年頭所感
ユアサ商事 株式会社 ユアサ商事株式会社
代表取締役社長 田村 博之
年頭にあたり、謹んで新春のお慶びを申し上げます。
2025年は、9年間の長期計画「ユアサビジョン360」の最終年度となり、2026年の創業360周年に向けた重要な年になります。今まで以上に結果に拘る1年にしてまいりたいと考えております。
当社はこの9年間、「社会課題解決」と「企業価値向上」を両輪とし、様々な施策を展開してまいりました。その中心となるのが、デジタル、グリーン、レジリエンスなど社会課題を解決するための9つの成長戦略になります。戦略の推進においてはメーカー様の商品提案だけでなく、マーケットのニーズにお応えするために、AIや最新の技術をつなぎ約30のオリジナル商品やソリューションを開発してまいりました。本年は集大成の1年として実績に拘り、既存の取引先様に加え、自治体ルートへの提案活動など、さらに取り組みを強化してまいります。
成長戦略の中で進捗が遅れている「海外戦略」におきましては、抜本的な改革に着手しております。昨年10月にタイにおいて新社屋が完成し、人員も含めリソースを集中投下しました。本年は、当社の全事業領域においてタイマーケットにおける営業展開を強化してまいります。また2月には海外で初となるプライベート展示会「YUASA Grand Fair in Thailand」をバンコクにて開催いたします。約200社の日本を代表するメーカー様に出展いただき「日本の文化とタイの文化をつなぐ」をテーマに、日系企業のみならず現地資本企業の皆さまをご招待し、当社グループの総合力やソリューションをご提案してまいります。今後は他拠点においても本戦略を水平展開し、更なるグローバル化を推進してまいります。
非財務面において、人材戦略では、全社員参加型プロジェクト「YUASA PRIDE プロジェクト」によって抽出された様々な意見や要望を形にし、社員エンゲージメントのさらなる向上に向け新人事制度を設計してまいります。DX推進においてはデータドリブン経営に向け、今まで準備してきた基幹システムや業務基盤の刷新にいよいよ着手してまいります。
世間ではVUCA時代などと言われておりますが、当社は創業以来350年以上にわたり、時代に合わせ変化を遂げることで、不確実で不透明な時代を生き抜いてまいりました。本年におきましてもお取引先様とともに柔軟に変化し進化することで、様々な社会課題の解決と市場創造に努めてまいります。
新しい年が皆様にとって希望と幸福に満ちた素晴らしい一年となりますよう心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。
提供元:PRTIMES