2024/12/11

村上総合病院、より患者さんに寄り添った医療の提供を目指し「ユビーメディカルナビ 生成AI」を新潟県で初導入

Ubie 株式会社 

 Ubie株式会社(本社:東京都中央区、共同代表取締役:阿部吉倫・久保恒太、以下「Ubie」)が提供する、生成AIで生産性向上を図るサービス「ユビーメディカルナビ 生成AI」が、新潟県厚生連村上総合病院(所在地:新潟県村上市、院長:杉谷 想一、以下「村上総合病院」)にて導入され院内業務での利用が開始されました。「ユビーメディカルナビ 生成AI」の導入により、医師や看護師が本来担うべき業務に注力できる環境を整え、タスクシフトを促進することで、スタッフの適切な配置を実現し、より患者さんに寄り添った医療の提供を目指します。なお、「ユビーメディカルナビ 生成AI」の導入は新潟県及び新潟県厚生農業協同組合連合会(JA新潟厚生連)で初となります。

サービスページ:https://intro.dr-ubie.com/hospitals/generativeai_lp
お問い合わせフォーム:https://link.ubie.info/l/828513/2024-01-23/5924n9




■取り組み背景と導入目的
「医師の働き方改革」が2024年4月に施行されたことで、医師の残業時間に上限が設けられました。これを受け、各医療機関ではDXの推進や、医師の業務の一部を他の医療従事者へ移管する「タスクシフト」など、さまざまな手法で効率化が進められています。Ubieではこれまでに問診業務効率化を図る「ユビーAI問診」や認知向上をサポートする「ユビーリンク」など、診療の質向上を支援する医療機関向けサービス「ユビーメディカルナビ」を提供してきました。2024年5月からは、複数の生成AIを活用し、病院内のさまざまな業務効率化を支援する「ユビーメディカルナビ 生成AI」を開始しています。

村上総合病院は新潟県の県北(村上・岩船地区)に位置し、無医村の粟島を含む東京都23区の2.4倍に相当する広大な医療圏を担当する基幹病院です。地域に根ざしたかかりつけ病院として日々の診療にあたり、県の災害拠点病院、救急指定病院、学会認定施設として救急から高度医療まで幅広く担い、医療、福祉、住民の健康管理に貢献しています。日本では急激な少子高齢化と人口減少が進み、地方では職種を問わず働き手の減少が深刻です。村上総合病院でも慢性的な職員不足に悩まされていますが、少ないスタッフでも医療の質を維持し、さらなる地域貢献のため積極的に医療DXを進めています。2021年4月に「ユビーAI問診」を導入し、病院での問診を用紙からタブレット端末に変え、自宅でも患者さん自身がスマートフォンで好きなときに事前に問診できるようにしました。しかし業務内容を見直し効率的な運営方法を取り入れても、文書作成の手間が日常業務に重くのしかかります。医師や看護師の電子カルテへの入力、退院サマリーや手術記録、診療情報提供書や病状説明記録など文書作成の手間は膨大で、事務職員も議事録にまで労力を割く必要があります。そこで、課題解決のため革新的なツールとして生成AIに着目し「ユビーメディカルナビ 生成AI」の導入を決定しました。
■「ユビーメディカルナビ 生成AI」について
「ユビーメディカルナビ 生成AI」の特徴
・文章生成・要約の他、音声認識、画像認識などの多彩な機能が利用可能
・豊富なプロンプトテンプレートで幅広い業務の効率化を支援
・院内データの病院個別環境外で処理やAIの学習での活用がなく安全に利用可能
・コンサルタントが導入検討から医療現場での活用や業務実装に至るまで一気通貫で支援
・医療機関向けサービスパッケージ「ユビーメディカルナビ」未導入の病院でも利用可能

「ユビーメディカルナビ 生成AI」は、複数の生成AIを活用し、病院内の医療従事者が抱える業務課題を解決し支援するサービスです。文章生成・要約、音声認識、画像認識などの機能があり、医師向けの紹介状作成支援、看護師向けの退院看護サマリ作成・IC記録作成支援、医療事務向けの退院サマリ作成支援・紹介状作成支援・カンファレンス議事録作成等が可能で、医療機関における高い認知負荷を軽減し業務の効率化や品質の均一化に貢献します。生成AIは弊社が精度検証などを行った複数のモデルを組合せ、ユースケースに応じ適宜最適なモデルを適用しています。また、病院ごとの個別環境の準備、一般ユーザー向けと異なりデータ学習機能をオフにした生成AIモデルを活用するなど、ネットワークセキュリティに配慮した形でサービスを提供しています。
■村上総合病院での活用内容
<主な活用内容>
まずは手術記録や医師、看護師の退院サマリー、総務などの事務職員の議事録など各種文書作成に生成AIを用います。具体的には、医療クラークが生成AIで手術記録や退院サマリーを自動作成し、医師が確認・修正・承認する運営にします。続いて、患者紹介状やお薬手帳のスキャンや医師の病状説明の録音などを文字起こしした文書を生成AIで要約し、テキスト化して電子カルテ内に保存、さらに会議議事録作成補助など様々な場面に応用していきます。
杉谷院長は、この取り組みの意義を次のように語っています。
「時間の余裕を作り出せれば、医師は診療に看護師は患者さんの看護により専念でき、スタッフ間でタスクシェアできるようになれば、業務効率化にとどまらず、生まれたリソースの適切な人員配置でさらなる業務効率化が期待できます。そうして残った業務こそ、機械やAIに代わりが効かない大切な仕事です。ここにスタッフが心血を注げる環境を整えることで、医療従事者の負担軽減と質の高い医療を両立し、地域に信頼される病院を目指します。」

医師/看護
・退院サマリ作成
・看護サマリ作成
・患者への病状説明の録音をテキスト化して要約
・お薬手帳や紹介状のスキャンとテキスト化

総務/事務
・会議議事録作成
■新潟県厚生連村上総合病院 病院長 杉谷 想一様
遅れ気味と言われていた医療分野にもDXの波が押し寄せています。電子カルテやオーダリング、アラート機能などは、確実な記録やミスの予防に役立ちますが、ともすると導入によって手間が増え、時間短縮に貢献しているとは言えませんでした。使用者も医師や看護師などに限定されてしまう傾向もありました。生成AIは、文書作成や要約化、音声入力に文字起こしなど機能が多彩で、あらゆる職種へ恩恵が期待されます。時間の短縮は働き方改革時代にふさわしいツールですが、生み出した時間で医療の質をどう上げるかが、これからの課題です。
■お問い合わせ
「ユビーメディカルナビ 生成AI」に関するお問い合わせや、機能等の詳細に関するご説明をご希望の際は以下フォームよりご連絡ください。
お問い合わせ


【医療機関向け「ユビーメディカルナビ」について】
「ユビーメディカルナビ」は診療の質向上を支援する医療機関向けサービスパッケージです。問診業務効率化を図る「ユビーAI問診」や、認知向上をサポートする「ユビーリンク」などを提供しています。「ユビーAI問診」は紙の問診票のかわりにスマートフォンやタブレットを活用した、医療機関の業務効率化を支える問診サービスです。医師は文章に翻訳された問診内容と病名辞書の結果を活用することで、電子カルテ記載に伴う事務作業が大幅に削減されます。結果として、より患者さんに向き合う時間が増え、診察等の医師にしかできない業務により集中していただけるようになります。2024年4月時点で、病院・クリニック合わせて全国47都道府県・1,700以上の医療機関で導入されています。第三回日本サービス大賞で「厚生労働大臣賞」と「審査員特別賞」を受賞しました。2024年5月からは、複数の生成AIを活用し、病院内のさまざまな業務効率化を支援する「ユビーメディカルナビ 生成AI」を開始しています。
ユビーメディカルナビ:https://intro.dr-ubie.com
ユビーメディカルナビ 生成AI:https://intro.dr-ubie.com/hospitals/generativeai_lp

【Ubie株式会社が提供するサービス一覧】
▽生活者向け 症状検索エンジン「ユビー」
日本版:https://ubie.app
US版:https://ubiehealth.com

▽医療機関向け「ユビーメディカルナビ」
https://intro.dr-ubie.com

▽生活者とクリニックをつなぐ「ユビーリンク」
https://intro.dr-ubie.com/ubielink

【Ubie株式会社について】
「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」をミッションに掲げ、医師とエンジニアが2017年5月に創業したヘルステックスタートアップです。AIをコア技術とし、症状から適切な医療へと案内する「ユビー」と、診療の質向上を支援する医療機関向けサービスパッケージ「ユビ―メディカルナビ」等を開発・提供。誰もが自分にあった医療にアクセスできる社会づくりを進めています。

所在地  :〒103-0023 東京都中央区日本橋本町三丁目8番4号 日本橋ライフサイエンスビルディング4 5F
設立   :2017年5月
代表者  :共同代表取締役 医師 阿部 吉倫・共同代表取締役 久保 恒太
URL :https://ubie.life

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提供元:PRTIMES

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