【建築を楽しみたい初心者、必読!】3つの視点(様式、思想、パーツ)でよく分かる建築鑑賞入門の新定番。『名建築の見かた図鑑』、2026年1月5日発売。
株式会社 河出書房新社是非とも見てもらいたい世界の名建築118か所を掲載!
株式会社河出書房新社(本社:東京都新宿区代表取締役:小野寺優)は、後藤真吾著『様式・思想・パーツでひもとく 名建築の見かた図鑑』を、2026年1月5日に発売します。
本書は、「様式」「思想」「パーツ」という3つの視点からのアプローチを知ることで、「建築のどこを見て、楽しんだらいいのかがわからない」という悩みを解消させ、建築の魅力にグッと近づくことができる一冊です。
建築を見て、「美しい!」とは思うものの、
「なぜ美しいのか、何がすごいのか、言葉にできない」ということはありませんか?
また、建築の「どこに注目すればいいのかわからない」と感じたことはありませんか?
そのような方に是非とも読んでほしい一冊が、本書『名建築の見かた図鑑』です。
本書は、3つの視点「様式」「思想」「パーツ」から建築をひもとく方法を紹介し、この3つの切り口を手に入れることで建築観賞がぐっと身近に、奥深く、そして何よりも楽しくなる、今までありそうでなかったオールカラーの入門書です。
専門知識がなくても読み進むことができるよう難しい専門用語は最小限に、著者によるイラストや写真を豊富に収録して、直感的に理解できるように工夫しました。どの時代どの場所であっても応用できるように、歴史やアートを横断して時空を超えた建築物どうしの比較にも力を入れました。
本書を読めば、旅先で出会った建物から、その時代背景や建築家の思想を想像でき、意匠を楽しめるようになるはずです。そして建築の世界がさらに広がり、もっと自由に建築を味わうことができるようになるはずです。
旅好き、アート好きも必見の、建築鑑賞入門の新定番、『名建築の見かた図鑑』を、是非この機会にご覧いただき、名建築に秘められた美の物語を発見してみませんか。
■本書が提案する建築を楽しむための3つの視点
■目次
Prologue序章 建築をひもとくための基礎知識
建築をひもとく3つの視点/覚えておきたい5つのキーワード
第1章 [Style]様式でひもとく名建築
〈様式でひもとくヒント〉「古典系」と「中世系」の違いを知る/ギリシア様式/ローマ様式/ビザンチン様式/〈ビザンチン様式を深める〉東西ローマが紡いだ建築様式/ロマネスク様式/〈ロマネスク様式を深める〉アートを許さなかった建築が「アートを育てる場所」に/ゴシック様式/初期ルネサンス様式/盛期ルネサンス様式/マニエリスム/〈ルネサンス様式を深める〉名が刻まれた芸術家たち──ルネサンスの相関図/バロック様式/新古典主義/〈新古典主義を深める〉新古典主義と並行して流行したイギリスのゴシック・リバイバル
第2章 [Philosophy]思想でひもとく名建築
〈思想でひもとくヒント〉近代建築を理解するために/アーツ・アンド・クラフツ/アール・ヌーヴォー/〈アール・ヌーヴォーを深める〉国ごとに異なる「アール・ヌーヴォー」/アール・デコ/レス・イズ・モア/近代建築5原則/有機的建築/〈有機的建築を深める〉日本のフランク・ロイド・ライト建築/ポスト・モダン/脱構築主義/〈様式・思想を深める〉日本で見る世界の建築様式と思想
第3章 [Parts]パーツでひもとく名建築
〈パーツでひもとくヒント〉パーツが示唆するものは何か/ファサード/〈ファサードを深める〉3つの要素が組み合わさったファサード/柱/構造/〈構造を深める〉近代建築への先駆けとなったエッフェル塔/窓/〈窓を深める〉「シカゴ窓」を生み出したシカゴ派/天井/〈天井を深める〉曲線の女王が描いた、空港の大空間を彩る天井/床/屋根/〈屋根を深める〉技術と革新が生んだ近代建築の屋根
Column
東西で異なる空間を持つ「初期キリスト教建築」/ヴェルサイユ宮殿に見る、フランス由来の3つの様式/演出された風景と「ピクチャレスク」/モダン・デザインの源流となった学校「バウハウス」/「インターナショナル・スタイル」とは/「世界のタンゲ」が表現した日本のモダニズム建築/ひとつに決めない建築「折衷様式」
こぼれ話
ゴッホが過ごした修道院/建築を知識に変えた建築家“パラディオ”
Index/参考文献・WEBサイト/Epilogue
■本文より
第1章「Style|様式」より「初期ルネサンス様式」。代表的な建築物であるフィレンツェのサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂を用いて解説。
第1章「Style|様式」より「盛期ルネサンス様式」。代表的な建築物であるローマのテンピエットを用いて解説。
第2章「Philosophy|思想」より「近代建築5原則」。ル・コルビュジエが提唱したモダニズム建築の基本理念で、サヴォア邸を用いて解説。
「近代建築5原則」のつづき。左ページでは、ラ・ロッシュ=ジャンヌレ邸、ユニテ・ダビタシオンを、右ページでは、この思想の背景を解説。
第3章「Parts|パーツ」より「天井」。ここでは「ローマ様式」と「ビザンチン様式」を紹介。
第3章「Parts|パーツ」より「天井」のつづき。ここでは「ロマネスク様式」と「ゴシック様式」を紹介。
第2章のコラムより、「「世界のタンゲ」が表現した日本のモダニズム建築」
■著者紹介
後藤真吾(ごとう・しんご)一級建築士。千葉大学大学院工学研究科修士課程修了。清水建設株式会社入社後、医療分野の建築設計に携わる。人と密接に関わる建物を追究し続け現職、設計本部医療福祉施設設計部グループ長。これまでに世界各国を巡り、数々の建築物を鑑賞してきた。好きな建築家はル・コルビュジエ。建物を体験し、スケッチすることで記憶に刻むことをライフワークとする。
■書誌情報
書名:様式・思想・パーツでひもとく 名建築の見かた図鑑著者:後藤真吾
仕様:A5判/並製/本文176ページ/オールカラー
初版発売日:2026年1月5日
定価:2,090円(本体1,900円)
ISBN:978-4-309-25817-1
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309258171/
出版社:河出書房新社
提供元:PRTIMES