プロアスリートやオリンピアン御用達ブランドがホビーランナーと完全リモートで共同開発したソックス「comod(y)-tie」

2022/01/25  昌和莫大小 株式会社 

コロナ禍にも負けない、ランナーとの商品共創を実現

プロバスケット、プロボクシングや BMX 選手、さらにはオリンピック選手の試合用ソックスを開発する奈良 県のブランド「OLENO」が、ファンランナー向けのソックスをユーザーと共に共創しました。




■ブランドとユーザーが0から作ったプロダクト

直接ユーザーの声に耳を傾けていると明白になったこと。それは、「『プロが勝つための本番仕様』と、ファンランナーが『楽しく快適に走る』ために必要な作りは大きく違う。ファンランナーの要望に応えるだけでな く、彼らが自らは気付かない課題を解決し、より快適に楽しく走ってもらうためのこの共創企画は、一般的な 既製品に対するインタビュー形式ではなく、女性ランナー6 名とともに半年間、試着試走→フィードバック→ 議論→開発→試走を繰り返す、まさにゼロからスタートでした。

■コロナ禍でもユーザーとの関わりを持ち続ける活路を見出した事例

今回特筆すべきは、「完全リモートで商品開発を行った」という点。 コロナ禍で対面ができない状態のまま企画がスタートし、完成までの半年間、デザインと機能性の打ち合 わせは全て zoomで行い、試作品を郵送して、各自で試着・試走を行っていただくことを繰り返しました。


企画初期には着圧や滑り止めなどプロ仕様の機能をそのまま備えた試作品を提供しましたが、それに対して 「このタイトさは必要ない」、「滑り止めは着脱しにくい」といったリアルな声が。主観的な感想を交わすため、 時には「前回と感じ方が違う」といった意見もありました。一度取り除いた機能を再度組み込むなど、ランナーと開発側の熱心な議論を交えることで徐々にアイデアが1つになっていきました。



■日常生活からアクティブシーンまで使いたくなる!ファンランナーに向けた質の高い機能性とデザイン

ファンランナーのお一人が挙げた「靴下によってはマメができやすくなる」という体験、
実はプロには大変シ ビアな問題です。靴の中でムレが生じると皮が柔らかくなり、ソックスや靴のミスマッチなどからできてしまったマメや水ぶくれがふやけて簡単に破れます。

生傷による激痛とともに走るのは勝負からの離脱を意味することもあります。
そこで「快適さのためだけでなく、「強く走る」ために長時間ドライな足元をキープする」という共通認識を今回の商品開発の起点にしました。
足全体をサポートしてパフォーマンスの低下を軽減、足先の縫合部分を少なくして強度をアッ プなど、随所にプロ仕様のノウハウがファンランナー向けに「トーンダウン」して散りばめられています。 さらに、ファンランナーならではの関心事、「街中でもかっこよく着用」を想定しデザインについても何度も議論を。シューズを履いての見え方だけでなく、屋内で着用時に見える部分のカラーリングなど、女性目線でのご意見を参考にすることで、これまでolenoにはなかったデザインテイストを実現することができました。


・ショートモデルは、ロードでの使用を考慮し足とのフィット感を重視
・クォーターモデルは、トレイルでの使用を考慮しクッション性を重視

長時間の着用でも肌をドライに保ち足裏のダメージを軽減するために、吸水速乾性に優れた素材を使用し、足全体を適度にサポート(カカト、つま先を除く)することで、パフォーマンスの低下を軽減させています。

足先の縫合部分を少なくすることで破れにくくしたりと強度も好評をいただいております。素材は、サスティナブルなエコポリエステル。このプロ仕様の特殊なポリエステルは、水分を素早く吸水し、それを生地の広範囲に拡散させて乾きを早くするという特殊な素材です。



■商品ラインナップ
comod(y)-tie (コモディ タイ)




comod(y)-tie ショート丈
カラー:サーモン / カーキ / グレー
定価 1,540円(税込)


comod(y)-tie クォーター丈
カラー:イエローMIX / チャコール / ネイビー
定価 1,760円(税込)
■試走会と座談会


商品完成後の2021年12月、参加者の方が運営されている「musbi-cafe」様にて試走会と座談会を行いました。完全オンラインで企画を進行していた為、改めてお会いできた喜びと、出来上がった商品を全員で履いて走れるという感動を味わいました。

以下座談会での参加者の皆様の声の一部抜粋と試走会の様子になります。
・仕事も寝る時もこのソックスを使っている。幅がちょうど良くてしんどくない。
・最初のコンセプト通り通常使いとしても使えている。足の裏の感覚を自分なりに理解できてよかった。
・トレランに行ったらくだりも攻めた走りができました。ハイキングにもいいかも。今までは滑るのが当たり前だったし気にも止めなかったけどいざ今回のソックスを履いてみると滑っているんだと感じました。
・山にしか行かないが、よく親指の爪の部分が破れていた。これは破けない。
・買い物時に靴下の裏側をみたりしてみるポイントも変わった。靴下選びのコツがわかってきた。あまり気にしたことはなかったが、普段使っている靴下はこんなに蒸れるんだと気づいた。






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