2024/10/19

カネヨ石鹸の主力商品「カネヨン」の本体ボトルに環境配慮型の「LIMEX Pellet」が採用

株式会社 TBM 

半世紀を超えるロングセラー商品の新たな進化として、環境対応ボトルが実現




 株式会社TBM(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:山崎敦義、以下TBM)は、炭酸カルシウムなどの無機物を主原料とする環境配慮型の「LIMEX Pellet(ライメックスペレット)」が、カネヨ石鹸株式会社(本社: 東京都荒川区、代表取締役: 富田年一、以下カネヨ石鹸)の主力商品の一つであるクレンザー「カネヨン」の製品ボトルに採用されたことをお知らせします。

 今回の事例は、TBMが化学製品の専門商社であるソーダニッカ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:目崎龍二)との連携により、長年愛され続けている「カネヨン」の進化の一環として、LIMEX製ボトル*への切り替えを実現しました。
* LIMEX製品:LIMEX素材を使用し、製品全体で炭酸カルシウムなど無機物が50%以上(重量比)含まれる製品

■採用の経緯
 「カネヨン」は、1933年からクレンザーを作り続けてきたカネヨ石鹸が、1971年に日本初の液体クレンザーとして発売した製品で、発売以降、洗浄力と研磨力の相乗効果で落ちにくい汚れを落とす台所の必需品として長年にわたり愛され続けています。2021年には発売50周年を迎え、カネヨ石鹸はその長い歴史を振り返るとともに、「カネヨン」の新たな進化として環境に配慮したボトルの検討を開始しました。

 検討を進める中で、TBMが製造する「LIMEX Pellet」に対して、プラスチックの使用量の削減が見込める環境性能と、コストの上昇を抑えられる経済的なメリットを評価いただき、採用に至りました。LIMEX製ボトルへの切り替えにより、従来のプラスチック製のボトルと比較して、プラスチック使用量を約31%削減し、温室効果ガスの排出量を約14%削減*できる見込みです。

 この新しい「カネヨン」は、2024年9月より順次店頭にて販売が開始され、初年度に100万本の生産が予定されています。今後は他の商品にも「LIMEX Pellet」の採用が進む見込みです。TBMは今回の取り組みを契機に、国内でのLIMEX製ボトルの採用実績をさらに拡大するとともに、海外市場における「LIMEX Pellet」の普及も積極的に推進してまいります。
*TBMの推定に基づく概算値であり、保証値ではありません。データ取得状況等に応じて変更の可能性があります。温室効果ガス排出量の計算対象は原材料調達~焼却処分(ボトルのみを対象)。
■ LIMEX Pelletの特長
・石油由来プラスチック使用量と温室効果ガス排出量の削減
LIMEX Pelletはポリエチレンと比較し、石油由来プラスチック使用量と、温室効果ガス排出量の削減が
見込めます。
・多様な形状のボトル容器に既存の成形機で対応
既存の成形機を活用して、内容物に合わせた単層構造・複層構造のダイレクトブロー成形にも対応可能です。
・LIMEX特有のマットな質感を実現
炭酸カルシウムを主原料とすることで、LIMEX特有のマットな質感を実現できます。

[ご注文・お問い合わせ先]
LIMEX Pellet の使用を検討されている方、また環境配慮の取組みや現行品の見直しを検討されている方は、お問い合わせフォーム( https://tb-m.com/contact/ ) よりご連絡ください。

■ 株式会社TBM
代表者 :山崎 敦義
所在地 :東京都千代田区有楽町1-2-2 15F
設立 :2011年8月
資本金 :1億円(資本準備金含み、120億3546万円)
事業内容 :環境配慮型の素材開発及び製品の製造、販売、資源循環を促進する事業等
URL :https://tb-m.com/

2013年 経済産業省のイノベーション拠点立地推進事業「先端技術実証・評価設備整備費等補助金」に採択
2014年 国内特許を取得し、現在、日中米欧を含む40カ国以上で200件以上の特許を権利化
2015年 宮城県白石市に第一プラントを建設
2015年 経済産業省の「津波・原子力災害被災地域雇用創出企業立地補助金」に採択
2016年 米国シリコンバレーの「Plug and Play」で初の『世の中に最も社会的影響を与える企業ソーシャルインパクトアワード』を受賞
2018年 COP24(第24回国連気候変動枠組条約締約国会議)に日本政府代表団として参加
2019年 軽井沢で開催された「G20イノベーション展」に出展
2020年 使用済みプラスチック等の再生材料を50%以上含む素材「CirculeX(サーキュレックス)」を発表
2020年 宮城県多賀城市に第二プラントを建設(LIMEX生産容量:23,000トン/年)
2021年 韓国財閥のSKグループと135億円の資本業務提携を合意
2021年 自社製造拠点で使用する全電力を実質100%再生可能エネルギーへ転換
2022年 科学的根拠に基づく目標(SBT)認定を取得
2022年 Amazonが設立した「The Climate Pledge」に署名
2022年 神奈川県横須賀市にLIMEXとプラスチックを自動選別・再生するリサイクル工場を建設
2022年 CDPの「気候変動」と「水セキュリティ」に関する調査で「B」認定を獲得
2023年 経済産業省が運営するインパクトスタートアップ育成支援プログラム「J-Startup Impact」に選定
2024年 世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)に参加
2024年 環境マネジメントシステムの国際規格「ISO 14001」の認証を取得

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提供元:PRTIMES

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