格安SIM・スマホ通信プランの実態・意識調査【2026年3月】500人に聞いた価格意識とデータ活用の本音
株式会社 ALL CONNECT
通信インフラ事業と地域振興事業を手掛ける株式会社ALL CONNECT(代表取締役社長:岩井宏太・本社:福井県福井市)運営の通信メディア「オールコネクトマガジン(https://all-connect.co.jp/magazine/)」は、格安SIM(MVNO)やスマホ通信プランに対するユーザーの本音を探るため、20代~60代のスマホユーザー500名にアンケート調査を実施しました。
価格意識、データ利用の実態、サポートニーズ、情報収集行動まで多角的に調査した結果、約7割が月額1,500円未満を上限と考える低価格志向と、料金だけでなく「コミュニティ」や「データの有効活用」を重視する意識が浮かび上がりました。
本稿は調査結果を主軸に置き、事例は調査ニーズの補強として掲載しています。格安SIMサービス「mineo」を提供する株式会社オプテージのインタビューを含む完全版は、調査記事(https://all-connect.co.jp/magazine/kakuyasu-sim-survey-2026/ )にて公開中です。
【調査概要】
【主な調査結果】
・約7割が月額1,500円未満を上限と回答:「500円未満」が27.8%で最多、低価格志向が顕著
・+200~300円で欲しいサービスは「データ繰り越し」が最多(43.8%):実用的な特典への需要が高い
・約7割がデータ余り経験あり:うち約4割が「もったいない」と感じており、有効活用ニーズが大きい
・「低速では使いたくない」が40.8%で最多:低速利用への抵抗感は根強いが、メール・LINEは許容傾向
・格安SIMに最も求めるのは「料金の安さ」(31.6%):一方「コミュニティ」(20.2%)が2位と高い
格安SIMに払ってもいい上限料金は「1,500円未満」が約7割
通話なし・データ通信のみの月額上限料金を尋ねたところ、「500円未満」が27.8%で最多。「500~999円」(19.6%)、「1,000~1,499円」(20.8%)と合わせ、全体の68.2%が月額1,500円未満を上限と考えていることが分かります。
【年代別クロス集計】
n=500
20代の「3,000円以上」が14.6%と他年代より高く、快適さへの投資意欲がうかがえます。一方、60代は「500~999円」が32.8%で最多となり、年代が上がるほど節約志向が強まっています。
+200~300円で追加してほしいサービスは「データ繰り越し」が最多
現在の月額料金に200~300円上乗せしてもよいと思うサービスを複数回答で尋ねたところ、「余ったデータを翌月に繰り越せる」が43.8%でトップでした。
【年代別クロス集計(上位4項目)】
n=500(複数回答)
「データ繰り越し」は60代で65.6%と特に高く、年代が上がるほど無駄を避けたい傾向が顕著です。次いで「ポイント還元」(38.8%)、「端末補償」「低速使い放題」(各19.6%)が続きます。
約7割がデータ余り経験あり、うち4割が「もったいない」
データ容量が余った経験を尋ねたところ、70.8%が「余った経験がある」と回答。そのうち「もったいない」と感じた人は39.4%に上り、データ有効活用へのニーズが裏付けられました。
n=500
月末データ不足時、43.6%は「特に何もしない」
月末にデータが残り少なくなったときの行動を複数回答で尋ねました。
n=500(複数回答)
最多は「特に何もしない」(43.6%)で、データ不足を深刻視しないユーザーが多数派です。対処する層は「Wi-Fiに切り替え」(25.0%)や「動画・SNSの利用制限」(18.6%)で通信量を抑えています。
低速通信への抵抗感は根強い - 「使いたくない」が40.8%
通信速度が低速(約200kbps~1Mbps)であっても問題なく使えると思う場面を複数回答で尋ねました。
n=500(複数回答)
「低速では使いたくない」が40.8%で最多ですが、テキスト系(メール30.8%、LINE 24.2%)は許容される傾向にあります。動画・音楽・通話など帯域が必要な用途は1割未満でした。
データ節約「方法がわからない」が39.0%で最多
データ通信の節約工夫をしているか、その動機とあわせて尋ねました。
n=500
「節約方法がわからない」が39.0%で最多。具体的な方法を知らないユーザーが約4割を占めます。節約実践者の主な動機は「料金を抑えたい」(22.8%)でした。
格安SIMの不安は「プランの複雑さ」と「サポート窓口の不明」
格安SIMで困った経験を尋ねたところ、66.6%が「困ったことはない」と回答。困った経験がある層では「プランの仕組みが複雑」(9.8%)と「トラブル時の連絡窓口がわからない」(6.4%)が上位でした。
n=500
安心サポートは「AIチャットボット」が30.4%でトップ
格安SIMで困ったときに安心できるサポートの形を尋ねました。
n=500
【年代別で見るサポートニーズの違い】
n=500
20~30代はAIチャットボットが35%超と突出する一方、60代は「店頭サポート」が29.7%で最多。年代ごとにニーズが大きく異なり、多様なチャネル提供が求められます。
格安SIM選びの情報源は「公式サイト」が最も信頼される
スマホのプランや格安SIMに関する情報を最も信頼して参考にする場所を尋ねました。
n=500
「公式サイト・公式アプリ」(35.4%)が最も信頼されています。「ユーザーコミュニティ」が20.4%で2位となり、実ユーザーの声への信頼の高さがうかがえます。
他ユーザーとのデータシェア、利用意向は30.4%
知り合いではない一般ユーザーが「余ったデータを提供してくれる」仕組みがあった場合の利用意向を尋ねました。
n=500
利用意向あり(30.4%)と否定的(35.2%)が拮抗し、「どちらとも言えない」が34.4%で最多。仕組みや安全性の訴求次第で意向が変わる可能性があります。
利用したくない176名にその理由を尋ねると、「セキュリティが不安」が61.4%で圧倒的でした。
格安SIMの機能、約半数が「理解できていない」
格安SIMの各機能の理解度を尋ねたところ、「完全に理解して使いこなせている」はわずか8.0%。約半数(49.2%)が「あまり理解していない」以下と回答しました。
n=500
Q6の「節約方法がわからない」(39.0%)とも整合し、機能を知らない・活用できていないユーザーが多い結果です。分かりやすいUI設計やユーザー教育の重要性が示されました。
デュアルSIM利用者は27.8%、非利用の障壁は「仕組みがわからない」
n=500
非利用者のうち「仕組みがわからない」(34.4%)が「十分だから」(37.8%)に迫る水準で、理解不足が利用の障壁になっていることが浮き彫りになりました。
格安SIMへの乗り換え、後悔理由1位は「サポートが手薄」
n=500
乗り換え済みユーザー(236名)のうち41.9%が「良かった」と回答。後悔理由の1位は「サポートが手薄」(18.2%)で、Q8の結果と一致します。
データ残量、半数超が「把握できていない」
n=500
「ほとんど確認しない」(27.8%)と「確認方法がわからない」(25.4%)を合わせると半数超がデータ残量を把握できておらず、管理のハードルの高さが浮き彫りです。
格安SIMに最も求めるのは「料金の安さ」、20代は「コミュニティ」が上回る
格安SIMに最も求めていることを1つだけ選んでもらいました。
n=500
【年代別クロス集計】
n=500
全体では「料金の安さ」が31.6%で1位ですが、20代は「コミュニティ」(26.7%)が「料金」(22.5%)を上回る結果に。40代以上は「料金最優先」が約半数を占め、年代による価値観の違いが鮮明です。
mineo担当者に調査結果への見解を聞いた
今回の調査結果について、格安SIMサービス「mineo」を提供する株式会社オプテージのコンシューマモバイル戦略チーム・宮本圭祐氏と細川航氏にコメントをいただきました。
価格帯について
【宮本氏】
お客様にとって1,500円前後が一つの分岐点になるというのは、弊社の料金感覚とも一致します。mineoではマイピタの3GB(1,298円)、7GB(1,518円)が中心価格帯で、多くのお客様がこのゾーンを選ばれています。
データ繰り越し・シェアのニーズについて
【細川氏】
「データ繰り越し」が最も求められるという結果は、まさにmineoが注力してきた分野です。mineoでは「パスケット」で無期限のデータ貯蓄が可能で、データがたまったら容量の少ないプランに変更する使い方もおすすめしています。
低速利用・パケット放題について
【宮本氏】
低速への抵抗感が4割という結果は興味深いです。mineoではパケット放題 1Mbpsやパケット放題 3Mbpsを提供し、標準画質の動画再生やSNS閲覧も快適な速度を実現しています。マイピタの3GBと7GBならパケット放題 1Mbpsが無料、パケット放題 3Mbps(385円)との組み合わせで月額1,683円という実用的な選択肢もあります。
コミュニティの価値について
【細川氏】
格安SIMに「コミュニティ」を求める声が20.2%で2位という結果は、mineoが「Fun with Fans!」を掲げて運営してきた「マイネ王」の方向性を裏付けるものです。マイネ王ではユーザー同士のQ&Aやアイデア提案が活発に行われており、2026年1月時点でmineoのユーザー数は138万人を超えています。
データシェアリング(フリータンク)について
【宮本氏】
セキュリティへの不安が最大の障壁というのは重要な知見です。mineoのフリータンクは、困ったときにタンクからデータを引き出せる仕組みで、個人情報のやり取りは一切なく、匿名で安全にデータをシェアできる設計です。
サポート体制について
【細川氏】
年代によってサポートニーズが大きく異なるという結果は、弊社の体制設計にも通じます。店舗・電話・チャットなど、お客様それぞれが必要なサポートを選べる状態を整えております。mineoは単純な価格競争ではなく、お客様の使い方に合った通信体験の提供を重視しています。
まとめ
・低価格志向は強いが、有用なサービスには追加投資の意欲がある:約7割が月額1,500円未満を上限とする一方、繰り越し等には+200~300円の支払い意向
・データの「もったいない」を解消するサービスに需要:7割がデータ余りを経験、繰り越し・シェアへの期待大
・機能は使いこなせていない:約半数が機能未理解、節約方法を知らない層も4割
・年代で異なる価値観:20代はコミュニティ、40代以上は料金重視。サポートもAI vs 店頭で二極化
・コミュニティの価値が浮上:格安SIMに求めること・情報源ともにユーザーコミュニティが2位
格安SIMは「安さ」だけでなく、ユーザー同士のつながりやデータの有効活用が求められる時代に入りつつあります。本調査のデータはデータライブラリにてCSV・PDFで公開中です。出典明記のうえ引用・転載・二次利用が可能です。
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株式会社 ALL CONNECT(オールコネクト)
提供元:PRTIMES