東急コミュニティー×テクノフレックス 在宅避難時用防災設備「マンション向け非常用貯水槽」販売開始 - マンション管理会社が考える減災への取組み

2023/09/29  株式会社 東急コミュニティー 

2023 年 9 月 29 日
株式会社東急コミュニティー

東急コミュニティー×テクノフレックス
在宅避難時用防災設備「マンション向け非常用貯水槽」販売開始
マンション管理会社が考える減災への取組み


株式会社東急コミュニティー(本社:東京都世田谷区、社長:木村 昌平)は、減災への取組み強化を目的に設置工事だけで在宅避難時の飲用水確保ができる非常用貯水槽を水道配管等の大手メーカーである株式会社テクノフレックス( 本社:東京都台東区、 社長:前島 岳)と共同企画し、取り扱いを首都圏にて順次開始いたしますので、お知らせいたします。

■商品企画・販売の背景・経緯

当社は全国のマンション約 50 万戸を管理する総合不動産管理会社です。社会インフラに関わる企業としてお客様の暮らしや生活の安全を支えるべく、災害時のマンションのインフラ確保等、減災への取り組みを強化しております。昨今、東京都による「東京とどまるマンション普及促進事業」施行をはじめ、都市直下型の災害発生時は「浸水や土砂災害の恐れが低い場所では在宅避難を行う」という考えが浸透しており在宅避難時に向けた電気・水道・ガスなどのライフライン確保は不可欠です。このライフラインの中でもとりわけ優先度の高い「水」確保において災害時に必要な飲用水は 1 日 1 人あたり 3L とされており、3 日分×人数分は最低でも確保することが望ましいとされています。そこで、当社は株式会社テクノフレックスと 2022 年 2 月よりマンション共用部のパイプスペースに設置しやすい形状の非常用貯水槽を共同企画いたしました。

■マンション向け非常用貯水槽について

株式会社テクノフレックスの非常用貯水槽「マルチアクア」は水道管と水道管の間に貯水機能を持つ水質を劣化させない構造のタンクを設けることで、災害発生時に貯水した水を供給できる仕組みです。

当社は長年お客様に寄り添ってきた管理会社の観点から、マンションに適した設置場所と形状について提案、検討して参りました。

設置場所を平時の管理・災害時の利用を踏まえて最適なマンション共用部のパイプスペースにし、従前の「マルチアクア」は横型形状であるのに対し、設置場所に最適な縦型に形状変更しました。

マンション向け非常用貯水槽の容量は 36L です。(4 人家族想定で 3 日間必要最低限の備えを確保)

全戸一括据え付けでの販売を想定し、今後給水管更新等の関連工事を予定している首都圏のマンション管理組合様から、順次ご提案する計画です。「マンション向け非常用貯水槽」は東京都が実施している「東京とどまるマンション普及促進事業」の費用補助対象となる防災備蓄資器材にも該当することから、本事業の活用も合わせてご提案してまいります。

東京とどまるマンション普及促進事業概要パンフレットより引用

※一定の設置スペースが必要なことや配管の状況等から、設置できないマンションもございます

■東急コミュニティーについて

当社は 1970 年の設立以来、マンション、ビル、商業施設や公共施設など、多様な施設の管理・運営を手掛ける総合不動産管理会社です。管理組合運営や建物管理・工事にとどまらず、お客さまが安心・安全で快適なマンションライフを生涯にわたって過ごせるよう、住まいと暮らしを支えるサービスの提供に力を入れてまいります。

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