに表示されるなど、誰でも楽しくチャレンジできるインターフェースを備えており、運動が苦手な子でも、楽しみながらスポーツに目覚めるきっかけをつくることができます。

2023年05月24日
AIで適性のあるスポーツを判定する「DigSports」の新バージョンを提供開始
https://www.dentsusoken.com/news/topics/2023/0524.html

2020年04月06日
スポーツ庁の「Sport in Lifeプロジェクト」に参画
https://www.dentsusoken.com/news/topics/2020/0406.html

電通総研について https://www.dentsusoken.com


電通総研は、「HUMANOLOGY for the future~人とテクノロジーで、その先をつくる。~」という企業ビジョンの下、「システムインテグレーション」「コンサルティング」「シンクタンク」という3つの機能の連携により、企業・官庁・自治体や生活者を含めた「社会」全体と真摯に向き合い、課題の提言からテクノロジーによる解決までの循環を生み出し、より良い社会への進化を支援・実装することを目指しています。
テクノロジーや業界、企業、地域の枠を超えた「X Innovation(クロスイノベーション)」を推進し、これからも人とテクノロジーの力で未来を切り拓き、新しい価値を創出し続けます。

* 2024年1月1日、電通国際情報サービス(ISID)は、電通総研へ社名を変更しました。
* 本リリースに記載された会社名・商品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。

提供元:PRTIMES

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