第2弾【ユネスコ無形文化遺産登録】「神田豊島屋」の新生“Me無濾過生原酒 おりがらみ” オリゴ糖やビタミンB 6など、従来品よりクオリティアップしたみりんを再販
有限会社 神田豊島屋【ユネスコ無形文化遺産に登録された、伝統的な製造方法】オリゴ糖、ビタミンB6、酵素、ポリフェノールを効率的に摂取できる“飲むみりん”
東京・神田で400年以上日本酒の醸造販売をしている「有限会社 神田豊島屋」(東京都千代田区内神田/取締役社長 木村倫太郎)は“飲むみりん”である糀のリキュール「Me」の新生版の商品について、品質の数値化を実施しました。
その結果、神田豊島屋の「Me」は、国産大手メーカーA社の甘酒、B社の赤ワインおよび白ワインと比較してオリゴ糖含有量が180倍以上、ビタミン B6は赤ワイン相当量含まれることが確認されました。したがって、神田豊島屋の新生“Me無濾過生原酒 おりがらみ”は、オリゴ糖を多く含み、ビタミンB6をより効率的に摂取できる “みりん”であることが証明されました。
神田豊島屋の公式Webサイト:https://me-toshimaya.com
01.背景
日本が誇る伝統食「みりん」を伝統的な味わい方で
「神田豊島屋」は、慶長元年(1596年)、神田鎌倉河岸にて創業した東京最古の酒舗豊島屋(※)の流れを汲む酒屋です。 豊島屋は酒および酒にあうつまみを提供したことで「居酒屋の元祖」ともされています。
東京が江戸と呼ばれていた頃、みりんは高級で甘い「飲み物」でした。1867年のパリ万博は、江戸幕府が初めて公式に万博へ出店したことで知られていますが、その際にもパリの人々へみりんが振舞われていたことが、随行した渋沢栄一らの日記にも記されています。
しかし、いつしかみりんは調味料としての認識が強くなり、お酒として飲むという発想はなくなってしまいました。そこで今一度原点に立ち返るべく、伝統製法を用いつくられたみりんを、糀のリキュールとして現代風にリメイクしたのがこの「Me」という商品です。
とても甘いのに砂糖や糖類は無添加で、低GI食品のため血糖値の上昇を防ぎつつ、糀の力で滋養効果もあるという、まさに現代人に適したリキュールです。
02.特徴
国産原料とシンプルでナチュラルな伝統製法を採用
神田豊島屋は「Me」を開発するにあたり、伝統的な製法にこだわりました。
伝統的な本みりんの原材料は、米こうじともち米、そして米焼酎。
近年は価格を抑えるために外国産のもち米や、米焼酎の代わりに海外の醸造用アルコールが使われることがほとんどです。そのような中、「Me」には、国産の上質なもち米と、熊本産「球磨(くま)焼酎」の米焼酎を使用。国産の米ならではの豊かな旨味と高品質な米焼酎のまろやかな味わい、そして熟達した職人のみが作ることのできる洗練された米こうじが、マイルドでしなやかな、みりん本来のおいしさを生み出しています。
「Me」はこれらの材料を一緒に漬け込み、こうじ菌によって糖化してつくられます。できたてのみりんは濁っているため、通常は「おり下げ剤」を投入することでおりを沈殿させますが、「Me」は伝統にならい自然に沈殿するのを、時間をかけて見守ります。おり下げ剤を使えば僅かな時間で済む工程ですが、この製法だとかかる時間はなんと”未定”。数か月かかるとも数年かかるとも分からず、ただひたすらに待ち続け、ゆっくりと沈殿する間におりが液体に溶け込み、よりコク深く仕上がります。
できあがったみりんは、一般的には最後に水、アルコール、液糖等を加えることが多く、殺菌のため火入れをしなくてはいけませんが、「Me」は添加物がないので火入れ作業を行う必要がありません。そのためこうじが作り出す酵素をそのまま残すことができるので、美肌や腸内環境改善の効果も期待できます。
みりんでは大変稀有な「無濾過生原酒」の状態で瓶詰めすることで、濃厚な旨味や栄養分を余すことなく閉じ込めました。
03.成分分析の項目
本分析では「糖質」「栄養成分」について分析しました。分析項目は糖質であるオリゴ糖、栄養成分であるビタミンB6です。比較したのは、国内大手メーカーA社の甘酒、国内大手メーカーB社の赤ワインおよび白ワインです。また分析期間は2024年5月1日~2024年5月29日です。
糖質(オリゴ糖)について
神田豊島屋のみりん「Me」のオリゴ糖含有量は国内大手メーカーA社の甘酒、B社の赤ワインおよび白ワインよりも34.93~241.85倍多い
「Me」のオリゴ糖含有量は3.144g/100mlであり、国内大手メーカーA社の甘酒の0.090g/100ml、B社の赤ワインおよび白ワインの0.017g/100mlおよび0.013g/100mlと比較して34.93~241.85倍多いことが証明されました。つまり、「Me」は血糖値の上昇をおだやかにするオリゴ糖を多く有していることが明らかになりました。
*分析数値については小数点第3位を四捨五入し記載。倍率については、四捨五入しない数値を元に算出。
オリゴ糖の含有量
栄養成分(ビタミンB6)について
神田豊島屋のみりん「Me」のビタミンB6含有量は赤ワインと同等以上
「Me」のビタミンB6含有量は0.018mg/100mlであり、国内大手メーカーA社の甘酒の0.00mg/100ml 、B社の赤ワインおよび 白ワインの0.017mg/100mlおよび0.013mg/100mlと比較して最も多いことが分かりました。つまり、「Me」は赤ワインと同等以上のビタミンB6を有していることが証明されました。
ビタミンB6含有量
04.まとめ
1. みりん「Me」のオリゴ糖含有量は国内大手メーカーA社の甘酒、B社の赤ワインおよび白ワインよりも34.93~241.85倍多い
2. みりん「Me」のビタミンB6含有量は赤ワインと同等以上含まれる
3. みりん「Me」の旨味成分は国内大手メーカーA社、B社の甘酒、赤ワインおよび白ワインよりも1.61-6.23倍多い
4. みりん「Me」のα-アミラーゼ酵素活性は国内大手メーカーA社の甘酒、B社の赤ワインおよび白ワインよりも100 倍以上高い
みりん「Me」はリパーゼ、プロテアーゼ酵素活性を有する
5. みりん「Me」のポリフェノール含有量は赤ワインと同等量含まれる
したがって、神田豊島屋の「Me」は、前回のプレスリリースで発表した、旨味が強く、酵素やポリフェノールをより効率的に摂取できる点に加え、圧倒的にオリゴ糖含有量が多く、赤ワイン相当量のビタミンB6を含むみりんであることが明らかになりました。
「Me」が甘酒よりもオリゴ糖を多く含むという分析結果は、製造工程において、コメの炭水化物が分解され、優れた発酵技術により糖質がオリゴ糖化したことに起因すると考えられます。
「Me」は、効果的に各必須栄養成分を分解・吸収するため食中酒としても優れているみりんです。「Me」に含まれる酵素は、食事と一緒に摂取することで「口腔→食道→胃」まで届くことが知られています。α-アミラーゼは炭水化物の分解を、リパーゼは脂質の分解を、 プロテアーゼはたんぱく質の分解を促進します。
おいしく飲めて健康にも美容にもよい飲み物であることが証明された、新生のみりん「Me」。今回は、商品のおいしさや機能性を可視化したと同時に、手間暇かけてつくられる伝統製法の魅力を再確認する機会にもなりました。この結果をもとに、神田豊島屋はみりん文化の継承・発展にさらに力を入れていきます。
【関連リンク】
第1弾【ユネスコ無形文化遺産登録】世界が評価した伝統製法「神田豊島屋」の“Me無濾過生原酒” 旨味、酵素活性、ポリフェノールにおいて高い数値を示した"飲むみりん"を販売(2024年12月9日) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000071919.html
“創業400年超の酒屋”の家系に生まれた若社長が「お酒は苦手だった」のに家業を継ぐことになったワケ(当社社長インタビュー記事)(2025年1月11日)
https://bunshun.jp/articles/-/75766
世界三大酒類コンペで入賞、老舗酒蔵がつくる「みりん」は海外へ羽ばたく(2022年8月14日)
https://forbesjapan.com/articles/detail/49533/page3
05.分析機関
dot science株式会社
- 公式サイト:https://rebranding.science
06.受賞歴および取引実績(一部)
【受賞歴】
「Me」は世界三大酒類コンペティション(IWSC、SFWSC、ISC)の全てでメダルを獲得した、史上初めての本みりんです。
商品名:Me 無濾過生原酒
・IWSC(インターナショナル・ワイン&スピリッツ・コンペティション)2022銀賞
・SFWSC(サンフランシスコ・ワールト゛・スピリッツ・コンペティション)2022銀賞
・ISC(インターナショナル・スピリッツ・チャレンシ゛)2022銅賞
商品名:Me 無濾過生原酒 おりがらみ
・IWSC(インターナショナル・ワイン&スピリッツ・コンペティション)2022銅賞
・SFWSC(サンフランシスコ・ワールト゛・スピリッツ・コンペティション)2022銀賞
・ISC(インターナショナル・スピリッツ・チャレンシ゛)2022銀賞
【取引実績(一部・順不同)】
・Gold Bar at Edition
・VERT
・VERTはなれ
・The SG Tavern
・The SG Club
・TOKYO CONFIDENTIAL
・BAR小鳥遊(たかなし)
・白井屋ザ・バー 真茶亭
・FOLKLORE mixology&terroir
・Low-Non-Bar
・Cocktail Works 神保町
・ARBOL (雅宝)
・BAR BUTLER GINZA
・Penthouse Garden
・TOKYO SAKE DEPARTMENT
・bar cacoi
・code name MIXOLOGY akasaka
・Bar Algernon Sinfonia
・BAR BW01
・BAR B&F
・BAR LIBRE
・BAR NO LIMIT
・bar&chocolate CACAOTAIL
・Cocktail Bar Raven
・BAR ANDALSIAN
・Bar RENRi
07.トップクリエイターの声
みりんの枠を超え、国内のトップクリエイターに愛用される「Me」
VERT・オーナーパティシエの田中俊大氏:
「Me」は僕にとってはなくてはならないもので、 全ての食材に寄り添うことが出来る糖分としての立ち位置でつかわせていただいております。
普通に糖を加えるよりも、奥行きやコクが増し、味のレンジが広がります。
加えた後も所謂糖が重たく残ることもありません。
又、和の食材同士という事もあってか日本茶との相性も良く、味わいの繋ぎとしての役割も果たしてくれます。
BAR小鳥遊(たかなし)・オーナーバーテンダーの高梨寛実氏
「Me」を初めて飲んだ数年前。
その時はまだみりんは元々飲み物として親しまれていたとは知らず、まず「Me」が昔ながらの作り方を再現し作られているという事に興味を持ちました。
飲んでみて、深いコクとこうじのふくよかな香り、しっかりとした甘さがありながらも、甘味がしつこくない事に驚きました。
それ以来「Me」を使ったカクテルを提供していますがお客様にもとても好評です。
TOKYO CONFIDENTIAL ヘッドバーテンダーのWakana Murata (村田和香菜) 氏
Meの魅力は、繊細な味わいでありながらもストレートで飲むと飲みごたえがしっかりあり、
カクテルに合わせるとMeのもつ優しいお米の甘みが引き立つところです。
そのまま飲んでも他のものと混ぜても良さの消えないものというのは稀なので、
そこがMeの一番の魅力だと思います。
■運営会社について
鎌倉町豊島屋酒店 白酒を商う図(『江戸名所図会 』)
慶長元年(1596年)、神田鎌倉河岸にて創業した東京最古の酒舗豊島屋(※)の流れを汲む酒屋。 豊島屋は酒および酒にあうつまみを提供したことで「居酒屋の元祖」ともされている。
昭和初期には東村山に「豊島屋酒造(株)」を設立し、本格的な日本酒の醸造を開始。神田限定販売酒「利他」を中心に、豊島屋酒造が醸造する日本酒・みりんを取り扱う酒屋として、神田エリアで居住されている皆様や働く方を中心に、長くご愛顧をいただいている。
注目されることが少なく、製造所や職人数が大きく減少している本みりんの素晴らしさを後世に残していきたいと、2021年より「それは古来伝わる、糀のリキュール”Me”」の販売を開始し、料理人やバーテンダー、パティシエ等の国内トップクリエイターを中心に広めている。
(※現:(株)豊島屋本店)
【会社概要・連絡先】
会社名: 有限会社 神田豊島屋
資本金: 12,000,000円
住所: 〒101-0047 東京都千代田区内神田1-3-1
電話番号: 03-5283-1871
取締役社長: 木村 倫太郎
メールアドレス:info@kanda-toshimaya.co.jp
ホームページ: https://me-toshimaya.com
提供元:PRTIMES