建築業界の危機はナフサだけじゃない--人を増やさず売上を伸ばす「営業×AI」、人手不足と市場縮小に直面する105社の経営者が学んだ最新事例
株式会社 LIFEFUNDホルムズ海峡封鎖による資材高騰の陰で「人手不足」と「市場縮小(競争激化)」が進行。AIに投資しない企業は淘汰される――3月30日、東京に集まった建築業界経営者たちが直視した業界課題とAIによる打開策。
3/30に東京京橋で開催された「第3回建築AI経営研究会」は全国から105名の建築業界経営者が参加した。
株式会社LIFEFUND(本社:静岡県浜松市、代表取締役:白都卓磨)は、2026年3月30日、東京・京橋にて「第3回 建築AI経営研究会」を開催し、過去最多となる全国105社の建築・住宅業界の経営者が参集しました。終了後アンケート(回答68社)の総合満足度は4.53点/5.00点、他社への推薦意向は82.4%を記録。「AIを活用していない現状に恐怖を感じた」(参加企業)といった切実な声が集まり、業界が直面するもう一つの危機が浮かび上がりました。
■ ナフサショックの陰で進む、もう一つの「建築業界の危機」
中東情勢の緊迫化を背景にしたナフサ(原油由来の石油化学原料)不足。断熱材は40%値上げ、ルーフィングは40~50%値上げ、TOTOは4月13日にユニットバスの新規受注を全面停止--。建材メーカーの値上げ・受注制限のアナウンスが3月下旬から相次ぎ、新設住宅着工戸数は4ヶ月連続で前年割れ。引き渡し遅延、資金繰りの逼迫、施主への説明責任。経営者は、自助努力では抗えないマクロの嵐の只中にいます。しかし、業界が直面している危機は、それだけではありません。
帝国データバンクが2026年4月9日に発表した調査によれば、2025年度の人手不足倒産は441件と過去最多を更新。業種別では建設業が112件で全体の25.4%を占め、業種別最多となりました(出典:帝国データバンク「人手不足倒産は441件 前年度比1.3倍、過去最多を更新」 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001312.000043465.html)。
人もモノもコストも、すべてが経営を圧迫している--これが今の建築業界の構造です。資材問題は外的要因として語られやすい一方、人手不足とそれに伴う生産性問題は、自社の経営判断で打ち手を持てる領域でもあります。逆風のなか、自社でコントロールできる最後のレバーとしてAIに本気で投資する経営者が増えています。3月30日に京橋に集まった105社は、まさにその当事者でした。
■ 第一講座(白都氏):人を増やさず売上を伸ばす"営業×AI"の方法論
第一講座は株式会社LIFEFUND代表取締役の白都卓磨氏が務めた。
主催者の白都卓磨氏(株式会社LIFEFUND代表取締役)が伝えたのは、人を採用できない時代に売上を伸ばすための、極めて具体的な経営の打ち手でした。
LIFEFUNDは静岡県浜松市を拠点に、年間119棟(2025年)を手がける工務店。過去10年で売上13.1倍、粗利14.6倍、年平均成長33.1%を実現してきました。同社が経営の中心に据えるのが「AI経営」です。
白都氏が強調したのは、営業×AIで追うべき2つの数字。
ひとつは「主体工数比率」。
今、建築営業の現場では、本来お客様に向き合うべき時間の多くが議事録・日報・見積書・帳票入力などの付帯業務に費やされている--この付帯業務をAIに巻き取らせることで、商談数が増え、追客の質が上がる。
もうひとつは「成約率」。
AIが過去の商談データを学習することで、トップ営業の判断基準を新人にもインストールできる。LIFEFUNDではAI活用事例を全社で集約する「AIナレッジバンク」を運用し、年間9,560時間(正社員5人分)の業務時間削減を実現したと報告しました。
【経営者にとっての示唆】
採用ができない、賃上げ原資もない--その状況下でも売上を伸ばす方法はある。AIで付帯業務を削り、営業の生産性を上げるという選択肢が、机上論ではなく実数値(9,560時間)で示されました。
【一般の方にとっての示唆】
工務店の営業マンが「ご家族に向き合う時間」を、業界全体で取り戻す動きが始まっている。家づくりにおいて、営業の質は最終的な家の満足度に直結する領域です。
「人を減らす話ではない。今いる社員が、今までできなかった仕事に時間を使えるようになる。これが営業×AIの本質です」(白都氏)
■ 第二講座(森氏):属人化を脱し、提案の質を均一化する
第二講座は森大建地産株式会社代表取締役の森秀樹氏が務めた。
第二講座はゲスト講師として三重県で1970年創業の工務店・森大建地産株式会社代表取締役の森秀樹氏が務めました。「かつてAIなんて自社には関係ないと思っていた」と語る森氏は、わずか数年でAIを「会社になくてはならない武器」に変えた実体験を共有しました。
森氏が解決を目指したのは、多くの工務店が抱える3つの課題--営業の属人化、提案書・見積書作成の業務効率の壁、見込み客管理の分散です。同社が実践したのは「AI営業改革4ステップ」:集客は「勘」から「データ」へ、商談は「感触」から「客観データ」へ、受注は「どんぶり勘定」から「科学的経営」へ、育成は「属人的指導」から「24時間AI指導」へ。
特に注目を集めたのが「未来の商談」と名付けられた事例。顧客アンケートの情報だけで、営業マンが顧客に会う前に、パーソナライズされた提案書をAIが完全自動生成する仕組みです。夫婦間の価値観の違いまで言語化し、新築とリフォームの定量比較、ネクストアクションまで提示する精度に、参加者からは「衝撃的だった」(工務店経営者)との声が上がりました。
【経営者にとっての示唆】
トップ営業1人に頼る経営から脱却する具体手段が見えた。提案の質をAIで底上げできれば、若手の戦力化までの期間を短縮でき、採用難の時代に組織として戦えるようになる。
【一般の方にとっての示唆】
これまで「営業マンの当たり外れ」で家づくりの満足度が左右されていた現実が、業界として変わり始めている。誰が担当でも一定水準以上の提案が受けられる時代に向かいつつあります。
森氏が最後に伝えたのは「AI導入は登山と同じ」というメッセージ。
「いきなりエベレスト(完全自動化)を目指すと遭難する。無料ツールで個人業務を楽にする"低山ハイク"から始め、段階的に進めることが成功の鍵です」
■ アンケートが示す「業界の肌感覚」
コミュニケーションを取る建築業界の経営者たち。誰もが「人手不足」や「市場縮小による競争激化」に直面している。
研究会終了後のアンケート(回答68社)は、参加経営者のリアルな現在地を映しています。
- 総合満足度:4.53点/5.00点(第一講座は4.69点で「大変満足」70.6%)
- 継続参加に前向き:83.8%(57社)
- 他社への推薦意向あり:82.4%(56社)
- 「AI活用の理解向上」を成果として挙げた参加者:83.8%(57社)
また、参加企業の自由記述には、業界の肌感覚がそのまま記録されていました。
- 「AIを活用していない現状に恐怖を感じた」(工務店経営者・長崎)
- 「自社の情報を資産化すること、録音することの重要性を学んだ」(工務店経営者・千葉)
- 「コミュニティの価値が大変よく分かった。現場が使えるレベルに終始落とされているのが素晴らしい」(設計事務所・東京)
- 「AIの多様化が理解できた。会社一丸となって一つずつやっていきたい」(リフォーム会社・岡山)
研究会後の懇親会・交流タイムでも、業種を超えた経営者同士で活発な議論が交わされました。第1回約30社、第2回約60社、第3回105社--参加企業数は半年で3倍以上に拡大。建築・住宅業界において「AI経営」が経営アジェンダとして急浮上していることが、数字でも肌感覚でも示されました。
■ 第4回研究会のご案内:「現場×AIで圧倒的生産性向上」
次回・第4回 建築AI経営研究会は2026年6月2日(火)、東京・大手町(およびオンライン同時配信)で開催します。テーマは「現場×AIで圧倒的生産性向上」。ゲスト講師にはEXCEED GROUP冨樫氏を迎えます。建築AI経営研究会のロゴ
日 時:2026年6月2日(火) 13:00~
会 場:東京・大手町/オンライン配信
テーマ:現場×AIで圧倒的生産性向上
定 員:先着120名限定(初回参加費無料)
対 象:建築・住宅業界の経営者・経営幹部
申込先:https://kenchiku-ai.com/260603-2/
逆風のなかで、人を増やさず売上を伸ばす経営の打ち手を学びたい経営者のご参加をお待ちしております。また、メディア関係者様の取材も歓迎いたします。
会社紹介
会社名:株式会社LIFEUFND
代表者:代表取締役 白都卓磨
設 立:2000年(2023年に現社名へ変更)
所在地:静岡県浜松市中央区鴨江三丁目70番23号
売上高:27.1億円(2025年実績)
社員数:62名(2025年12月)
事業内容:注文住宅(ARRCH、PG HOUSE)、不動産、相続コンサルティング、AI教育事業ほか
URL:https://lifefund-recruit.com/
「建築業界のAI浸透を推進します」
ホリエモンAI学校建築校および建築AI経営研究会に関する
メディア関係者様の取材をお待ちしております。
株式会社LIFEFUND
https://lifefund-recruit.com/
■場所:〒432-8023 静岡県浜松市鴨江3丁目70番23号
■連絡先:PR担当:石野 pr.lifefund@gmail.com
提供元:PRTIMES