2024/09/06

明石市内の小学校でスマートコンポスト導入のパイロット事業を開始

株式会社 komham 

生ごみの堆肥化を通して小学生が資源循環を体験


丸谷聡子 明石市長

株式会社komham(本店:札幌市厚別区、支店:東京都渋谷区、代表取締役:西山すの)は、明石市立魚住小学校に「スマートコンポスト(R)」を設置し、給食の食品残渣を堆肥化処理するパイロット事業を開始しました。生ごみの資源循環を形成するとともに、環境教育への活用を検討します。本事業の結果をもとに、明石市内の各小学校への導入を見据えています。

■背景
明石市では、循環型社会の実現のため、「ゼロ・ウェイストあかし」を合言葉に、ごみの減量・再資源化の推進に向けた施策を実施しています。当社の「スマートコンポスト(R)」は、ソーラー発電で自動駆動するバイオ式生ごみ処理機で、二酸化炭素排出量実質ゼロで生ごみを堆肥化することができます。明石市は、スマートコンポストによるごみ減量化および資源循環の有効性について検証するために、市内の小学校にスマートコンポストを導入するパイロット事業を開始しました。

【パイロット事業概要】
期間:2024年8月30日から9月27日
場所:明石市立魚住小学校敷地内(兵庫県明石市魚住町570)

■運用方法と事業の目的
明石市立魚住小学校にスマートコンポストを1台設置し、給食で発生する調理くずや食べ残しを処理します。生ごみをその場で微生物分解し、生成した堆肥は花壇等で利用することで、可燃ごみの減量、および、ごみの資源循環を形成することができます。また、環境教育の教材としても活用し、児童の環境への理解や意識向上につなげることを目的としています。

■ 「スマートコンポスト(R)」とは
「スマートコンポスト(R)」は、AC電源や排水処理を必要としないソーラー発電で自動駆動する独立型の生ごみ処理機です。生ごみの高速処理が得意な当社微生物群「コムハム」がより安定して生ごみを分解できる環境をスマートコンポスト内に整え、街中や施設内に設置しても景観を損なわないデザインで開発しました。また、管理者は、クラウドにアップロードされたデータから、投入生ごみ量、生ごみ分解量/分解率、温室効果ガス排出削減量、バッテリー残量を取得することができ、エラー発生時はアラートがはたらくため、最低限のメンテナンスで運用ができます。







【製品概要】
■サイズ(キャスター込み): 980 (W) x 1365 (H) x 900 (D) mm
■本体重量: 約200kg
■処理能力: 最大10リットル/日
■消費電力: なし(ソーラー発電)
■耐用年数: 8年
■測定/取得できるデータ:
・投入生ごみ量
・生ごみ分解量/分解率
・温室効果ガス排出削減量
・バッテリー残量







■ 微生物群「コムハム」とは
スマートコンポストに内在するコムハムは、当社が独自で開発した生ごみを高速分解する能力を持つ微生物群です。生ごみを最短1日で最大98%まで分解する特徴があり、通常、数週間かけて複数回発酵させる堆肥化を高速で行うことができます。
次世代シーケンサーを用いた微生物群集解析の結果から、コムハムは複数の好熱性バシラス科細菌を中心とした微生物群から構成されていることが分かっています。
有害性評価として、コムハムの主要構成細菌が有害微生物リストに非該当であることを確認しています。
なお、コムハムの遺伝子組換えやゲノム編集は行っておりません。
※特許情報「微生物、生ゴミの分解に用いるための組成物、および生ゴミ処理方法(特許7300079)」

■komhamについて
「淘汰される技術を最新テクノロジーで次世代へつなぐ」をミッションとして掲げ、生ごみの高速分解ができる微生物群「コムハム」の研究および、それらを用いたバイオマスリサイクルシステムの構築を行っています。
また、研究成果を用いて、新規サービスや商品の開発を積極的に推進し、だれもが意識せずとも環境にやさしい暮らしができるようなインフラ作りを目指しています。

【会社概要】
会社名:株式会社komham
本店:札幌市厚別区下野幌テクノパーク1丁目1-10-211号
支店:東京都渋谷区猿楽町17-10 代官山アートビレッジ3階B 代官山TOKO
代表取締役:西山すの
設立:2020年1月
公式サイト:https://komham.jp/

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提供元:PRTIMES

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