【イベントレポート】甲南大学が親子で楽しむイベント「キッズフェスティバル」を開催。地域に根付いた笑顔あふれるイベントに成長
学校法人 甲南学園12月1日(日)に開催。約2,500名が来場し、親子の笑顔が数多くあふれた。
甲南大学(兵庫県神戸市 学長:中井 伊都子)は、「親子で楽しむ、甲南大学での1日。」をコンセプトに、地域の皆様へ感謝の気持ちをお伝えすることを目的として、2017年から「キッズフェスティバル」を開催しています。このイベントは職員が企画と運営を行っており、学生、地元企業や団体の協力のもと、地域に根付いたイベントに成長しています。今回は12月1日(日)に開催し、前回に引き続き2,500名以上にご来場いただき、盛況を呈しました。
33のプログラムで構成
本イベントは、食堂やフィットネスルームが入る複合施設 iCommons(アイコモンズ)がメイン会場となり、部活動やサークルといった学生団体だけではなく、地域の企業や団体、本学卒業生が経営する企業にもご協力をいただき、33のプログラムが実施されました。
毎回好評の縁日企画では「ぼうけん縁日」と題し、射的や輪投げ等で遊ぶだけではなく、クイズラリーとしてキャンパス内を探索し、お子様が「できた!」という楽しみを感じていただける仕掛けを施しました。今回より新たにバルーンアートをプレゼントするコーナーを設け、約1,000個のバルーンアートを参加者にお配りいたしました。
学生団体によるプログラムでは、本学和太鼓同好会と甲南小学校和太鼓教室によるパフォーマンス、チアリーディングショーなどが実施されました。キャンパス内の人工芝スペースでは、日本学生陸上競技対校選手権大会(日本インカレ)の4×100mリレーで連覇を果たした女子陸上競技部による「親子でカラダを動かそう!」が行われ、多くの親子が部員と、かけっこなどで体を動かしました。
さらに、地域の企業及び団体と連携して、キッズ消防士になろう(協賛:神戸市消防局東灘消防署)、キッズ警察官になろう(協賛:兵庫県警察東灘警察署)、キッズエンジニアになろう(協賛:ネッツトヨタ神戸)など、様々なイベントが実施され、会場には親子の笑顔があふれていました。
イベント当日の写真
来場者アンケート
来場者のうち90%以上の方が満足したという評価を頂戴しました(回答数 662、5段階評価のうち4以上の割合)。感想の一部をご紹介いたします。
「子どもも楽しそうで、何より甲南大学の学生さんが盛り上げてくれたので、すごく楽しめました」
「前回より会場が広くなっていて人混みが分散されたのか快適に回ることができた」
「創作が好きで、いろいろプログラムがありました。また、チアやカラダを動かすイベントもあり、とても楽しめました」
「企業や地域といった色々な人を繋ぐ大学だと感じました」
「大学ってどんな所、大学生ってどんな人?色んな体験機会を通してポジティブなイメージがもて、知的好奇心を刺激してチャレンジ精神をアップして頂ける良い機会でした」
職員有志が企画・運営を行う
本イベントは、職員有志によって企画運営チームが組まれています。今回は8名の職員が約5か月の準備期間をかけ、開催されました。チームメンバーの声をご紹介します。
「満足度の高いイベントであり続けるために」
役割:リーダー、統括
所属:総務部(入職7年目)
メンバーと協力して設営を行う
バルーンアートのプレゼントコーナーに多くの人が集まり、状況に応じてサポートに入った
・企画運営リーダーに立候補した理由
普段あまり接点のない学生や学外の方と仕事をしたいと思っていたことと、子どもが好きということもあり、前回開催から企画運営チームのメンバーに加わりました。キッズフェスティバルはこれまでも満足度の高いイベントでしたが、特に前回は想定以上の来場者があり、「混雑して楽しめなかった」「先着順のプログラムが終了していて楽しめなかった」という感想をいただきました。また、今後も継続して開催するために、企画運営チームのマネジメントなど改善すべき点があると感じていました。自分がリーダーを務め、これらの点を改善したいと考え、リーダーに立候補しました。
・課題解決にどうやって取り組んだか
イベント実施エリアを拡大させることで混雑緩和を図り、「前回より混雑が緩和されて楽しめた」という感想を多くいただけました。さらに、来場者全員に満足して帰ってもらいたいと考え、バルーンアートのプレゼントを企画し、たくさんの子どもに渡すことができました。
また、これまでのチームでは、リーダーとサブリーダーが企画運営の大半を担っており、負担が大きくなっていました。今回からは他のメンバーにも役割を分散し、自律型のマネジメントで準備を進めたことで、持続可能な運営体制の土台を築くことができたと思います。
約5か月間の準備期間を経て当日を迎えましたが、多くの方にご来場いただき、満足していただけて本当によかったです。
・今後の業務で活かされること
今回はリーダーという立場で学内外の様々な方と仕事をすることができたので、リーダーシップや調整力が養われたと思いますし、新たな人との繋がりも生まれました。また、当日の運営スタッフ約100名の配置やシフト、設営準備はかなり苦労しましたが、準備をしっかりと行うことで、当日は大きなトラブルなく開催を終えることができました。これからの業務で、今回の経験が必ず活かされると思います。
「来場者に楽しんでもらえるよう工夫を重ねた」
役割:学生プログラムの企画、パンフレット制作
所属:学生生活支援センター(入職3年目)
消防音楽隊などが演奏するエリアを準備した
イベント当日、チアリーディング部の学生と最終確認を行う
・企画運営チームに参加しようと思ったきっかけ
仕事に少し慣れてきていた時に、企画運営チームの募集がありました。このイベントは学内の様々な部署や、地域の企業や団体と関わることができるため、新しいことにチャレンジしてみたい、業務の幅を広げたいと思い、参加しました。
・役割の中で工夫した点
チアリーディング部と子どもたちが一緒にダンスを発表するプログラムを、新たに実施することになりました。イベントに多くの来場者が見込まれる中、練習と発表する場所が異なっていたため、発表場所にダンスに参加する子どもたちのご家族の席が無くなってしまう懸念がありました。そのため、発表場所にご家族席を事前に確保して、発表を楽しんでいただけるよう工夫しました。
また、パンフレットの表紙にイベントマップの概要を掲載し、来場者に場所を把握してもらいやすい工夫を行いました。これまでの開催では、当日に詳細なイベントマップ配布や案内掲示をしていたものの、一部の来場者からプログラムの場所が分かりにくいという声がありました。今回はイベントエリアを拡大するため、従来の方法だけでは、迷われる方が増えるのではないかという懸念があり、対策を施しました。
・企画運営チームに参加することで成長した部分
物事を想定する力が養われたと思います。当日をシミュレーションして、懸念点への対策を施すことで、来場者に楽しんでもらえるように心がけました。また、これだけ来場者が多いイベントの運営を経験することで、多少のことには動じないようになりました。
キッズフェスティバル概要
【開催日】2024年12月1日(日)
【時間】10:00 ~ 15:30
【場所】甲南大学 岡本キャンパス(神戸市東灘区岡本8-9-1)
【協力団体一覧 ※順不同】
兵庫県警察東灘警察署
神戸市消防局東灘消防署
神戸市消防音楽隊
アカチャンホンポ スマイル 御影クラッセ店
ネッツトヨタ神戸株式会社
株式会社ベベ
神戸マイスター 高杉良和氏
甲南和太鼓教室「KONAN鼓童」
以下、甲南大学学生団体
女子陸上競技部
チアリーディング部
鉄道研究部
天文同好会
JAZZ研究会
和太鼓同好会 甲
甲南奇術会
BambooにThankyou Project
【キッズフェスティバルWEBサイト】
https://www.konan-u.ac.jp/kids-festival/
甲南大学について
1951年に設立。人文・自然・社会科学の8学部14学科1学環からなる、学部生約9,000人の「ミディアムサイズの総合大学」。各学部学科の「専門教育」を中心に、「全学共通教育」「正課外教育」を融合させる「人物教育」を進めています。
提供元:PRTIMES