2024/09/10

AOSデータ社、データコマースDataMart.jpに通信インフラオープンデータを公開 ~Data to AI(R)仕事術で通信インフラ分野の生産性向上~

AOSデータ 株式会社 

企業データとAIの利活用カンパニー、AOSデータ株式会社 (本社:東京都港区、代表取締役社長 吉田 宣也 以下 AOS データ社)は、通信インフラに関わる研究者、政策立案者、企業、市民に対し、ネットワークの稼働状況、通信品質、地域別のカバレッジデータなど多様なデータを通じて、安定した通信環境の構築や市場の透明性確保を支援するため、データ駆動型のアプローチに貢献する重要な通信インフラオープンデータをAI学習用データコマースプラットフォーム「DataMart.jp」( https://datamart.jp/ )で公開したことをお知らせします。



■通信インフラデータの高まり
通信インフラは、現代社会における情報流通の基盤として不可欠な存在です。インターネットの普及やモバイル通信の進展により、私たちの生活やビジネスの多くがこのインフラに依存しています。特に、デジタル技術の進化やIoTの台頭に伴い、通信インフラの整備状況や品質を把握し、効率的な運用を行うためのデータが重要視されています。こうした背景から、通信インフラ分野におけるオープンデータの役割は、ますますその重要性を増しています。通信インフラ分野のオープンデータが重要となってきている背景には、技術進化や社会変革の要因が大きく影響しています。

1. デジタルトランスフォーメーション(DX)の加速
近年、ビジネスや社会全体におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)が急速に進行しています。企業や政府は、デジタル技術を活用して業務プロセスを効率化し、革新を生み出すことを求めています。通信インフラはDXの基盤となるため、そのインフラの状況や性能を把握するためのオープンデータがますます重要です。特に、5Gや光ファイバーの普及が進む中、どの地域にどの程度の通信インフラが整備されているかは、企業や自治体の施策に大きく影響します。

2. スマートシティとIoTの発展
スマートシティやIoT(モノのインターネット)の進展により、通信インフラが社会の基本インフラとして位置づけられています。都市や地域がデータを基盤にして高度に管理・運営されるためには、通信ネットワークの可視化と最適化が不可欠です。オープンデータを活用して、通信インフラの現状を理解し、都市計画や災害対策に役立てることが期待されています。また、IoTデバイスの普及に伴い、通信トラフィックの増加に対応するためのインフラ投資の効果を測定する必要もあります。

3. 公平なインフラ整備と地域格差の是正
通信インフラの整備状況には地域差があり、都市部では高速インターネットが利用可能であっても、地方や離島では通信速度が遅い、またはインターネット接続が不安定な場所があります。オープンデータを活用することで、地域ごとのインフラの状況を把握し、通信インフラの地域格差を是正するための施策が進められています。インフラ投資の効果的な分配や、社会的公平性を高めるための政策が形成されやすくなります。

4. 災害時の対応と復旧計画の強化
自然災害の発生時には、通信インフラの被害状況や復旧進捗を迅速に把握することが求められます。オープンデータを通じて、通信回線の切断状況や基地局の障害発生箇所を可視化することで、被災地での効果的な対応が可能となります。また、災害に備えて通信インフラの脆弱性を予測し、事前に対策を講じるためにもデータの公開が役立ちます。

5. 政策立案や規制の透明性確保
政府や規制機関が通信インフラに関連する政策を立案する際、その透明性が求められます。オープンデータは、政策決定プロセスにおけるデータの裏付けを提供し、さまざまな関係者がインフラ整備の現状やその効果を理解するための重要な手段です。データの公開によって政策の正当性が高まり、利害関係者の信頼が強化されると同時に、国際的な比較を通じたベンチマーキングにも寄与します。

これらの要因により、通信インフラ分野のオープンデータは、技術的進歩、社会の発展、政策の改善を支える重要な要素として位置付けられています。

■通信インフラデータとは
通信インフラは、現代社会の情報流通を支える不可欠な基盤であり、その効率的な運用と改善を図るために、さまざまなデータの公開が進んでいます。特に、デジタル社会の進展に伴い、通信インフラの整備状況や品質、利用実態を把握することは重要です。これにより、地域格差の解消、サービスの向上、災害時の対応強化が可能となります。以下に、通信インフラ分野のオープンデータが公開されている分野について紹介します。

1. インターネット普及データ
- 各国や地域ごとのインターネット普及率
- ブロードバンドとモバイルインターネット接続数
- 世帯あたりのインターネット接続割合
- 年齢層別のインターネット利用率
- インターネット未接続地域のリスト

2. 通信トラフィックデータ
- 時間帯別のインターネットトラフィック量
- アプリケーションごとのトラフィック(動画、ゲーム、SNS)
- 固定回線 vs モバイル回線のトラフィック量比較
- トラフィックピーク時間のデータ
- 各地域のトラフィック増加率

3. 通信品質データ
- 通信速度の実測データ(ダウンロード・アップロード)
- 通信の遅延(Ping値)
- 通信中断・障害発生率
- ユーザー満足度に基づく通信品質データ
- 地域別の通信品質比較

4. モバイル通信データ
- 各国・地域ごとのモバイル通信普及率
- モバイルキャリアごとの加入者数
- 4G/5Gカバレッジ範囲
- モバイルデータ利用量の推移
- モバイル通信速度の測定結果

5. 固定通信インフラデータ
- 光ファイバーケーブルの敷設状況
- 地域別のブロードバンド利用可能エリア
- 地域ごとの回線速度平均
- 固定回線の利用可能家庭数
- インフラ投資額と展開計画

6. 5Gネットワークデータ
- 5Gカバレッジエリア
- 5G利用可能基地局の位置
- 5G通信速度の実測値
- 5Gトラフィック量
- 5Gの利用者数推移

7. 電波利用データ
- 各国・地域の周波数帯域割当状況
- 無線通信の利用状況(4G, 5G, Wi-Fi)
- 電波の干渉状況と影響分析
- 無線周波数の利用可能エリア
- 各国の電波法規制情報

8. 通信事業者データ
- 通信事業者ごとの市場シェア
- 各事業者のネットワーク整備状況
- 各事業者の顧客満足度
- 通信料金プランの比較
- 通信事業者別のトラフィックデータ

9. 通信障害データ
- 通信障害の発生回数と原因
- 通信障害の平均復旧時間
- 障害が発生した地域と影響範囲
- 過去1年間の通信障害発生パターン
- 通信障害の影響を受けたユーザー数

10. インターネット接続技術データ
- ADSL, VDSL, FTTH, LTE, 5Gの接続割合
- 各技術の接続速度データ
- 各技術の利用者数推移
- 技術ごとの通信品質比較
- 各技術の利用可能地域

11. IoT通信データ
- IoTデバイスの普及率
- IoTネットワークの通信トラフィック量
- 各業界(製造業、医療、農業)のIoT通信利用データ
- IoTセンサーの接続速度と遅延
- IoTデバイスの利用エリア分布

12. スマートシティ通信データ
- スマートシティにおける通信インフラ利用状況
- スマートシティでの通信デバイス(センサー、カメラ等)の設置箇所
- 都市管理システムの通信トラフィックデータ
- 都市の防災・災害対策に関する通信データ
- 公共Wi-Fiの利用状況

13. 通信セキュリティデータ
- 通信ネットワークのサイバー攻撃発生回数
- 通信ネットワークでのデータ暗号化状況
- セキュリティインシデント発生箇所
- セキュリティ監視システムの運用状況
- 各事業者の通信セキュリティ対策

14. 通信インフラ投資データ
- 各国の通信インフラ投資額の推移
- 公共部門 vs 民間部門の投資比率
- 通信インフラの新規プロジェクト数
- インフラ投資によるカバレッジ拡大状況
- 投資の効果測定データ

15. 衛星通信データ
- 各国の衛星通信サービス提供状況
- 衛星通信によるインターネット接続エリア
- 衛星通信の遅延と速度
- 衛星通信を利用したIoTデバイス数
- 衛星インターネットの普及率

16. 緊急通信データ
- 緊急時における通信回線の利用状況
- 災害時の通信障害発生データ
- 緊急通信インフラの整備状況
- 緊急時の基地局稼働状況
- 緊急通報システムの通信データ

これらのデータセットは、通信インフラの健全な発展と効率的な運用、さらには地域格差の解消や災害対策に役立つ重要な要素です。

■データの共有・活用から、資産として売買されるDXの推進へ
AOSデータは、『Data to AI(R) 』というキャッチフレーズを掲げ、AI・DX時代のAI&データドリブン経営のためのデータワンストップサービスを展開しています。具体的には、紙などのアナログ情報をデジタル化するプラットフォーム「aipapyrus.com」、企業内のデータを安全に共有・集積するプラットフォーム「aosidx.jp」、損失したデータを復旧するデータリカバリーセンター「data119.jp」、データを活用するためのAIデータ加工センター(データアノテーションサービス) 「aidata.jp」など、データのライフサイクル全体を一気通貫で管理するための各種ソリューションを、ワンストップで運営および提供しています。

「DataMart.jp」は、データ化、データ共有と保存、データ活用のデータライフサイクルの次に位置付けられる、企業間のデータ売買マーケットプレイスであり、企業データが資産として売買されるDXを推進いたします。

■AI学習用データコマース「DataMart.jp」を支える各賞受賞実績の技術
「DataMart.jp」は、経済産業大臣賞に輝くAOSグループのリーガルテックの技術、ITreview Grid Awardの3部門で連続受賞、2020年11月ITreview Customer Voice Leaders受賞の「AOSBOX」のクラウドバックアップ技術、BCN AWARD システムメンテナンスソフト部門最優秀賞を15年連続受賞したデータ管理技術、経済産業大臣賞を受賞したグループ企業のリーガルテック社のVDR技術を融合し、安全なデータのやりとりと共有および保管システムを基盤とするインテリジェントなDXソリューション「IDX」を支えるソリューションとして開発されました。

■通信インフラデータプロバイダーの募集
近年、通信インフラ業界は急速に進化しており、特にデジタル化の加速や5Gの普及、リモートワークの増加などにより、通信インフラデータの需要が急速に高まっています。データを基にした意思決定や最適化戦略は、通信事業者や自治体、企業が効率的なネットワーク運用やサービス向上を実現するための重要な鍵です。DataMart.jpでは、この変革の時代に対応するため、新たなデータコマースの構築を目指しており、質の高い通信インフラデータを提供していただけるデータプロバイダーを募集しています。通信インフラ分野の未来を共に築くパートナーとして、データを活用し、業界の発展に寄与する提携を希望しています。

【AOSデータ株式会社について】
名 称:AOSデータ株式会社 代表者:吉田 宣也
設 立:2015年4月 所在地:東京都港区虎ノ門5-1-5 メトロシティ神谷町ビル4F
資本金:1億円(資本準備金15億2500万円) 
URL:https://www.aosdata.co.jp/
 AOSデータ社は、データ管理技術で知的財産を守る活動を続けており、企業8,000社以上、国内会員90万人を超えるお客様のデータをクラウドにお預かりするクラウドデータ事業、20年に渡り100万人以上のお客様の無くしてしまったデータを復旧してきたデータ復旧事業、1,300万人以上のお客様のデータ移行を支援してきたシステムデータ事業で数多くの実績を上げてきました。データ移行、データバックアップ、データ復旧、データ消去など、データのライフサイクルに合わせたデータアセットマネジメント事業を展開し、BCNアワードのシステムメンテナンスソフト部門では、15年連続販売本数1位を獲得しています。
 また、捜査機関、弁護士事務所、大手企業に対して、証拠データのフォレンジック調査や証拠開示のEデイスカバリサービスで数多くの事件の解決をサポートした技術が評価され、経済産業大臣賞を受けたグループ企業のリーガルテック社のリーガルデータ事業を統合し、今後一層、データコンプライアンス、AI・DXデータを含めた「データアセットマネジメント」ソリューションを通して、お客様のデータ資産を総合的に守り、活用できるようにご支援することで、社会に貢献いたします。
 防衛省の若手隊員の登用・育成を促進し、防衛省の優秀な人材確保・育成に寄与することを目的として作られた若年定年制度を支援し、先端技術のエンジンニアキャリアが活かされる産官連携で日本社会に貢献します。

提供元:PRTIMES

この企業のニュース

業界チャネル Pick Upニュース

注目キーワード