「Marunouchi Street Park 2021 Spring」実施

2021/04/22  三菱地所 株式会社 

3年目となる今年は春、夏、冬に分散して実施/屋外空間と丸の内仲通りの新しいあり方を検証

 大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり3団体(*)のNPO法人大丸有エリアマネジメント協会と一般社団法人 大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会は、三菱地所株式会社とともに実行委員会を組成し、「Marunouchi Street Park 2021 Spring」を4月24日(土)~ 5月9日(日)の期間に丸の内仲通りにて実施します。



 本社会実験は2019年からスタートし、これまで丸の内仲通りを『天然芝』の緑豊かな公園空間と変え、「都心の広場空間、屋外のゆとり空間」としての通りの新しい活用方法を検証してきました。3年目となる今年は、より歩行者に開かれた「“人”中心の道路」となっていくべく、通りとしての役割や季節ごとの変化を追求し、多様な使い方の検証を行っていくため、「春」「夏」「冬」に実施します。

 春の実施では、全面を芝生で覆わずに歩行導線を確保しつつ、「感じよう、春のストリート」をテーマに空間を構成します。スタンディングワークスペースとしても機能する長さ約5メートルの「“だれでも”ベンチ・カウンター」や、六角形の木製ユニットを組み合わせた、視覚的に楽しく、どこにでも座れる「“どこでも”六角ベンチ」や照明を挟んで両面に座るベニヤで作られた屋根付きの「“つながる”ベンチ」、ラタンソファやガーデンパラソルでプチ・リゾート気分を味わう「“ゆっくり”デッキ」を配置します。また、今回使用した芝については、SDGsに考慮し屋上で再生させるなど循環の取り組みも実施します。

 また昨年同様、定期的な什器消毒や本社会実験の特設ウェブサイトにて、リアルタイムで混雑度が確認できる「Social Distance MAP」など、コロナ対策に考慮しながら行います。
 その他、「Marunouchi Street Park」内では、伝統の製法で完成まで3日を要す欧風カレーがオススメの「BISTRO WAGON by TOKYO KAIKAN」や、モヤシと黄韮入り香港風醤油焼きそばがオススメの「The Peninsula Tokyo」、アフタヌーンティーがオススメの「POINT ET LIGNE」のキッチンカーが出店。多様な来街者がそれぞれの過ごし方を楽しめる設備やスペースにより開放的な道路空間を提供します。
 また本年も、昨年に引き続き、取り組みの効果計測として実証実験を実施します。今回は、「Marunouchi Street Park 2021 Spring」を1つのワークプレイスとして捉え、筑波大学と千葉大学の協力のもと、ウェアラブル心電・呼吸・加速度センサーによる生体計測やアンケート調査等により、都心部の緑豊かな屋外空間で働くことの生産性・快適性・健康効果等を計測します。これにより、働く人にとっての視点から、都心部の緑の意義を明らかにするとともに、屋外で働くことが今後の働き方の有効な選択肢となり得るかを検証します。
 社会実験の場として挑戦し続ける大丸有地区では、本実験を通じて新たな丸の内仲通りのあり方を検証していきます。
「Marunouchi Street Park 2021 Spring」イメージパース昼
「Marunouchi Street Park 2021 Spring」イメージパース夜
通常時の丸の内仲通りの様子
(*)「一般社団法人 大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会(大丸有協議会)、NPO法人 大丸有エリアマネジメント協会(リガーレ)、一般社団法人 大丸有環境共生型まちづくり推進協会(エコッツェリア協会)」の3団体は連携して大丸有地区のまちづくりを推進しています。


実施概要

【名称】
Marunouchi Street Park 2021 Spring

【実施日時】
2021年4月24日(土)~5月9日(日)
※最終日は20時まで(期間中24時間車両交通規制実施)

【実施場所】
丸の内仲通り 丸の内二重橋ビル前ブロック(赤枠内)

【主催】
Marunouchi Street Park 2021 実行委員会
(NPO法人 大丸有エリアマネジメント協会/一般社団法人 大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会/三菱地所株式会社)

【後援】
千代田区(予定)

【URL】
https://marunouchi-streetpark.com
※今後の政府や関係機関、自治体などの要請により変更となる場合がございます。
過去実施の様子(2019 年)



実施内容

 昨年同様、コロナ対策に考慮しながら、「感じよう、春のストリート」をテーマにエリアを構成。今春の実施では全面を芝生で覆わずに歩行導線を確保しつつ、ベンチやカウンターで過ごしながらキッチンカーをご利用いただくなど、それぞれの過ごし方をお楽しみいただけます。

●コロナ対策
安全に過ごしていただくため、「Marunouchi Street Park」内にはアルコール消毒の設置や、スタッフによる簡易清掃をこまめに実施します。また、「マスク会食」「大声での宴会や会議の禁止」「大人数での利用を控える」等の「Good Manners」を策定し、設置看板等で呼びかけをしていきます。加えて本社会実験の特設ウェブサイトでは、毎時更新される「Social Distance MAP」内で混雑状況を来場前に確認することができます。


●“だれでも”ベンチ・カウンター
長さ約5メートルの、長いベンチとカウンターです。訪れた人がいつでも誰でも気軽に利用できるものとして用意しました。カウンターには電源も配備し、スタンディングワークスペースとしても機能します。
“だれでも”ベンチ・カウンター
●“どこでも”六角ベンチ
六角形の木製ユニットを組み合わせた、視覚的にも楽しく、どこに座っても良いベンチです。飛沫が拡散しやすい対面形式ではなく六角形にすることで、それぞれ別の方向を向いて座ることが可能です。
“どこでも”六角ベンチ
●“つながる”ベンチ
照明を挟んで両面に座ることができる屋根付きのベンチです。他人同士が偶然ひとつ屋根の下に居合わせることで不思議とつながったような感覚を得られる体験型アートベンチです。
“つながる”ベンチ
●“ゆっくり”デッキ
自然をゆっくり感じたい人向けの、ウッドデッキスペースです。ラタンソファやガーデンパラソルでプチ・リゾート気分を味わうことができます。夜は間接照明でムーディーな雰囲気もお楽しみいただけます。
“ゆっくり”デッキ
●芝の再生について
今回使用した天然芝は西洋芝を使用。この芝生は、期間終了後、一部は新東京ビルの屋上に移設し、再生にチャレンジし、次の「Marunouchi Street Park」の会場で再利用を目指します。また、残りは特殊肥料生産パートナーへ運び、約8か月かけて有機堆肥へ変わります。

●キッチンカー「BISTRO WAGON by TOKYO KAIKAN」     
(※以下、メニューの金額は全て税込表記)
ランチはいつもの東京會舘カレーとビストロランチ、15:00~は二代目本舘で人気を博した“東苑”の中華メニューがお楽しみいただけます。
【メニュー】(一部)
*ランチタイム(11:00~14:00)
 ・東京會舘カレー ¥1,100
 ・ビストロ煮込みごはん ¥1,000
*東苑の中華メニュー(15:00~20:00)
 ・ワンハンドチャイナ ¥700
 ・“悪大王”のスペアリブ ¥800
【出店日時】
 4月24日(土)~5月9日(日)各11:00~20:00(予定)
東京會舘カレー
キッチンカー外観
●キッチンカー「The Peninsula Tokyo」
ヘイフンテラスで長年愛されているモヤシと黄韮入り香港風醤油焼きそばや人気のアフタヌーンティーとボックスにしたアフタヌーンティーボックスなどお楽しみいただけます。
【メニュー】(一部)
 ・モヤシと黄韮入り香港風醤油焼きそば ¥1,000
 ・海南チキンライス ¥1,000
 ・ヘイフンテラスチャーシューバンズ ¥500
 ・ピーター和牛ビーフバーガー ¥1,000
 ・アフタヌーンティーボックス ¥2,500
 ※メニューによって提供時間が異なります。
【出店日時】
 4月24日(土)~5月1日(土)各10:00~20:00(予定)
モヤシと黄韮入り香港風醤油焼きそば
海南チキンライス
●キッチンカー「POINT ET LIGNE」
パンを使用したスイーツや季節のフルーツサンド、メキシコ人が作る本格タコスなどが入ったアフタヌーンティーなどがお楽しみいただけます。
【メニュー】(一部)
 ・アフタヌーンティー ¥2,376
 ・自家製パンとフレンチデリのセット ¥1,080
 ※メニューによって提供時間が異なります。
【出店日時】
 5月2日(日)~5月9日(日)各11:00~20:00 (予定)
アフタヌーンティー
自家製パンとフレンチデリのセット


実証実験

●実施背景
1.コロナ禍かつ働き方改革の一環としてのリモートワークの推進により、人々が働く場所を自由に選ぶ時代に
2.Well Being(=健康・幸福)と企業の持続的成長の両方を実現するこれからの時代の働き方の文化を検証・提案・実践するためのプロジェクト 「Marunouchi Work Culture Lab」 が始動
3.新型コロナウイルス感染拡大により、新鮮な空気を吸えるオープンエア空間のニーズが向上

~Marunouchi Work Culture Labとは~
個々人が持っている能力を最大化する働き方を主体的に選択することで成果が出れば、一人ひとりの Well Being (=健康・幸福)と企業の持続的成長が両立するという考え方に基づいて、株式会社イトーキ、花王株式会社、東邦レオ株式会社、西川株式会社、三菱地所株式会社の5社が連携して立ち上げたプロジェクト。
実証・分析にあたっては、参加企業の知見の活用に加え、各界有識者へのインタビュー調査、ワーカーに対する意識調査等を通じて仮説を抽出、仮説の実証実験や分析を実施して、多様な視点から新しい働き方を提案する。
(参考)2020年7月31日付/同プロジェクト立ち上げ時プレスリリース:
https://www.mec.co.jp/j/news/archives/mec200731_marunouchi_work_culture_lab.pdf

●実施目的
「Marunouchi Street Park 2021 Spring」を1つのワークプレイスとして捉え、筑波大学と千葉大学の協力のもと、ウェアラブル心電・呼吸・加速度センサーによる生体計測やアンケート調査等により、都心部の緑豊かな屋外空間で働くことによる生産性・快適性・健康効果等を計測します。これにより、働く人にとっての視点から、都心部の緑の意義を明らかにするとともに、屋外で働くことが今後の働き方の有効な選択肢となり得るかを検証します。さらに、どのような作業や仕事が屋外環境で行うのに適しているか検証することで、よりニーズに沿ったグリーンインフラのハード整備に繋げていきます。


同時開催イベント

●Marunouchi GW Festival 2021
丸の内エリアで実施するゴールデンウイーク恒例の文化芸術イベント。今年は、ディズニープリンセスとタイアップしたお花の装飾をエリア各所で展開するほか、オンラインでのトークイベントやクラシックコンサートを実施します。※イベントの内容は変更となる可能性がございます。
開催日時:4月28日(水)~5月9日(日)
開催場所:丸の内仲通り、丸の内ドットコム【公式】YouTubeチャンネル ほか
URL  :https://www.marunouchi.com/


【ご参考】大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり3団体について

 大手町・丸の内・有楽町地区は、公民協調によるサステイナブル・ディベロップメントを通じて、約120haのまち全域で「新しい価値」「魅力と賑わい」の創造に取り組んでいます。
 大丸有まちづくり協議会を中心に公民でまちの将来像を合意し、リガーレが賑わいや都市観光を促進、エコッツェリア協会が社会課題の解決や企業連携によるビジネス創発を具体化しています。




丸の内エリアのまちづくりコンセプト:「丸の内Reデザイン」



三菱地所は、2020年以降の丸の内エリア(大手町・丸の内・有楽町)におけるまちづくりを「丸の内NEXTステージ※」と位置付け、“人・企業が集まり交わることで新たな「価値」を生み出す舞台”を創造していきます。「丸の内Reデザイン」はその実現に向け、まちづくりのあり方から変えていくコンセプトワードです。
※始動リリース: https://www.mec.co.jp/j/news/archives/mec200124_marunouchinext.pdf

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