2024/12/16

AC Biode株式会社、触媒を用いて、PVCを含む各種廃プラ、セルロース、リグニン等有機廃棄物を約200℃で分解

AC Biode 株式会社 

~モノマー、水素、アルコール等へケミカルリサイクル~

AC Biode株式会社(エーシーバイオード、代表取締役社長:久保直嗣、本社:京都府京都市、以下、AC Biode)は、触媒を用いて、PVCを含む各種廃プラ*1、セルロース、リグニン等有機廃棄物*2を約200℃で各種モノマー、水素、アルコール、一酸化炭素等を取り出すことに成功しました。

【背景】
有機廃棄物の発酵などによる電気、熱へのリサイクル、肥料用途、また汚泥の乾燥、発電、肥料へのリサイクル等は、既に国内外に存在しております。当社は、独自の手法を用いて(当社にて特許申請済)、水素、一酸化炭素、各種アルコールまで約200℃、触媒を使用し工業用水を溶媒として解重合することに成功しました。触媒には貴金属を使用しておらず、触媒のリサイクルも可能です。水を溶媒としている為、廃棄物の乾燥もある程度抑えることができます。
今後は、スケールアップしてテストを実施し、国内または海外にて、2-3年以内の商業化を目指します。化学会社、エネルギー会社、上記廃棄物を排出する企業との実証実験、スケールアップを求めておりますので、お気軽にご連絡ください。



ケミカルリサイクルのイメージ




【反応条件、分解できる廃プラ、混合廃プラ、有機廃棄物】
反応条件:180-300℃、有機溶媒不使用、触媒に貴金属不使用。工業用水を溶媒として使用。
*1:
- PET
- PBT
- PU(発泡ウレタン)
- PA(ポリアミド)
- PVC(塩化ビニル)
- PP
- PE
- SBR
- 混合廃プラ


*2:
- 繊維、ジーンズ
- 食品残渣、コーヒー豆、茶葉、食用油(植物油)など
- 木材、竹(セルロース、リグニン)
- パーム油排水(POME: palm oil mill effluent)
- 下水汚泥
- 製紙汚泥
- ジェラチン、ペクチン
- 運動靴


廃プラ、有機廃棄物、下水汚泥、製紙汚泥は大きなごみ問題の1つであり、リサイクルにはコストや技術的な課題がありありました。

【AC Biodeについて】
AC Biodeは、「化学技術により、地球の温暖化ガス削減と海洋プラスチックはじめグローバルなごみ問題解決・リサイクル率向上に貢献する」をミッションに掲げ、廃プラ解重合触媒等の開発(Plastalyst: プラスタリスト)、交流電池と回路の開発、各種吸着剤開発展開等を行っております。ルクセンブルクに法人、英国ケンブリッジ市に事務所があり、欧州と日本等で事業展開を行っています。

インドネシアClimate Impact Innovations Challenge 2024 (ジャカルタ)優勝時



▼製品、技術に関するお問合せはこちら:
https://acbiode.com/contact.html

【採用情報】
材料科学(有機、無機、ハイブリッド、ポリマー、天然高分子)、電気化学、触媒化学の技術者に関し、積極的に採用を行っております。

・勤務地:けいはんなプラザラボ(京都府) 海外出張の機会もあります。
・技能:有機合成、無機合成が実施できること。各種実験試薬の取り扱いに長けていること。真空系及び加圧系の装置や操作に習熟していること。可燃ガスと不活性ガスを適切に取り扱えること。
・言語等:日本語または英語。日本語を話せた方がいいですが、必須ではありません。

CVに写真、性別記載は不要です。
化学技術により環境問題に貢献することにご関心ある方は、お気軽にご連絡ください。CVを日本語、または英語でお送り下さい〈両方の言語は必須ではありません。カバーレターは不要です〉

▼採用に関するお問合せはこちら:
Tadashi.kubo@acbiode.com

【会社概要】
会社名 :AC Biode S.a r.l.(ルクセンブルク法人)、AC Biode株式会社
WEB  :https://acbiode.com/
設立日 :2019年4月1日
資本金 :1億円(日本法人)
所在地 :ルクセンブルク、京都府京都市左京区岩倉花園町498番地6
事務所 :京都府精華町(けいはんなプラザラボ)、英国ケンブリッジ市、東京都大手町
代表者 :代表取締役社長 久保直嗣
事業内容:廃プラ、有機廃棄物解重合触媒等の開発、交流電池と回路の開発、各種吸着剤開発
展開等

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提供元:PRTIMES

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