大学生の食生活に関する実態調査<ガクセイ協賛>

2022/08/08  株式会社 ガロア 

大学生は朝ごはんを食べる習慣がない?

株式会社ガロア (GALOIS Inc.、本社:東京都港区、代表取締役CEO:浅井亮祐、以下当社)は、日本全国の学生を対象に食生活に関する実態調査を行いました。調査の背景、調査結果の概要および詳細は以下の通りです。


■背景
当社は、2014年にサービスを開始した大学生専門の協賛プラットフォーム「ガクセイ協賛」事業を皮切りに、人材・不動産・エンターテイメント・医療など 10カテゴリの事業領域でインターネットを活用した送客プラットフォーム事業を展開しております。
「ガクセイ協賛」の導入団体は現在では600大学5500団体を超えており、当社は、多くの学生の声を直接集めることができる強みを生かし、現代の学生の実態を通して新しい視点をご提案することを目的に調査事業を行っております。

■調査概要
調査期間:2022年06月1日(水)~2022年06月14日(火)
調査対象:全国、ガクセイ協賛に登録する約600の学校の学生
調査方法:インターネット調査
対象者数:4年制・短期大学・専門学校を含む学生599名

■質問項目
Q1.現在の居住形態は?
Q2.それぞれの食事頻度について教えてください。
Q3.朝食を取らない理由を教えてください。
Q4.昼食を取らない理由を教えてください。
Q5.夕食を取らない理由を教えてください。
Q6.食事について当てはまる考えを選んでください。
Q7.普段、主食・主菜・副菜が揃った食事を意識していますか?
Q8.野菜はどれくらいの頻度で食べますか?
Q9.野菜を食べない理由を教えてください。
Q10.それぞれの食事にかける時間について教えてください。
Q11.夕食は大体何時ごろに食べますか?
Q12.「ながら食べ」をすることはありますか?
Q13.何をしながら食べることが多いですか?
Q14.間食や夜食でよく食べるものは?
Q15.次の食品や飲料についての利用頻度を教えてください。
Q16.今までハマったことのある健康的な食品や飲料があれば教えてください。


■回答者の属性【住居】について


食生活の実態調査の結果を解説する前に、調査対象となった大学生の住居・暮らしの詳細について触れる。
今回の実態調査の対象となった599人のうち、家族と同居している学生が59%、食事付きの学生寮や下宿先に住む学生が3%、食事なしの学生寮や下宿先に住む学生が3%、一人暮らしの学生が34%である。

以下で掲載するデータは、食事が提供される環境にいる学生が62%、いない学生が38%であることを前提にご覧いただきたい。

■大学生の3食の頻度について



「それぞれの食事について教えてください。」(n=599)と質問したところ、朝食を毎日食べる人は59%、昼食を毎日食べると回答した人は83%、夕食を毎日食べると回答した人は90%となった。

昼食や夕食の習慣がある人が8割~9割だったのに対して、朝食は6割程度の人しか取っていないことがわかる。


家族と同居している学生と食事付きの学生寮や下宿先に住む学生を「食事の用意がある」、食事なしの学生寮や下宿先に住む学生と一人暮らしの学生を「食事の用意がない」としたとき、朝食を食べる割合はより顕著に別れ、用意がある方が69%、用意がない方が43%という結果になった。

朝食を取らない原因には「用意のあるなし」も大きく関わっているようだ。

・朝食を取らない理由


より詳しく朝食を取らない理由を調査するため、全く食べないを選択した方に対して「朝食を取らない理由を教えてください。」(n=44)と質問した。結果、「朝食の習慣がない」「時間を別のことに使いたい」「お腹が空かないから」「生活リズムが遅いから」などの理由が多く見受けられた。

・昼食を取らない理由

また、同様に昼食や夕食を取らない理由についても詳しく質問をしている。昼食を全くとらないと回答した学生は1人のみであったが、理由については「食べると眠くなってしまうから」という回答が得られている。

・夕食を取らない理由

同じく、夕食を全くとらないと回答した学生は1人のみであった。理由は「食べることで不調になるから(胃もたれ・腹痛)」と回答している。

■大学生の食生活に対する考え方




大学生の食生活に対する考えを調査するため、「食事について当てはまる考えを選んでください。」(n=599)と質問したところ、多くの学生が「質や美味しさが大事(68%)」と回答している。

次いで多かった回答は「栄養バランスが大事(49%)」であった。

栄養バランスについても考えている学生はおよそ2人に1人とやや低い印象を受ける。

・一汁三菜への意識



栄養バランスへの意識を詳しく調査するため、「普段、主食・主菜・副菜が揃った食事を意識していますか?」(n=599)と質問したところ、意識していると回答した方は55%と、全体の半分程度の割合となった。

食に対する意識が質や美味しさに傾いており、栄養については少しおざなりになってしまっているようだ。

■大学生の野菜不足について


同様に、栄養バランスへの意識を詳しく調査するため、「野菜はどれくらいの頻度で食べますか?」(n=599)と質問した。結果は1日3回以上が18%、1日2回以上は42%、1日1回が32%、ほとんど食べないが8%となった。

厚生労働省が策定した、健康政策「健康日本21」の中で示されている野菜の摂取目標量は350gである。この量は1回の食事では現実的にまかないづらい量である。そのため野菜の摂取回数が1日1回以下の学生は野菜不足が懸念される。

・なぜ野菜を食べないのか


前質問で野菜を全く食べないと回答した学生に対して「野菜を食べない理由を教えてください。」(n=46)と質問したところ、「調理が面倒だから」という回答と「野菜が高いから」という回答が多く集まった。

手軽に食事を済ませたいという時間的な要因だけでなく、金銭的な要因も野菜不足に関わっているようだ。

■大学生の食事時間について


「それぞれの食事にかける時間について教えてください。」(n=599)と質問したところ、朝食、昼食、夕食の順にかける時間が少ないことがわかった。

朝食は量が少ないこともあり納得できるが、昼食や夕食ですら「5分以下」や「5分~10分」で済ませてしまう学生も一定割合いる。早食いも食生活の近代的な問題の1つである。



また、夕食を食べると回答した方に「夕食は大体何時ごろに食べますか?」(n=573)と質問したところ、19時~21時(58%)という回答が最も多くなった。健全な時間帯で食事を取る方が多く見られる一方、遅い時間(21時以降)に夕食を摂取する学生も25%いる。

食事時間が夜遅くなることも、食生活の問題の1つである。活動量の少ない深夜に食事をすると、消費エネルギーが少なく余分なエネルギーが脂肪として蓄積されてしまうためだ。

■大学生のながら食べについて


栄養や食事の回数、摂取時間などだけでなく、どのように食事を取るのかも食育・食生活の1つである。そこで、「ながら食べをすることはありますか?」(n=599)と質問したところ、「よくある」と回答した方が61%となった。さらに「たまにある」が27%、「まれにある」が7%、「ない」が5%という結果になっている。





より詳しくながら食べについて調査するた、「何をしながら食べることが多いですか?」(n=572)と質問したところ、スマホと回答する方が多く見られた。

「ながら食べ」自体は、どの時代でもする人が多いが、テレビからスマホへの以降が進んでおり、内容は現代風になっている。

■大学生の間食の習慣について



間食や夜食を食べると回答した学生に対して、「間食や夜食でよく食べるものは?」(n=417)と質問した。結果はチョコレート(58%)という回答が1番多く、アイス(46%)やスナック菓子(42%)にも多くの回答が集まった。

「空腹感を満たせる」「手軽である」「料金が安い」「食事とは違う楽しみ(甘さ)がある」などの間食に求める条件を多く満たすチョコレートが上位となっているのであろう。

■大学生の健康食品



最後に、大学生の健康食品に対する意識を調査するために、「次の食品や飲料についての利用頻度を教えてください。」(n=599)と質問を行った。

結果は「カロリーオフ食品」や「低糖質の食品」への関心は高いが、「特定保健用食品」や「栄養ドリンク」「栄養サプリメント」などの関心はそこまで高くないことがわかった。

健康よりも、ルックスや自分磨きにこだわりが強い20代だからこその結果であろう。

食生活に関する問題の中にはサプリメントに栄養を頼り切っていることなどがあるが、大学生にはさほど関係しないようだ。

具体的にどのような健康食品を購入しているのか、詳しく質問をした結果、多く見られた回答を以下にまとめる。

【0カロリー】
・0カロリーゼリー
・0カロリードリンク
・コカコーラゼロ

【サプリメント】
・ビタミン剤
・サプリ
・チョコラBB

【体づくり】
・プロテイン
・ささみ
・特茶

【栄養機能食品】
・カロリーメイト
・ソイジョイ
・グラノーラ

【その他】
・野菜ジュース
・果物
・豆乳
・乳酸菌飲料
・ヨーグルト(R1など)
・納豆
・野菜
・キレートレモン
・りんご酢
・リポビタンD
・ヤクルト
・ミックスナッツ
・青汁

【今回の調査について】
ガクセイ協賛では、学生や協賛に関する記事やアンケート調査などについて発信しております。
「若者の食生活の問題・乱れの現状、見直し方や改善方法」のより詳しい記事はこちらから確認できます。
https://www.gakuseikyosan.com/media?p=1914

【株式会社ガロアについて】
所在地:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー17F
創立:2014年4月1日
代表者:代表取締役CEO 浅井 亮祐
事業内容:インターネットを活用した送客プラットフォーム事業
プライバシーマーク登録番号:21001310(02)
企業サイトURL:https://www.galoisjapan.com/

【ガクセイ協賛とは】
大学生がいつでもどこでもアプリで協賛金を集められる大学生専門の資金調達アプリです。
導入団体数600大学5500団体突破し、大学研究室・部活サークルなどの団体だけではなく個人利用としてもご利用可能です!
学生にピンポイントでアプローチが可能で、協賛・プロモーション・アンケート調査など学生ターゲットの様々な施策を行うことができます。
下記より、学生集客や学生への協賛などお気軽にご相談くださいませ。
ガクセイ協賛 法人ご相談窓口:https://www.gakuseikyosan.com/sponsorship/?acd=GK&gcd=PRTimes

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