2025/12/08

【調査リリース】働きやすさは“木”で変わる!?約半数が木のあるオフィスは「リラックスして働ける」と回答―ウェルビーイング経営を支える“素材選び”の重要性とは―

WOODコレクション(モクコレ)運営事務局 

20・30代男性は“コミュニケーションのしやすさ”/20代女性は“アイデア・モチベーション向上”の声も

 東京都は、木材の需要喚起と利用拡大を推進する国産木材の展示商談会「WOODコレクション(モクコレ)2026」を、2026年2月12日(木)・13日(金)に東京ビッグサイトにて開催いたします。2016年の開催から10回目を迎える今回も、木材産業を支える多彩な出展者が全国から集結し、持続可能な未来を見据えた「木のある社会」の可能性を発信します。建築・デザイン・流通・行政など、業界を超えた出会いが生まれるリアル展に加えオンライン展(1月19日~2月27日)も実施予定です。

 近年、働く環境においては、生産性の向上のみならず、従業員が安心して力を発揮できる「心理的安全性」や、心地よく過ごせる「ウェルビーイング」を重視する姿勢が広がっています。コロナ禍を経て職場のあり方が再考される中、木材を取り入れた空間づくりが、ストレス軽減や集中のしやすさに寄与する可能性が注目されています。
 そこでWOODコレクション(モクコレ)2026は、働く人々が「木のある職場環境」をどのように受け止めているのかを把握するため、全国のビジネスパーソンを対象とした意識調査を実施しました。

 本調査では、働く人の多くが木の空間に対して「落ち着き」「安心感」「親しみ」といった好印象を抱いていることが明らかになりました。さらに、木材を取り入れたオフィスでは、「リラックスして働ける」「疲れにくい」「モチベーションが上がる」といった声が上位に挙がり、働き方における“体感的なウェルビーイング向上”にもつながる可能性が示されました。また、木材の活用は、地域材の循環利用やカーボンニュートラルの観点からも、持続可能な社会づくりに資する選択肢として期待が高まっています。

 今回の調査結果は、モクコレ2026の会場で紹介される建材・プロダクト・空間デザインの価値を読み解く手がかりとなるものであり、「なぜ今、木に注目するのか」という社会的意義を、来場者・メディア・企業関係者により深く理解いただくための一助となればと考えています。

■調査結果サマリー
1.“木のある空間”に対して、多くの人が「落ち着き」や「安心感」といったポジティブな
印象―心理的快適性が、働く環境の必須要素にー
「気持ちが落ち着く」(44.8%)、「安心感を感じる」(35.8%)、「好印象を持てる」(22.5%)が上位を占め、木質空間がもたらす“情緒的な快適さ”が強く評価されていることが分かった。



2.「リラックスして働ける」が最多、続いて「長時間いても疲れにくい」「モチベーションが上がる」などが上位に―木のあるオフィスは、働き方の質を高め“体感価値”につながるー
木のあるオフィスが働き方に与える影響としては、「リラックスして働ける」(48.8%)が最も高く次いで「長時間いても疲れにくい」(24.0%)、「モチベーションが上がる」(20.8%)など、身体的・心理的な働きやすさに関わる項目が上位を占めた。



3.若い世代の中でも、男性は“コミュニケーション”、女性は“アイデア・モチベーション”といった側面で、木のあるオフィスの効果を実感
属性別に見ると、特に20・30代男性では「コミュニケーションがしやすくなる」がそれぞれ(35.0%)、(30.0%)と、全体(18.3%)と比べて高い結果となりました。一方で20代女性では、「アイデアが出やすくなる」(27.5%)、「モチベーションが上がる」(37.5%)がいずれも全体を大きく上回った。



4.「イメージが良くなる」「やや良くなる」が過半数
さらに「環境配慮」「地域とのつながり」など、木材活用は“企業姿勢のシグナル”に
―ウェルビーイング文脈でポジティブ評価が多数―
企業が「木材を活用したオフィスづくり」を進めた場合については、「良くなる」(21.0%)、「やや良くなる」(35.5%)を合わせて過半数となり、企業イメージ向上につながる可能性が示された。



木材活用の企業に対して持つ具体的なイメージでは、「あたたかみがあり、親しみやすい企業だと感じる」(44.0%)、「従業員の働きやすさを大切にしていると感じる」(26.5%)、「地域や自然環境を大切にする企業だと思う」(20.0%)、「働きやすいと感じる企業に感じる」(13.5%)など、“従業員配慮”“地域・自然への配慮”“企業姿勢の上質さ”といった価値観を想起させる項目が多数を占めた。



■考察+モクコレ2026との接続
 今回の調査から、働く人々が心の落ち着きや安心感といった心理的な働きやすさを、職場環境に強く求めていることが浮かび上がりました。木材を取り入れた空間は、「リラックスして働ける」「長時間いても疲れにくい」といった体感や、「コミュニケーションがしやすくなる」「仕事への満足度が上がる」といった組織面でのポジティブな変化にもつながる可能性が示されています。
 さらに、「あたたかみがあり、親しみやすい企業」「従業員の働きやすさを大切にしていると感じる」などの回答からは、木材活用が従業員配慮やサステナビリティを重視する企業姿勢の表れとしても受け止められていることが分かります。地域材の活用やカーボンニュートラルといった観点も含め、木材は「人にやさしい」だけでなく「社会にも持続可能な選択」として期待される素材になりつつあります。

 こうした価値や可能性を、オフィスに限らず、まちづくりや暮らしの場まで含めて、国産木材の建築事例やプロダクトを通じて体感できるのが、WOODコレクション(モクコレ)2026です。モクコレ2026は、今年のテーマである「国産木材が切り拓くミライの産業・社会・暮らし」のもと、産業・社会・暮らしにおける国産木材活用の広がりと未来を訴求し、参加者の新たな気づきやアイデアを創出していく場となります。

 本展示会では多様な現場で進む木材利用の最新事例を紹介するとともに、建築・デザイン・流通・行政・地域が連携することで生まれる、新しい「木のある社会」の姿を提示します。

 今回の調査結果は、「なぜ今、木に注目するのか」という問いに対する背景を具体的な数値で示すものであり、モクコレ2026が掲げる「国産木材が切り拓くミライの産業・社会・暮らし」、「木が当たり前に選ばれる社会」の実現に向けた機運を後押しする一助となればと考えています。

■調査概要
調査期間 :2025年11月
調査方法 :インターネットアンケート
有効回答数:400名
回答者属性:20代~60代の「勤務先のオフィス」で仕事を行っている男性、女性
調査内容 :
1.あなたは木のある空間について、どのように感じますか。(MA)
2.木のあるオフィスが「働き方」に与える影響について、当てはまるものを教えてください。(MA)
3.あなたが勤める会社が「木材を活用したオフィスづくり」を進めた場合、企業イメージはどう変わりますか。(SA)
4.「木材を活用したオフィスづくり」により、企業に対してどのようなイメージを持ちますか。(MA)
※MA=複数回答、SA=単一回答

■「WOODコレクション(モクコレ)2026」開催概要
会 期 :
【リアル展】
2026年
2月12日(木)10:00~17:30
2月13日(金)10:00~16:30
【オンライン展】
2026年
1月19日(月)~2026年2月27日(金)
会 場 :東京ビッグサイト西1・2ホール、アトリウム
     東京都江東区有明3-11-1
主 催 :東京都、WOODコレクション実行委員会
出展予定:約39都道府県、約300出展者
主な展示、イベント:
1. 全国39都道府県ごとにエリア分けされた、日本各地の魅力的な木材製品を出展する企業・団体の展示ブース
2. セミナー、トークショー等
入場料 :無料(事前登録制)

※「WOODコレクション(モクコレ)2026」ティザーサイト公開中
URL:https://www.mokucolle.com/

■今年のテーマは「国産木材が切り拓くミライの産業・社会・暮らし」
都市と森林をつなぎ、国産木材の新たな可能性を発信する日本最大級の木材展示会です。2016年の初開催から、コロナ禍による中止の年や翌年のオンライン開催を経て、今回で10回目を迎えます。全国39都道府県の出展者が一堂に会し、建築やまちづくり、暮らしの中における木の活用事例を紹介する「日本全国・木の祭典」として開催されます。
会場では、建築士や設計者、工務店、行政関係者はもちろん、木育や木のある暮らしに関心のある一般生活者まで、多様な来場者層を対象に、最前線の木材活用トレンドや事業マッチング、ライフスタイル提案が展開されます。
また、リアル展とオンライン展を組み合わせたハイブリッド型の展示会として、来場困難な層にもリーチ。参加者の課題解決や商談機会の最大化に貢献するとともに、サステナビリティ・脱炭素といった社会的テーマとも連動し、都市と森林の持続可能な未来を共創するプラットフォームです。
 

 

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提供元:PRTIMES

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