【銀座・和光】「Kogei Crossroads ー過去、現在、そして未来へー」を11月28日(木)より開催
株式会社 和光銀座・和光では、11月28日(木)~12月8日(日)の期間、セイコーハウスホールにて、4人の工芸作家による「Kogei Crossroads ー過去、現在、そして未来へー」を開催いたします。
ガラス、截金(きりがね)、金工、漆芸、それぞれの道を進みながら現代の工芸の在り方と真摯に向きあい、時代と共鳴しあう作品表現を試みる気鋭の作家4人による展覧会を開催いたします。
「伝統を創る」4つの個性が交差し、互いに高め合い、工芸の未来へと向かう分岐点を予感させる今展をぜひ会場でご覧ください。
鋳込み硝子 筥「光、それは追憶の中にI」 11×18.2×h11.8cm 撮影/野村知也
【ガラス】 石田知史(いしだ・さとし)古代メソポタミアが発祥の地とされるガラスの技法「パート・ド・ヴェール」。その技を用いてかたちと文様が一体となった柔らかな趣きの"和のパート・ド・ヴェール”と言われる「鋳込み硝子(いこみがらす)」の継承とその新たな発展を目指す。
【略歴】
1972年 石田亘、征希の長男として京都市に生まれる
2003年 日本伝統工芸展 朝日新聞社賞
2006年 第24回京都府文化賞 奨励賞
第53回日本伝統工芸展 日本工芸会総裁賞
2007年 京都府美術工芸新鋭選抜展(京都府京都文化博物館)工芸部門 最優秀賞
2008年 日本伝統工芸近畿展 鑑査委員(9年、10年、12年)
2011年 日本伝統工芸展 鑑査委員
2013年 第33回伝統文化ポーラ賞 奨励賞(ポーラ文化財団)
「日本伝統工芸展60回記念 工芸からKOGEIへ」選定出品(東京国立近代美術館工芸館)
2015年 「菊池寛実賞 工芸の現在」選定作家として出品(菊池寛実記念 智美術館)
2022年 インターナショナル・フェスティバル・オブ・ガラスにてマスタークラスの講師を務める (イギリス・ウルバーハンプトン大学)
Expanding Horizons展出品(イギリス・スターブリッジ)
2023年 Collect展出品(イギリス・ロンドン)
紫綬褒章受章
現在 (公社)日本工芸会正会員
截金絲綢飾筥 「天漢路」21×15×h5cm 撮影/野村知也
【截金(きりがね)】 江里朋子(えり・ともこ)仏教伝来とともに伝えられたとされ、金箔やプラチナ箔を細長い線状や小片に切って文様をほどこす「截金(きりがね)」。仏教美術として認識された技を工芸の分野に取り入れ、器物の表面に優美で荘厳な世界を創作している。
【略歴】
1972年 京都市に生まれる
1992年 京都芸術短期大学美術専攻日本画コース卒業
1994年 京都芸術短期大学専攻科日本画コース修了
母である重要無形文化財「截金」保持者 江里佐代子に師事
2011年 第58回日本伝統工芸展 工芸会新人賞
2013年 第48回西部伝統工芸展 九州朝日放送賞
2019年 第27回伝統工芸諸工芸展 日本工芸会賞
第54回西部伝統工芸展 朝日新聞社大賞
2020年 京都府文化賞 奨励賞
2021年 第55回西部伝統工芸展 日本工芸会西部支部長賞
2022年 第56回西部伝統工芸展 日本工芸会西部支部長賞
2024年 第58回西部伝統工芸展 福岡市長賞
第71回日本伝統工芸展 工芸会奨励賞
現在 (公社)日本工芸会正会員
杢目金打出縞鶴首壺 φ11.3×h26.0cm 撮影/加藤雅俊
【金工】 佐故龍平(さこ・りゅうへい)江戸時代に刀剣の鍔の装飾として考案され、色彩の異なる金属板を重ね合わせて接合し、表面を削っては打ち延ばす工程を繰り返すことで有機的な景色を呈する「杢目金(もくめがね)」を用い、表層の文様と造形との関係性を追求している。
【略歴】
1976年 岡山県に生まれる
2002年 広島市立大学大学院芸術学研究科博士前期課程修了
2003年 第50回日本伝統工芸展 東京都知事賞
2016年 第32回佐藤基金淡水翁賞 最優秀賞
2018年 「LOEWE Foundation Craft Prize」デザインミュージアム(イギリス・ロンドン)
「Meister der Moderne」(ドイツ・ミュンヘン)
2022年 「What Colour is Metal?」ダブリン城(アイルランド・ダブリン)
2023年 「KOGEI Next 2023」六本木ヒルズ Hills Cafe / Space
2024年 「TEFAF Maastricht」(オランダ・マーストリヒト)
現在 (公社)日本工芸会正会員、岡山県岡山市にて制作
収蔵 大英博物館、ヴィクトリア&アルバート博物館、アッシュモレアン博物館、メトロポリタン 美術館、スミソニアン協会国立アジア美術館、岡山県立美術館、広島市立大学、イセ文化財団
蒔絵合子「内なるもの」 19.0×12.0×h10.0cm 撮影/野村知也
【漆芸】 室瀬智彌(むろせ・ともや)漆芸の伝統的な技法の蒔絵や螺鈿、平文(ひょうもん)を駆使して、漆という素材の持つ生命力、美しさを大切にし、自身の心象風景や生命の循環をテーマに、繊細かつ抒情的に表現。
【略歴】
1982年 東京都に生まれる
2000年 国際ロータリー青少年プログラムにて留学(フィンランド)
2006年 早稲田大学政治経済学部政治学科卒業
2008年 石川県立輪島漆芸技術研修所専修科卒業
小森邦衞氏に師事
2009年 目白漆芸文化財研究所にて漆工制作、文化財修理の仕事に従事
2013年 フィンランド・ヘルシンキにて個展開催
2017年 第34回日本伝統漆芸展 新人賞
第64回日本伝統工芸展 新人賞
現在 (公社)日本工芸会正会員
目白漆芸文化財研究所 代表取締役
「Kogei Crossroads ー過去、現在、そして未来へー」
11月28日(木)~12月8日(日)
会場:セイコーハウスホール(東京都中央区銀座4-5-11 セイコーハウス 6階)
お問い合わせ先:03-3562-2111(代表)
営業時間:11:00~19:00(最終日は17:00まで)
休業日:無休
入場料:無料
主催/和光
◎和光ホールは、「セイコーハウスホール」へ名称変更しました。
セイコーグループ事業全般に関連する展示や、アーティストとの共創など、世界に向けてさまざまな発信をしてまいります。
◎撮影をご希望の際は、営業時間外にて承ります。
営業時間および催事は予告なしに変更する場合がございます。
最新の情報は、ホームページをご覧ください。
ホームページ
https://www.wako.co.jp/
インスタグラム
https://www.instagram.com/wako_ginza_tokyo/
美術専用インスタグラム
https://www.instagram.com/art_wako_ginza_tokyo/
提供元:PRTIMES