2025/12/17

「CREATIVE BLOOM PLANNING」にGPT-5.2を実装マーケティング業務の品質向上と高速化を推進

株式会社 博報堂DYホールディングス 

―博報堂DYホールディングス、博報堂テクノロジーズ―

株式会社博報堂DYホールディングス(東京都港区、代表取締役社長:西山 泰央、以下 博報堂DYホールディングス)と株式会社博報堂テクノロジーズ(東京都港区、代表取締役社長:中村 信)は、統合マーケティングプラットフォーム「CREATIVITY ENGINE BLOOM」のプロダクトのひとつで、広告戦略・戦術立案AIエージェントである「CREATIVE BLOOM PLANNING」※において、2025年12月11日にリリースされたOpenAI社の最新大規模言語モデル「GPT-5.2」を実装したことをお知らせいたします。



最先端のAI技術であるGPT-5.2の実装を完了した「CREATIVE BLOOM PLANNING」を、クライアントにいち早く提供し、マーケティング業務の品質向上と高速化の実現を目指します。

統合マーケティングプラットフォームBLOOMにて「CREATIVE BLOOM PLANNING」を開発

■GPT-5.2実装による具体的な進化
AIの研究開発会社であるOpenAI社よりリリースされた最新モデル「GPT-5.2」の実装により、「CREATIVE BLOOM PLANNING」は以下の点で性能向上を実現しました。
- 回答速度とコンテンツ生成品質の向上
GPT-5.2の推論性能向上により、商材に関する大量の情報から、より鋭い顧客インサイトを短時間で発掘できるようになりました。これにより、市場の動きに即応したタイムリーかつ本質的な施策実行が可能になります。
- ハルシネーションリスクの低減
マーケティング戦略におけるAIの課題である「ハルシネーション(虚偽情報生成)」のリスクが低減されました。これにより、データに基づいた信頼性の高い分析とレポート作成が可能となり、クライアントの意思決定を強力にサポートします。

今後も博報堂DYグループの横断的なAI専門家集団HCAI Professionalsの活動として、AI関連各領域のプロフェッショナルが開発に携わりながら、社員一人ひとりの創造性を拡張し、クライアント企業のマーケティング活動の効率化と高度化をさらに支援するAIエージェントの開発を推進します。

[参考1]CREATIVITY ENGINE BLOOMとは
2024年6月、博報堂DYホールディングスは統合マーケティングプラットフォーム「CREATIVITY ENGINE BLOOM」を開発しました。 「CREATIVITY ENGINE BLOOM」は、メディアビジネスやデジタルマーケティングなどのマーケティング領域での活用はもちろん、クリエイティブ制作、販促・CRMなどコマース、流通領域までをワンストップで統合・管理できる統合マーケティングプラットフォームです。博報堂DYグループが保有する生活者DATA PLATFORMをベースにAI技術を活用することで、利用者のクリエイティビティを拡張し、新しいコミュニケーションサービスやビジネス創造を支援します。まずは当社グループ社員での利用を開始し、スピーディーに高度な統合マーケティングサービスの効率化と高度化を実現することでマーケティングビジネスのOM率向上、売上総利益率の成長に貢献します。



「CREATIVITY ENGINE BLOOM」は以下の5つの主要モジュールと、そのモジュールを支える「生活者DATA PLATFORM」から構成されています。

STRATEGY BLOOM:マーケティング戦略の策定を支援するモジュールで、生活者データとクライアント企業のデータを統合し、AI技術を用いて市場構造の可視化やターゲット設定、KPI策定の業務効率化を行います。
MEDIA BLOOM:AaaSと連携し、KPI達成のためのメディア効果を最大化するモジュール。テレビとデジタルを組み合わせたメディア最適化やアロケーションを効率的に策定します。
CREATIVE BLOOM:クリエイティブ制作を支援するモジュールで、AIを活用してクリエイティブの評価、自動生成を行い、業務の効率化と高度化を実現します。
COMMERCE BLOOM:購買データとECプラットフォームと連携し、リアル、ECを統合したマーケティング戦略立案を支援します。
ENGAGEMENT BLOOM:顧客との良質な関係性を構築するモジュールで、大手SFAやMAツールと生活者 DATA PLATFORMを連携し、顧客のLTV向上やOne to Oneマーケティングサービスを提供します。
「生活者 DATA PLATFORM」:博報堂DYグループの独自データと外部データを一元管理し、BLOOMの各プロダクトで利用可能な基盤として整備します。
「Human Centered AI機能」:統合マーケティングコミュニケーション業務の効率化と高度化を支え、利用者のCreativityをアップデートし、企業のマーケティング活動や業務プロセスを進化させるAIサービス、生成AIを用いたAIエージェント機能を提供していきます。

<CREATIVITY ENGINE BLOOMの強み>
マーケティング業務の統合・デファクトスタンダード化
STRATEGY、MEDIA、CREATIVE各業務を一元管理し、業務プロセスを統合・標準化することで、労働生産性を向上させます。
生成AI機能を用いた業務の効率化と高度化
生活者発想で培ったマーケティング業務のノウハウを生成AIにインストールし、生活者のより深い洞察を支援することで、ターゲットプロファイルやコンセプト、クリエイティブアイデアなどのクリエイティブワーク業務において生成AIと人間が協調するサービスを提供し、社員の創造性を高めます。
統合マーケティング効果の可視化
生活者DATAPLATFORMデータを活用し、統計技術やAI技術(Human-Centered AI 機能)を駆使して統合マーケティング効果を測定可能な独自指標を提供します。また指標を向上させるための戦略策定や施策開発を支援するマーケティングインテリジェンス機能も提供し、得意先の事業成長へ貢献します。

[参考2] 生活者発想プラットフォーム
生活者・市場への深い理解や、新しい発見・価値創造をAIとともに行い、AI×生活者発想でビジネスの拡大を支援する、そのコアとなるのが「生活者発想プラットフォーム」です。AIという、自分とは違う存在を味方につけ、生活者の心を動かすアイデアを生み出し、創造性の拡張へつながる、新しい発想の基盤となります。



生活者発想プラットフォームには以下の4つの主要機能を備えています。
- 生活者:「バーチャル生活者」との対話、生活者発想法がつまった基盤
- 市場:市場動向を把握し、業界のこれからを発想する基盤
- メディア/生活者インターフェース:生活者とのコミュニケーションデザインを発想する基盤
- 効果予測:業界仮想市場を再現。マーケティング効果の予測や広告クリエイティブを事前評価し改善




生活者発想プラットフォームにて生まれた生活者発想を、 CREATIVITY ENGINE BLOOMの各プロダクトをはじめとした様々なマーケティングAIソリューションで精度を高めて実行し、AI 時代の企業マーケティングを支援してまいります。

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提供元:PRTIMES

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