サントリー文化財団 第41回 サントリー学芸賞決定

2019/11/12  サントリーホールディングス 株式会社 


公益財団法人サントリー文化財団(理事長 鳥井信吾)は、第41回「サントリー学芸賞」を下記の8名に贈呈することに決定しました。贈呈式は12月9日(月)に東京で行う予定です。

本賞は「政治・経済」「芸術・文学」「社会・風俗」「思想・歴史」の4部門に分かれ、正賞として楯、副賞として300万円を贈呈します。毎年、前年1月以降に出版された著作物を対象に選考し、広く社会と文化を考える、独創的で優れた研究、評論活動をされた方を顕彰しています。1979年の本賞創設以来、受賞者の数は今年度を含め346名にのぼります。なお、本年2月の当財団設立40周年を機に、人文学・社会科学分野における既存の枠組にとらわれない自由な評論・研究活動のさらなる発展を願い、副賞を従来の200万円から300万円に増額しました。

<受賞者および対象作品>
〔政治・経済部門〕
善教 将大(関西学院大学法学部准教授)
『維新支持の分析 ―― ポピュリズムか,有権者の合理性か』(有斐閣)

山口 慎太郎(東京大学大学院経済学研究科准教授)
『「家族の幸せ」の経済学―― データ分析でわかった結婚、出産、子育ての真実』(光文社)

〔芸術・文学部門〕
桑木野 幸司(大阪大学大学院文学研究科准教授)
『ルネサンス庭園の精神史 ―― 権力と知と美のメディア空間』(白水社)

鈴木 聖子(パリ・ディドロ(パリ第七)大学東アジア言語文化学部助教)
『〈雅楽〉の誕生 ―― 田辺尚雄が見た大東亜の響き』(春秋社)

〔社会・風俗部門〕
小泉 悠(東京大学先端科学技術研究センター特任助教)
『「帝国」ロシアの地政学 ―― 「勢力圏」で読むユーラシア戦略』(東京堂出版)

藤原 辰史(京都大学人文科学研究所准教授)
『分解の哲学 ―― 腐敗と発酵をめぐる思考』(青土社)

〔思想・歴史部門〕
板東 洋介(皇學館大学文学部准教授)
『徂徠学派から国学へ ―― 表現する人間』(ぺりかん社)

古田 徹也(東京大学大学院人文社会系研究科准教授)
『言葉の魂の哲学』(講談社)

-敬称略-


<選考経過>
2018年1月以降に出版された日本語の著作を対象に「政治・経済」「芸術・文学」「社会・風俗」「思想・歴史」の4部門において各選考委員より優れた作品が推薦され、2回にわたる選考委員会での審議を経て、受賞者および作品が決定されました。
選考に際しては、個性豊かで将来が期待される新進の評論家、研究者であること、本人の思想、主張が明確な作品であることに主眼が置かれています。また、代表候補作品だけでなく、これまでの一連の著作活動の業績を総合して選考の対象としています。


<選考委員>
政治・経済部門
大竹文雄氏(大阪大学教授)
北岡伸一氏(国際協力機構理事長)
土居丈朗氏(慶應義塾大学教授)
船橋洋一氏(アジア・パシフィック・イニシアティブ理事長)
牧原 出氏(東京大学教授)
待鳥聡史氏(京都大学教授)

芸術・文学部門
池上裕子氏(神戸大学准教授)
大笹吉雄氏(演劇評論家)
沼野充義氏(東京大学教授)
三浦 篤氏(東京大学教授)
三浦雅士氏(文芸評論家)
渡辺 裕氏(東京音楽大学教授)

社会・風俗部門
奥本大三郎氏(埼玉大学名誉教授)
川本 三郎氏(評論家)
玄田 有史氏(東京大学教授)
佐伯 順子氏(同志社大学教授)
佐藤 卓己氏(京都大学教授)
袴田 茂樹氏(新潟県立大学教授)

思想・歴史部門
宇野重規氏(東京大学教授)
鹿島 茂氏(明治大学教授)
苅部 直氏(東京大学教授)
田中明彦氏(政策研究大学院大学学長)
堂目卓生氏(大阪大学教授)
細谷雄一氏(慶應義塾大学教授)


<公益財団法人サントリー文化財団について>
当財団はサントリーの創業80周年を記念して1979年2月に大阪で設立されました。以来、わが国の国際化、情報化の時代に応えて、社会と文化に関する学術研究の助成、これらの分野における優秀な人材の育成をめざし、わが国および世界の学術文化の発展に寄与することを目的に事業を進めています。
ホームページ https://www.suntory.co.jp/sfnd/

受賞者略歴はこちら https://www.suntory.co.jp/news/article/13599-2.html
選評はこちら https://www.suntory.co.jp/news/article/13599-3.html

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