【倉庫移転に伴う業務課題を調査】約9割が倉庫移転時に「業務の手間」を実感 特に手間がかかるのは、「業務フローの検証」や「棚卸」

2023/02/09  株式会社 ダイアログ 

~52.5%が、倉庫の移転に「半年以上」かかっている実態が明らかに~

 在庫・倉庫管理システム「W3 mimosa」(https://w3mimosa.biz/top/)を提供する株式会社ダイアログ(本社:東京都品川区、代表取締役:方志嘉孝)は、倉庫移転を経験したことがある倉庫業経営者・役員または、製造業の倉庫管理責任者111名に、倉庫移転の課題に関する実態調査を実施いたしましたので、お知らせいたします。



調査サマリー






調査概要

調査概要:倉庫移転の課題に関する実態調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー(R)︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2023年1月19日~同年1月20日
有効回答:倉庫移転を経験したことがある倉庫業経営者・役員または、製造業の倉庫管理責任者111名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。

≪利用条件≫
1 情報の出典元として「株式会社ダイアログ」の名前を明記してください。
2 ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。
URL:https://www.dialog-inc.com/


倉庫移転時の業務に手間を感じている倉庫管理責任者は、90.9%

 「Q1.あなたは、倉庫移転時の業務に手間を感じていますか。」(n=111)と質問したところ、「非常に感じている」が45.9%、「やや感じている」が45.0%という回答となりました。

Q1.あなたは、倉庫移転時の業務に手間を感じていますか。
・非常に感じている:45.9%
・やや感じている:45.0%

・あまり感じていない:8.1%
・全く感じていない:0.0%
・わからない/答えられない:0.9%


「業務の手間」以外に感じている倉庫移転における課題、「実在庫と帳簿在庫とのズレ」が66.7%で最多

 「Q2.「業務の手間」以外に、あなたが感じている、倉庫移転における課題を教えてください(複数回答)」(n=111)と質問したところ、「実在庫と帳簿在庫とのズレ」が66.7%、「人手不足」が64.0%、「人員の育成不十分」が46.8%という回答となりました。

Q2.「業務の手間」以外に、あなたが感じている、倉庫移転における課題を教えてください(複数回答)
・実在庫と帳簿在庫とのズレ:66.7%
・人手不足:64.0%
・人員の育成不十分:46.8%

・移転先のシステム連携ミス:45.0%
・スケジュールの遅延:33.3%
・特にない:0.9%
・その他:0.0%
・わからない/答えられない:0.0%


倉庫移転に伴い、特に手間となっている業務、第1位「業務フローの洗い出し・検証」

 Q1で「非常に感じている」「やや感じている」と回答した方に、「Q3.倉庫移転に伴い、特に手間となっている業務を教えてください。」(n=101)と質問したところ、「移転に伴う在庫の棚卸」が24.7%、「業務フローの洗い出し・検証」が32.7%という回答となりました。

Q3.倉庫移転に伴い、特に手間となっている業務を教えてください。
・移転に伴う在庫の棚卸:24.7%
・業務フローの洗い出し・検証:32.7%
・既存システムの連携準備:15.8%
・運用計画の設計:19.8%
・システム開発・改修:2.0%
・出荷時のピッキング・梱包作業:4.0%
・その他:1.0%
・わからない/答えられない:0.0%


倉庫移転にかかる期間、「5ヶ月以上」が半数以上

 Q1で「非常に感じている」「やや感じている」と回答した方に、「Q4.倉庫移転にどのくらいの期間がかかっていますか。」(n=101)と質問したところ、「半年以上」が17.7%、「5ヶ月~半年未満」が34.7%という回答となりました。

Q4.倉庫移転にどのくらいの期間がかかっていますか。
・半年以上:17.7%
・5ヶ月~半年未満:34.7%

・4~5ヶ月未満:16.8%
・3~4ヶ月未満:15.8%
・2~3ヶ月未満:5.9%
・1~2ヶ月未満:3.0%
・1ヶ月未満:3.0%
・わからない/答えられない:3.0%


倉庫移転に伴う業務が効率化できていない理由、「運用ルールやマニュアルの見直しがおこなえていないから」が54.5%で最多

 Q1で「非常に感じている」「やや感じている」と回答した方に、「Q5.倉庫移転に伴う業務を効率化ができていない理由を教えてください。(複数回答)」(n=101)と質問したところ、「運用ルールやマニュアルの見直しが行えていないから」が54.5%、「効率化の方法がわからないから」が51.5%、「業務の属人化が発生しているから」が51.5%という回答となりました。

Q5.倉庫移転に伴う業務を効率化ができていない理由を教えてください。(複数回答)
・運用ルールやマニュアルの見直しが行えていないから:54.5%
・効率化の方法がわからないから:51.5%
・業務の属人化が発生しているから:51.5%

・そもそも効率化すべき作業がわからないから:42.6%
・効率化の取り組みを行う予算がないから:37.6%
・効率化の取り組みに伴う取引先との連携がうまくとれないから:24.8%
・その他:0.0%
・わからない/答えられない:1.0%


倉庫移転に伴う業務が効率化できていない理由、「自動化が進んでいない」や「人員確保ができない」などの声

 Q5で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q6.Q5で回答した以外に、倉庫移転に伴う業務を効率化ができていない理由があれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=100)と質問したところ、「自動化が進んでない」や「人員確保ができない」など54の回答を得ることができました。

<自由回答・一部抜粋>
・57歳:自動化が進んでない。
・34歳:人員確保ができない。
・42歳:人手不足。
・38歳:会社の体質。
・33歳:他の仕事で手一杯なため。
・59歳:煩雑だから。
・55歳:人に仕事がついている為。


倉庫移転に伴い業務の効率化を達成するために実施している対策、「業務手順の見直しを行った」が55.6%で最多

 Q1で「あまり感じていない」「全く感じていない」と回答した方に、「Q7.倉庫移転に伴う業務の効率化を達成するために実施している対策を教えてください。(複数回答)」(n=9)と質問したところ、「業務手順の見直しを行った」が55.6%、「システム・ロボット導入による自動化を推進した」が11.1%、「コンサル会社へ相談した」が11.1%という回答となりました。

Q7.倉庫移転に伴う業務の効率化を達成するために実施している対策を教えてください。(複数回答)
・業務手順の見直しを行った:55.6%
・システム・ロボット導入による自動化を推進した:11.1%
・コンサル会社へ相談した:11.1%

・システムを構築するベンダーの見直しを行った:11.1%
・移転に伴うロケーションの見直しを行った:11.1%
・特にない:22.2%
・その他:0.0%
・わからない/答えられない:0.0%


まとめ

 今回は、倉庫移転を経験したことがある倉庫業経営者・役員または、製造業の倉庫管理責任者111名に、倉庫移転の課題に関する実態調査を実施しました。

 ほとんどが倉庫移転時の業務に「手間」を実感しており、特に手間となっている業務として、「業務フローの洗い出し・検証」や「移転に伴う在庫の棚卸」となりました。また、倉庫移転には、半数以上が5ヶ月以上の期間をかけており、さらに運用ルールやマニュアルの見直しが行えていない」などといった理由から、業務効率化が出来てない実態が明らかになりました。

 これからは、倉庫移転時の業務にかかる手間を削減するには、業務効率化をすることがカギとなってきます。一度、物流課題解決のノウハウをもつプロに相談することで、倉庫移転に伴う倉庫業運営の課題解決の糸口が見つかるのかもしれません。


ダイアログとは

 2013年11月創業。株式会社ダイアログ(東京都品川区、代表者: 方志嘉孝)は物流×ITをテーマに、物流領域のイノベーションを実現するソリューションを提供する物流領域のプロフェッショナル集団。

 主力ソリューションであるクラウド型WMS「W3 SIRIUS」は、オムニチャネル、複数拠点の在庫一元管理を実現する高機能モデルとして高評価を獲得。年間流通総額2200億円を実現し、2018年にはASPIC IoT-AIクラウドアワードにて、ASP・SaaS部門の社会・業界特化系分野先進技術賞を受賞。また、WMS以外にもリバース物流活用サービス「SMARI」を企画・開発し、2020年12月時点で約2700店舗のローソンへの導入を実施している。
https://www.dialog-inc.com/


会社概要

会社名  :株式会社ダイアログ
設立   :2013年11月8日
代表取締役:方志嘉孝
所在地  :〒141‐0031 東京都品川区西五反田2-12-3 第一誠実ビル8F
事業内容 :WEBアプリケーションシステム企画・開発
      スマートフォンアプリ企画・開発
      物流・販売等業務基幹システム導入・コンサルティング
      業務システム用機器選定/販売
URL   :https://www.dialog-inc.com/

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