「子ども食堂2.0」へ 7月25日 北海道伊達市子ども食堂「いちごはうす」で親子向けワークショップ開催

2021/07/25  特定非営利活動法人 キーパーソン21 

お腹と心を満たす子ども食堂で 親子が働くことについて学びます

2021 年 7 月 25日 認定 NPO 法人キーパーソン 21(http://www.keyperson21.org/)(代表:朝山あつこ)は、北海道伊達市にある子ども食堂「いちごはうすの会」(代表:工藤直美)と共に、北海道伊達市の親子に向けてキャリア教育プログラム「すきなものビンゴ&お仕事マップ」を実施します。お腹を満たし安心できる居場所となるこども食堂で、さらに子どもたちが親子の対話から「働くこと」について学びます。


「すきなものビンゴ&お仕事マップ」親子実施の風景、2019年7月20日撮影


1. 開催の目的
子どもが一人でも行ける無料または低額の食堂「こども食堂」は日本全国に4,960箇所となり、コロナ禍の現在も増加しています。
出典:2020年12月むすびえおよび全国の地域ネットワーク共同
そんな中、子ども食堂「いちごはうす」代表の工藤さんは、子どもが親の顔ばかり見ていて全く自分では決められないことを課題と感じ、お腹も心も満たす子どもの居場所という役割を超えて、子どもたちの主体性を育むキーパーソン21のキャリア教育プログラムを導入することになりました。親子ワークショップを通して「自己肯定感が高まり、自分のことが好きになる」「自分のやりたい事に気づく」「将来に向けて自分の生き方を模索するとともに、具体的な展望を持つ」など、自立・自律した子どもたちが伊達市に溢れることを目指します。

2.概要
日時:7/25(日) 13:00-15:00
場所:北海道伊達市 市民活動センター
参加親子:10組
内容:「すきなものビンゴ&お仕事マップ」というワークショップを通して、自分のすきなこと、自分が本当に大切にしたいことを知っていきます。

【参考】協働経緯
伊達市は、第2次 伊達市教育振興基本計画(2019度(平成31年度)~2028年度)の第4編・取り組むべき主な施策として『キャリア教育の充実』を掲げています。現状課題として「社会の変化が加速する中、児童生徒一人ひとりの社会的・職業的自立に向けた資質・能力の育成が重要」「本市においては、小学校段階から中学校段階にかけて、将来の夢や目標を持つ児童生徒の割合が下がる傾向が見られることから、社会の中で自分の役割を果たしながら、自分らしい生き方を実現していく過程で将来の希望につながるキャリア発達*1を支援する取組が必要」としています。
そこで、行政による支援だけに頼らず、地域で子育てをする環境を整えたいと考えていた工藤直美さんは、地域で取り組める手法を探す中で、2020 年 2 月キーパーソン 21 チーム北海道が参加した、北海道内外の 様々な教育関係者が一堂に集う北海道最大級の教育情報イベント「EDUFES 北海道 2020」(主催:EDUFES 北海道実行委員会、北海道札幌市)に来場され、キーパーソン 21 の教育カリキュラムに衝撃を受け、キーパ ーソン 21 チーム北海道にアプローチ下さいました。工藤直美さんは「地方の小さな街で、狭い価値観の中で 子どもも大人も過ごしているのではないかという不安を払しょくできる手法に出会えた」と、メッセージ頂 き、開催の運びとなりました。 *1キャリア発達とは、社会の中で自分の役割を果たしながら、自分らしい生き方を実現していく過程。

団体
名称:認定NPO法人キーパーソン21(特定非営利活動法人 キーパーソン21)
設立:2000年12月10日
本部:神奈川県川崎市中原区新丸子東2-907-25 ハイツ武蔵小杉704
代表理事:朝山あつこ
会員数:456(理事9名, 監事1名, 顧問2名, アドバイザー5名)
全国拠点:北海道、新潟、北関東、東京、川崎、湘南、静岡、沖縄
パートナー団体:6(株式会社植松電機、株式会社感性労働研究所、株式会社クリップアカデミー、認定NPO法人くさつ未来プロジェクト、EGAHOUSE&COMPANY、社会福祉法人生活クラブ)
URL:http://www.keyperson21.org/

キーパーソン21ではあらゆる大人たちが次世代を育むために一緒になって本気で力を注ぐ社会を目指し、持続可能な地域づくりを行っています。私たちは親、教員、企業人三者を対象とした活動を行っています。
・親:親子の相互理解を深め、子どものやりたいを引き出すオンラインプログラム
・教員:先生が生徒のやりたいを引き出すプログラム
・企業人:上司と部下がお互いの意欲の源泉を見出だすプログラム

◆「夢!自分!発見プログラム」経産省主催キャリア教育アワード経済産業大臣賞受賞
「夢!自分!発見!プログラム」は、2016年に、経済産業省主催「キャリア教育アワード経済産業大臣賞(中小企業部門)」を受賞した、子どもたちのやりたい!を引き出すキャリア教育プログラムです。これまで全国各地で20年間、53,266人(2021年3月31日までの延べ人数)の子どもに提供してきました。
地域の様々な大人たちとの出会いの中で、子どもたちが将来の仕事や生き方を考え、本当に大切にしたいことに気づき、主体的に人生を選択して動き出す力を育みます。多数の学校で授業に導入されている教育効果の高いキーパーソン21オリジナルのプログラムです。

◆ 代表理事 朝山あつこ略歴

わくわくして動き出さずにいられない原動力「わくわくエンジン(R)」の発見提唱者。
長男の中学校の学校崩壊がきっかけで、大人も子どもも、自分を活かしていきいきと仕事をして生きていってほしいと願い、2000年にNPO設立。
「夢!自分!発見プロクラム」を開発し、学校、企業、行政、大学、PTAなどと連携し、“一人ひとりのわくわく”から主体的になるキャリア教育を北海道から沖縄まで全国に展開中。これまで、5万人を超える子どもたちにプログラムを提供してきている。

日経WOMAN「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2005」クリエイティブ部門受賞。
神奈川県の大学における男女共同参画推進プログラム検討委員や、
企業のCSR教育プログラムアドバイザー、その他、多数の企業や教員研修を務める。
2017年 経済産業省主催 キャリア教育アワード 中小企業部門最優秀賞を受賞。
2018年 内閣府、文部科学省、厚生労働省、経済産業省の三省連携シンポジウムで基調講演。
2019年~ 相模原市総合計画審議会委員
著書:「ふつうの主婦が見つけたやる気のエンジンのかけ方」

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