2024/10/16

レンチング、カイハラデニム、旭化成のロイカ(TM)がリサイクル素材を使用したプレミアムストレッチデニムライン「SAISEI コレクション」を発表

レンチングAG 




⬤ カイハラデニムの上質な日本製デニムの職人技、リフィブラ(TM)テクノロジーを採用した資源効率に優れた[1]レンチング(TM)エコヴェロ(TM)繊維、持続可能でありながら耐久性に優れた旭化成のロイカ(TM)EF糸を組み合わせた、前例のないコラボレーションです[2]
⬤ リサイクル素材を使用した、抜群の柔らかさを誇る[3]ストレッチデニムコレクションは、日常のシックなウェアから作業着まで、3つの異なるストレッチデニムスタイルでデニムデザインの無限の可能性を引き出しています
⬤ この新しいコレクションは、2024年10月23日~24日に開催されるKingpins Amsterdamで世界に向けてデビューする予定です

レンチング-繊維・不織布業界向け再生セルロース繊維の大手サプライヤーであるレンチング・グループ、プレミアムストレッチファイバーのパイオニアである旭化成のロイカ(TM)、世界的に有名な日本のデニムメーカーであるカイハラデニムが、今回初めてプレミアムストレッチデニムコレクション「SAISEI コレクション」を共同制作しました。この戦略的提携により、国際市場に向けてデニムにおけるリサイクル素材の配合率を高めるうえで有利な立場になります。リフィブラ(TM)テクノロジー[1]を採用したレンチング(TM)エコヴェロ(TM)ブランドのビスコース繊維とロイカ(TM) EFリサイクルストレッチ糸をブレンドし、カイハラデニムの定評あるデニムの職人技に託すことで、高品質なデニムコレクションが誕生しました。このコレクションは、2024年10月23日~24日に開催されるKingpins Amsterdamで初登場する予定です。

レンチングのデニム担当グローバル事業開発マネージャーであるDennis Hui氏は次の通り述べています。「カイハラデニムと旭化成のロイカ(TM)とのパートナーシップを通じて、専門知識と情熱を結びつけて、デニムの循環性[4]を高めるための大胆な取り組みを進めています。ロイカ(TM) EF糸、リフィブラ(TM)テクノロジーを採用したレンチング(TM)エコヴェロ(TM)繊維、そしてカイハラデニムの卓越した職人技の相乗効果により、持続可能性、パフォーマンス、スタイルを重視し、資源効率に優れた[1]プレミアムデニム生地が誕生しました。[1][4][5]このパートナーシップは、環境に配慮しながら優れた製品を生み出す[4]というレンチングとパートナーの共通のコミットメントを強調するだけでなく、デニムのバリューチェーン全体で環境への影響を最小限に抑える実践へと変革を促す[4]きっかけの役割を果たします」

デニムの未来を共創する
新しいデニムコレクションが誇るのは、ロイカ(TM)EF糸と、リフィブラ(TM)テクノロジーを採用したレンチング(TM)エコヴェロ(TM)繊維を最大限に活用した資源効率[1][4][5]に優れた特別な生地構成です。ロイカ(TM) EFは、プレコンシューマーリサイクル素材を使用しており、伸縮性に優れ[2]、生地の柔軟性と快適性に欠かせない素材です。一方、リフィブラ(TM)テクノロジーを採用したレンチング(TM)エコヴェロ(TM)繊維は、ポストコンシューマー繊維廃棄物が最大20%を占めており、セルロースリッチまたはコットン・ポリエステルの混紡素材から調達され、デニム生地に自然な柔らかさを与えています。

旭化成のロイカヨーロッパの最高マーケティング責任者である四戸宏昌氏は次の通り述べています。「旭化成のサステナビリティのビジョンは、ゼロエミッションを達成し、産業廃棄物をすべてリサイクルすることです。当社の革新的なロイカ(TM) EF糸は、通常の糸と比較してCO2排出量が30%削減されており[5]、このビジョンへの献身を示す例となっています。レンチングとカイハラデニムとのパートナーシップにより、使用前の素材に新たな命を与えるというリサイクルコンセプトを構築することで、持続可能なストレッチ生地に関する当社の総合的な専門知識を活用することができます。リフィブラ(TM)テクノロジーを採用したレンチング(TM)エコヴェロ(TM)とカイハラデニムのプレミアムデニムの職人技を組み合わせることで、環境に配慮した[1][4][5]快適なデニムウェアに対する消費者の需要の高まりを満たす、優れた繊維を提供できることを嬉しく思います」





高性能で環境に配慮した[1][4][5]ファッションのためのデニム用途の再定義
このコレクションでは、スーパーストレッチ(カイハラデニムのモンスターストレッチ)、コンフォートストレッチ、ローストレッチ(セルビッジデニム)の3種類のデニムを提供しています。それぞれのデニムが、カイハラデニムの職人技を駆使して、リフィブラ(TM)テクノロジーを採用したレンチング(TM)エコヴェロ(TM)と、ロイカ(TM) EFを緻密にブレンドして作られています。この革新的なデニム生地は、微妙な重量感とドレープ感の少なさが特徴で、独特の手触りを実現しています。新しいデニム生地は汎用性が高く、ファッションデザイナーやブランドに新たな可能性をもたらし、日常のシックなカジュアルウェアから作業着まで、スタイリッシュで資源効率の高い[1][4][5]服作りを可能にします。

カイハラデニムの執行役員営業本部長である稲垣博章氏は次の通り述べています。「レンチングの長年のパートナーとして、旭化成のロイカ(TM)とともに、世界のデニム環境のポジティブな変化の促進に向けた取り組みを具現化する変革に参加できることを大変嬉しく思います。当社の長い歴史とプレミアムデニム製造における確立された専門知識により、リフィブラ(TM)テクノロジーを採用したレンチング(TM)エコヴェロ(TM)とロイカ(TM) EFが持つ可能性を最大限に引き出し、革新的で資源効率の高い[1][4][5]デニムコレクションを実現しました。私たちはともに、カジュアルとフォーマルの両方で持続可能なデニム用途の未来を再形成し、より循環的なファッションバリューチェーンへの道を開いています」

新しいデニムコレクションは、2024年10月23日~24日に開催されるKingpins Amsterdamで、レンチングのブース(ブルーゾーン ブース12)とロイカのブース(イエローゾーン ブース10)で展示される予定です。


レンチング(TM)エコヴェロ(TM)について
レンチング・グループが製造するレンチング(TM)エコヴェロ(TM)ブランドの繊維は、ビスコース製造における環境に配慮した進歩と言えます。レンチング(TM)エコヴェロ(TM)繊維は、天然原料の木材を原料とし、環境に配慮した製品としてEUエコラベル(ライセンス番号AT/016/001)認定を受けています。一般的なビスコースと比較して、二酸化炭素排出量と水消費量を少なくとも50%削減して作られています(Higg MSI Version 3.7)。

自然で軽量なレンチング(TM)エコヴェロ(TM)繊維は、さまざまな繊維とブレンドすることができ、織りやニットの生地に触感のある柔らかさと流れるようなドレープを実現します。レンチング(TM)エコヴェロ(TM)繊維は、追跡技術によって識別可能であり、ライフサイクルの終了時に分解して堆肥化することができます。レンチングのビスコースは、土壌、淡水、海洋環境で生分解性があり、家庭や産業施設で堆肥化可能であるという特性がTUV AUSTRIAによって認定されています。

リフィブラ(TM)テクノロジーで製造されたレンチング(TM)エコヴェロ(TM)繊維は、木材に加えて綿繊維廃棄物を原料として使用しています。この繊維には、リサイクル素材が少なくとも20%含まれています。

レンチング(TM)エコヴェロ(TM)ブランドの詳細については、https://www.ecovero.com/ をご覧ください。レンチング(TM)エコヴェロ(TM)ブランドの繊維を支える技術、持続可能性の特徴、およびパフォーマンスに関するより詳しい情報については、https://www.ecovero.com/claims/ をご覧ください。


レンチング・グループについて
レンチング・グループは、生態学的に配慮し、セルロースとリサイクル原料を使用した特殊繊維の生産に注力しています。そして、技術革新のリーダーとして、世界のテキスタイルや不織布のメーカーのパートナーとなり、数多くの新技術の開発を推進しています。 レンチング・グループの高品質繊維は、機能的で快適なファッショナブルな衣類から、耐久性に優れた持続可能なホームテキスタイルまで、幅広いテキスタイル用途の原料となっています。TUV認定の生分解性・堆肥化可能なレンチングファイバーは、その特殊な特性と植物由来であることから、日常的な衛生用途にも最適です。

当社のビジネスモデルは、従来の繊維メーカーの枠組みを大きく超えるものです。お客様やパートナー企業と共に、バリューチェーンに沿って革新的な製品を開発し、消費者のために付加価値を創り出しています。レンチング・グループは、すべての原材料の利用および加工において効率性を追求し、テキスタイル産業を現在の直線的な経済システムから循環型経済への移行を促すソリューションを提供しています。地球温暖化のスピードを抑え、パリ協定とEU委員会の「グリーン・ディール」の目標もサポートするため、レンチングは科学的根拠に基づいた明確な気候変動行動計画を策定し、2030年までに温室効果ガスの排出量を大幅に削減し、2050年までにネットゼロ目標(スコープ1、2、3)を達成することを目指しています。

レンチング・グループ 2023年の企業データ
売上:25.2億ユーロ
公称生産量(繊維):1,110,000トン
従業員数(フルタイム当量):7,917名

TENCEL(TM)、LENZING(TM) ECOVERO(TM)、VEOCEL(TM)、LENZING(TM)、REFIBRA(TM)は、Lenzing AGの商標です。


ロイカ(TM) EFについて
ロイカ(TM) EFは、旭化成が開発した画期的なリサイクルストレッチ素材です。独自の使用済み素材から作られ、廃棄物の削減を促進します。ロイカ(TM) EFを使用した生地や衣類を選ぶことで、持続可能性と社会的責任を重視した現代的なワードローブを簡単に充実させることができます。この革新的な素材は、OEKO-TEX(R) STANDARD 100の認証を取得しており、品質と環境基準の両方を満たしています。
ロイカ(TM)について(TM)
ロイカ(TM) “Advanced fit for living” は、現代のワードローブにフィットする画期的なスマート機能を備えたプレミアムストレッチファイバーです。ロイカ(TM)は、快適性、パフォーマンス、優れたフィット感を兼ね備え、スポーツ、アクティブウェア、下着、ファッション、ビジネスにおいて、日常的な服装の品質と価値を高めます。ロイカ(TM)は旭化成株式会社のブランドです。ロイカ / ロイカ(TM)は旭化成株式会社の商標です。

ロイカ(TM) EFの詳細については、https://www.asahi-kasei.co.jp/fibers/roica/function_yarns/index.html をご覧ください。ロイカ(TM)のサステナビリティに関する詳細については、https://www.asahi-kasei.co.jp/fibers/en/roica/sustainability/index.html をご覧ください。


[1]リフィブラ(TM)テクノロジーで製造されたレンチング(TM)エコヴェロ(TM)繊維は、木材に加えて綿繊維廃棄物を原料として使用しています。この繊維には、消費前後の廃棄物から調達されたリサイクル素材が少なくとも20%含まれています。こういった綿くずは、埋め立て地に廃棄されたか焼却された可能性がありました。リフィブラ(TM)テクノロジーで製造されたレンチング(TM)エコヴェロ(TM)繊維もリサイクル表示基準を満たしています。
[2] https://www.asahi-kasei.co.jp/fibers/en/roica/sustainability/index.html#certification
[3]レンチング(TM)エコヴェロ(TM)繊維は自然な柔らかさとドレープを生み出します。
[4] 持続可能な世界の繊維・不織布産業を育成するために、レンチングは、「自然で積極的な」持続可能性戦略という文脈の中で3つの戦略原則に従う。この戦略では、バリューチェーンのグリーン化、循環型経済の推進、および主要な業界関係者との体系的な変化に向けた協力に重点を置いている。業界関係者には、Textile Exchange、Cascale、Canopy、Together for Sustainability、Renewable Carbon Initiative、国連グローバルコンパクトなどが含まれている。
[5] https://www.asahi-kasei.co.jp/fibers/en/roica/specialities/pdf/roica_ef.pdf

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提供元:PRTIMES

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