大手前学園が、短期大学の統合移転を機にさくら夙川キャンパスに新校舎を設立~新型コロナウイルス感染対策を行いながら新しい環境で、新学期を開始~

2021/04/14  大手前大学 生活協同組合 


 大手前学園(本部:大阪府中央区、理事長:福井要、以下「本学」)は、大手前短期大学の移転統合を機に、さくら夙川キャンパスに新校舎を設立しました。2021年3月31日(水)に竣工式を執り行い、4月12日(月)からは新型コロナウイルス感染対策を行いながら新しい環境での新学期授業が開始しました。

 本学は、建学の精神として“STUDY FOR LIFE(生涯にわたる、人生のための学び)”を掲げ質の高い学習環境を提供しています。
 また、社会のニーズに応え新学部の設立など時代に合わせた変化を加え、さらなる学びの充実を図ってまいりました。

 今年度より、大手前短期大学がさくら夙川キャンパスに移転統合し、新校舎も設立しました。新しいさくら夙川キャンパスと大阪大手前キャンパスの2キャンパスで、学生一人ひとりに寄り添い、地域との連携を深めつつ、今後も時代の変化に応えながら進化し続ける大学をめざします。

■新校舎について
 新校舎のコンセプトは、学生や教員はもちろん、卒業生や地域の方々も気軽に集える「コミュニティの拠点」。外観は住宅街に溶け込む落ち着いた雰囲気に、校舎内は外光を取り入れることで明るく開放感のある設計にと、さまざまな工夫が施されています。1階には食堂や国際交流ラウンジ、3層吹き抜けの中央階段を上がると教室やラーニングコモンズ、研究室などが集まり、学びやアクティビティを通して活発な交流が生まれます。

 さくら夙川キャンパスにはその他にも図書館を中心に、自習室や撮影ブースなど多目的な学びの場を提供する複合施設「メディアライブラリーCELL」や、世界的な建築家の安藤忠雄氏が設計した文化発信の拠点「アートセンター」など学びの意欲を刺激するさまざまな施設を擁しています。新校舎を加え、新たに大学・短大が共存する一体型キャンパスとなることで、より一層の知的好奇心が生まれる場へと進化します。


【大手前学園 理事長・総長 福井要 コメント】
進化する大手前
「脈々と受け継がれる、一人ひとりの学生と親身に接する創立以来の学園風土のもと、
生涯にわたる人生のための学びを」

 本学は、終戦後間もない1946年、混沌とした社会の中でこそ新しい社会を創りあげていく人材を育成するための教育が必要であるという高い理想の志を掲げて開学しました。
 以来、時代の変化や社会の要請に真摯に向き合いながら理想の教育の実現に向けて進化を続け、2021年の本年は学園創立75周年、大手前大学55周年、大手前短期大学70周年、大手前大学大学院25周年を迎えるなど、それぞれの高等教育機関が連携しながら個性と特徴を活かす総合学園として、現在までに社会を支え活躍する5万人を超える人材を送り出しています。
 大手前学園は、“STUDY FOR LIFE(生涯にわたる、人生のための学び)”を建学の精神として掲げ、生涯学び続けることの価値を理解し、自己を高め創造することが実現できる教育をめざしています。
 また創立以来、一人ひとりの学生を大切にし親身に接する教育を提供するなど学生と教職員が極めて近く、心の通い合う家族のような温かい学園風土が脈々と受け継がれています。その中で、どのような時代にあっても、社会が求め社会に役立つ人材を育成するとともに、心豊かな人生を送ることのできる教育の場をめざして、学園全体で教職員一丸となって取り組んでいます。

 2019年にはグローバル化する社会の必要性に応えて日本初の国際看護学部を立ち上げました。また2020年には高齢化社会で高まる社会的ニーズに応えて大手前短期大学に歯科衛生学科が誕生しました。さらに2021年には学びの教育内容をより明確にすべくメディア・芸術学部を建築&芸術学部に学部名称を変更、2022年には総合文化学部を国際日本学部に学部名称の変更を予定するなど、ますます学びの充実を図っています。

 そして、この2021年には、さくら夙川キャンパスに新校舎が完成するとともに、これまで伊丹キャンパスを学びの拠点としていた大手前短期大学をさくら夙川キャンパスへ統合移転するなど、次々と新たな学びの形を創出しています。これらにより、歴史と文化に育まれた文教の地・西宮の夙川と創立の地・大阪の大手前という豊かな学びの環境の2キャンパスで、教育の質に大変重要な意義を持つ教育環境の整備をすすめています。また2010年に立ち上げ生涯教育につながる大手前大学の通信教育課程では、現在3000名近い受講規模に拡大しており、オンラインで学べる通信制大学の先駆として社会に大きな役割を果たしています。

 大手前学園は、建学の精神“STUDY FOR LIFE(生涯にわたる、人生のための学び)”に基づき、教育と研究の質の向上に努めながら、学生一人ひとりに寄り添い、地域社会との連携を深めつつ、今後も時代の変化に応えながら進化を続けてまいります。


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