2025/12/25

大岡信賞に究極Q太郎さん

株式会社 朝日新聞社 

朝日新聞社主催 詩集『究極Q太郎詩集 散歩依存症』の制作に対して

 株式会社朝日新聞社(代表取締役社長CEO:角田克)が主催する、2025年度の大岡信(まこと)賞は、選考委員による審議の結果、下記の通りに決定しました。大岡信賞は、時代や社会を貫く力をもった広い意味の「うた」を生み出すことで、新たな芸術表現を開拓した個人または団体に贈ります。

回 大岡信賞

究極Q太郎
資本によって排除される人びとと共に歩き、弱さを受け止め強さに変えていく、詩集『究極Q太郎詩集 散歩依存症』の制作に対して


 障害者の生活を支援し、経済至上主義に縛られない生き方を模索し続けるなかで、アルコールへの依存や不眠に陥った心身を、散歩によって回復させ、その体験から得た感覚や思索を詩に昇華させた。自身の内面・日常だけでなく、地球規模の気候変動やパレスチナ・ガザ地区の惨禍をも直視。困難だらけの「袋小路」のような世界であっても、歩き続ければ、希望の「抜け道」を見つける手がかりをつかめると、粘り強く、ときに軽やかに訴えかける。



 きゅうきょく・きゅうたろう 1967年生まれ、埼玉県出身。58歳(12月25日現在)。86年、現代詩手帖賞を受賞。87年に明治大学に入学、ボランティアで脳性まひ者の介護を始める。中退後も重度障害者の介護と並行し、手作りの詩集やミニコミ誌を精力的に刊行。98年、交流スペース「早稲田あかね」の立ち上げに参加した。現在、季刊「福祉労働」(現代書館)編集委員を務めている。
【関連記事】
「第7回大岡信賞 即興散歩、袋小路を抜ける思索 詩人・究極Q太郎さん」(朝日新聞)
https://digital.asahi.com/articles/DA3S16370798.html

■贈呈式
 2026年1月29日(木)、東京都内で「朝日賞」「朝日スポーツ賞」「大佛次郎賞」「大佛次郎論壇賞」とともに贈呈式を行います。後日、取材のご案内をいたします。

■大岡信賞
 朝日新聞にコラム「折々のうた」を1979年から2007年まで連載した、戦後日本を代表する詩人の大岡信さんをたたえ、2019年に創設されました。時代や社会を貫く力をもった広い意味の「うた」を生み出すことで、新たな芸術表現を開拓した個人または団体に贈ります。

【公式サイト】 https://www.asahi.com/corporate/award/14448802

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提供元:PRTIMES

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