株式会社ストラテジックキャピタルの広告に係る当社意見のお知らせ

2024/06/04  極東開発工業 株式会社 

2024 年 6 月 4 日

極東開発工業株式会社

株式会社ストラテジックキャピタルの広告に係る当社意見のお知らせ

当社は、「日本経済新聞 2024 年6月4日付朝刊 全国版(18 面)」における株式会社ストラテジックキャピタルの広告(以下、本広告)に係る当社意見を、以下の通りお知らせいたします。



当社グループでは現在、2031 年3月期(2030 年度)を見据えた長期経営ビジョン ~Kyokuto Kaihatsu 2030~の実現に向けた第1ステップである、本年度を最終年度とした中期経営計画(3カ年計画)2022-24 ~Creating The Future As One~(2022 年4月1日~2025 年3月 31 日)(以下、本計画)を実行し、グループ間シナジーの強化と成長への積極的投資によって強固な基盤・基礎づくりに取り組んでおります。

本計画に関し、本広告において「極東開発は 23 年5月、24 年5月と2年連続で中期経営計画の目標を下方修正しています。」との記載がございますが、2023 年5月においては、計画当初より経済情勢及び市場が悪化したことに伴い、連結営業利益率の目標を当初の9%以上から7%以上に見直しを行っておりますものの、2024 年5月においては中期経営計画の目標の修正は行っておりません。

2024 年5月 14 日付「2024 年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」にて開示しております通り、2025 年3月期の通期の連結業績予想値と本計画最終年度目標値に乖離があるものの、当社グループでは本年度中において採りうる施策・手段を最大限に講じ、目標値の達成に向けて業績の向上に努めてまいります。

なお当社では、本広告の内容に関し株式会社ストラテジックキャピタルに撤回若しくは訂正を求めておりますので併せてお知らせいたします。

以上

(ご参考)

【長期経営ビジョン ~Kyokuto Kaihatsu 2030~】

長期経営ビジョンでは、「サステナブル社会の実現・発展に貢献する業界をリードするグローバルな総合インフラメーカー」を目指します。

(1)サステナビリティビジョン
・CO2 排出量削減率:△38%以上
※極東開発工業、日本トレクス、極東開発パーキングにおける 2013 年度
(2014 年3月期)比の原単位
・リサイクル率 :99.0%以上の維持

(2)経営業績ビジョン
・連結売上高 :2,000 億円
・連結営業利益率 :10%以上
・ROE :10%

【中期経営計画 2022-24 ~Creating The Future As One~】
長期経営ビジョンの第1ステップとして策定した本計画では、4つの基本方針を定め、確実な計画実行により極東開発グループの基盤確立を図ります。また、企業価値向上のため、これまでの事業活動で得た資金や有利子負債の活用により、「成長への積極的投資」と「社会・ステークホルダーへの還元」とのバランスを考慮した戦略を実行いたします。

1.基本方針

(1)社会的課題解決への貢献と価値提供の追求
(2)生産性向上と利益体質の強化
(3)持続的成長と変革を支える強固な事業基盤の構築
(4)企業価値向上を目指したキャッシュフローの最適分配

2.サステナビリティ目標(2025 年3月期)

・CO2 排出量削減率:△10%以上
※極東開発工業、日本トレクス、極東開発パーキングにおける 2020 年度
(2021 年3月期)比の原単位
・リサイクル率 :
99.0%以上の維持

3.業績目標(2025 年3月期)

・連結売上高 :1,400 億円以上(新規 M&A 成長含む)
・連結営業利益率 :7%以上
・ROE :6%

4.財務方針

・戦略投資 : 成長投資 300 億円以上 (2024 年3月期までの累計実績 232 億円)
新規 M&A 投資約 100 億円
・株主還元 : 総還元性向 100% (本計画期間中)
1株当たり年間配当金額下限 54 円+機動的な自己株式取得の実施

5.資本コスト(2024 年3月末

・WACC(加重平均資本コスト): 約6%と推定 (内、株主資本コスト:約7%と推定)

当社では最重要課題の一つである企業価値向上に向け、引き続き資本コストを意識した経営を推進し、株主還元の強化や有利子負債の活用等により資本効率の向上を図ってまいります。

以上

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