2025/12/16

日経リサーチとSCSK、サステナブル経営と脱炭素化の一体支援で協業

株式会社 日経リサーチ 

「日経サステナブルリンク」と「CO×COカルテ」をサービス提携

 株式会社日経リサーチ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:新藤 政史、以下 日経リサーチ)と、SCSK株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役執行役員 社長:當麻 隆昭、以下 SCSK)は、企業がサプライチェーン全体で取り組むサステナブル経営と脱炭素化の一体支援に向けた協業を開始しました。

 日経リサーチが展開するサステナブル経営評価プラットフォーム「日経サステナブルリンク」と、SCSKが提供するCO2排出量自動算定ソリューション「CO×COカルテ(ココカルテ)」をサービス提携し、両サービスのデータに基づいたサプライチェーンの可視化と改善活動を統合的にサポートします。



1.協業の背景: 高まる “財務 × 非財務データ” の重要性とサプライヤー負荷の増大
 国際的な開示基準(欧州CSRD、ISSBなど※1)の導入により、企業は財務データと同様に、人権・環境配慮やCO2排出量等の非財務情報の質と透明性が強く求められるようになっています。とりわけ、サプライチェーン全体の人権リスクの把握・低減や、Scope3を含むCO2排出量管理は多くのバイヤー企業にとって喫緊の課題です。

 一方で、国内では自社の排出量を算定している企業は一部にとどまり、特に中堅・中小企業では、リソースの制約により「サステナブル調達の質問票回答と排出量算定の両方に対応する負担」が深刻な悩みとなっています。こうした状況の中、サステナブル経営データと排出量データを効率的に収集・整備できる仕組みが強く求められています。

※1 CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive):欧州連合(EU)が定めた企業のサステナビリティ情報開示に関する新制度。 ISSB(International Sustainability Standards Board):国際会計基準財団(IFRS)が策定したサステナビリティ情報開示の国際基準。

2.サービス提携による提供価値
(1) バイヤー企業のサプライチェーン管理を効率化
 サプライヤーのサステナブル経営状況と排出量を一元的に把握することで、サプライチェーン全体のサステナブル経営/脱炭素化を効率的に進める環境を整備します。
(2) CO2排出量算定とサステナブル調達調査回答の負荷を大幅に軽減
 「CO×COカルテ」は会計データのみでCO2排出量の自動算定が可能なため、従来の算定方法と比べて排出量算定※2と関連する調査回答の負荷を大幅に削減できます。
※2 従来比約80%減(SCSK調べ)

3.協業の概要
目的 : サステナブル経営データと排出量データの統合活用を企業に提案し、
サプライチェーン全体の持続可能性・脱炭素化を促進する

役割分担:
・日経リサーチ: 「日経サステナブルリンク」によるサプライチェーンのサステナブル経営評価・分析
・SCSK : 「CO×COカルテ」による CO2排出量の自動算定・データ提供
・共同取組 : 共同プロモーション、相互送客、データ連携および関連サービスの共同企画

4.今後の展開
 将来のサステナブル経営評価の在り方を見据え、サステナブル経営データと排出量データを統合的に活用できる基盤整備を目指します。そのために両社は今後、以下の取り組みを共同で推進します。
・「日経サステナブルリンク」と「CO×COカルテ」のデータ連携による、業務効率化、評価・分析精度の高度化および評価モデル構築の検討※3
※3 例:グローバル基準と整合した評価・スコアリング、サプライチェーン全体のリスク可視化等

5.各社コメント
株式会社日経リサーチのコメント
 「日経サステナブルリンクとココカルテを組み合わせることでサプライチェーンのサステナブル経営と脱炭素化をより強力にご支援し、日本企業の価値向上を後押ししていきます。」
      株式会社日経リサーチ コンテンツ事業本部長兼サステナビリティセンター長 遠藤 雅子
SCSK株式会社のコメント
 「サプライチェーン全体の脱炭素化は、個々の企業努力だけでは成し得ません。日経リサーチとの協業を通じて、データの力で日本企業のGXを支え、持続可能な社会づくりに貢献していきます。」
          SCSK株式会社 理事 ビジネスデザイングループ GXセンター長 澤田 享裕

日経サステナブルリンクについて
 日経サステナブルリンクは、企業のサステナブル経営を総合的に評価するサステナブル経営データプラットフォームです。サステナビリティ・マネジメント、環境、人権と労働、公正な事業慣行における企業の取り組みとリスクを可視化します。サステナブル調達や人権DD、投資家向け開示など幅広い用途で活用でき、バイヤー企業とサプライヤー双方のコミュニケーションを効率化します。信頼性の高い評価情報を提供することで、日本企業のサステナブル経営の高度化を支援します。
https://sl.nikkei-r.co.jp/

CO×COカルテについて
 CO×COカルテは、企業が保有する会計データをクラウドサービスへアップロードするだけで、独自開発したアルゴリズムがCO2排出量を算定するサービスです。専門知識やツール操作が不要なため、属人化を防ぎ、算定にかかる業務負担を軽減します。排出量と連動する経費を可視化することで意思決定を支援し、中堅・中小企業の脱炭素対応を“負担”から“成長機会”へと転換することを目指しています。
https://www.scsk.jp/sp/cocokarte


会社概要
【株式会社日経リサーチ】
所在地:東京都千代田区内神田2-2-1
設立:1970年10月 代表者:代表取締役社長 新藤 政史
事業内容:市場調査、社会調査、企業調査、サステナブル経営支援
URL:https://www.nikkei-r.co.jp/

【SCSK株式会社】
所在地:東京都江東区豊洲3-2-20 豊洲フロント
設立:1969年10月 代表者:代表取締役 執行役員 社長 當麻 隆昭
事業内容:コンサルティング、開発、検証、ITインフラ構築・マネジメント、ITハード・ソフト販売、BPO など
URL:https://www.scsk.jp/

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提供元:PRTIMES

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