２０２４．１．２６
浜松市カーボンニュートラル達成事業者認定制度で「2 つ星」を取得
～東京証券取引所「カーボン・クレジット市場」で J-クレジットによるオフセットを活用～
静岡銀行 (頭取 八木 稔) では、しずおかフィナンシャルグループの第1次中期経営計画「Xover～新時代を拓く」においてサステナビリティ指標の1つに「静岡県内の温室効果ガス排出量の削減（2030年度までに46％削減）」を掲げ、地域における脱炭素化を推進しています。
また、グループとして、2030年度までにカーボンニュートラル(Scope1､2)の達成をめざすなか、積極的に省エネ設備や再生可能エネルギーを導入するとともに、地域企業の脱炭素経営を支援するCO2排出量算定サービス「しずおかGXサポート」の提供や、東京証券取引所が開設した「カーボン・クレジット市場」への参加など、グループ各社と連携しながら地域の課題解決に取り組んでいます。
このたび、本活動の一環として、浜松市が実施する「浜松市カーボンニュートラル達成事業者認定制度」に申請し、最上位の「2 つ星」を取得しました。そのなかで、東京証券取引所の「カーボン・クレジット市場」を通じて購入した J-クレジットを償却することで、カーボン・オフセットを実施しましたので、その概要をご案内します。
なお、今回の「カーボン・クレジット市場」での取引および償却は静岡銀行では初めてとなります。
１．浜松市カーボンニュートラル達成事業者認定制度について
（１）認定日／1 月 26 日（金）（２）認定企業／11 社（1 つ星 6 社、2 つ星 5 社）（３）認定要件／浜松市内に立地する事業所（複数ある場合はすべて）で認定要件を満たすこと
①1 つ星／エネルギー起源の CO2 排出のうち、電力使用にともなう CO2 排出の実質ゼロを達成（当該事業所に設置されたコージェネレーションシステムにより発電した電力は除外）
②2 つ星／エネルギー起源の CO2 排出の実質ゼロを達成（社用車等の車両に使用するエネルギーは除外）
（４）静岡銀行の取り組み
〇浜松市内の営業拠点 31 カ所で使用するエネルギーのすべて（車両を除く）から排出される CO2 が実質ゼロとなり、同制度が定める「浜松市カーボンニュートラル達成事業者」の要件を達成しました。
２．東京証券取引所「カーボン・クレジット市場」を通じたカーボン・オフセットの実施について
〇静岡銀行では、2023 年 7 月より浜松市内の営業拠点を含む全行で、中部電力ミライズ株式会社から CO2 排出量実質ゼロの電気を導入しています。
〇今般の「浜松市カーボンニュートラル達成事業者認定制度」にあわせ、各拠点でのガス使用分と静岡銀行が直接、電力会社と契約を締結していない店舗（テナントとして入居する拠点）でのCO2 年間排出量に相当する 100 トン分の J-クレジットを東京証券取引所「カーボン・クレジット市場」で調達し、償却しました。
